ラジオ・シャック
 

ラジオ・シャックで公開している図面について

ラジオ・シャックで公開している回路図や構造図の作成と公開について紹介します。詳細については下記をご覧ください。回路図エディタで使える自作の真空管用部品ライブラリもあります。

回路図について   構造図について   公開用ファイル形式について

 

ラジオ・シャックで公開している回路図について

ラジオ・シャックで公開している回路図は「回路図エディタ BSch3V」で作成しています。BSch(“ビースケ”と呼んでいる人もいるようです。)は『水魚堂』さんが開発し,配布してくださっているフリーウェアです。(水魚堂さんに感謝。)

回路図エディタ BSch3V

回路図エディタの最新版は2005年6月現在,BSch3V となっており,ベクトルパターンに対応しているため,以前のBSch3までと比べて非常に綺麗になりました。また,ズームイン/ズームアウトの機能も強化されており,見やすくなりました。
なお,この機能を有効にするにはベクトルパターン対応の部品ライブラリが必要で,以前のバージョンのライブラリはそのままではベクトル化されません。そこで,主に真空管回路で使うために自作していた部品ライブラリを BSch3V 用に作り直しました。

以下は現在使用している自作の BSch3V のライブラリです。拡張子は“LB3”です。メタファイルですからそのまま開いても「何のこっちゃ」となってしまいますので,ご注意ください。BSchをお持ちの方はダウンロードしてお使いくださっても結構です。
部品ライブラリはドラッグの機能に対応させるためにすべての部品にピンを付け,部品エリアを最少化しています。
また,各ライブラリファイルは以前のものを LCoV Version 0.43 で作成し直し,ビットパターンを削除しました。これによりファイルサイズが約半分になりましたが,BSch3V のベクトルパターン専用となっています。(ビットパターンは持っていません。)ライブラリの編集には LCoV Version 0.43 以降をお使いください。
2007年2月から3月にかけていくつかの見直しを行いました。真空管のライブラリを分割し,5つに分けました。メータのライブラリを独立させました。トランスのライブラリを2つに分けました。その他の部品ライブラリについても若干の手直しをしました。ライブラリ開発用の記号をひとつにまとめて独立させました。(このライブラリは普段回路図を描くときに使うものではありません。)

1. TUBE(ST).lb3 25kB 2011/11/18 真空管(ST管)とヒータ記号のライブラリです。
2. TUBE(GT).lb3 38kB 2011/05/26 真空管(GT管,G管)とヒータ記号のライブラリです。
3. TUBE(mT).lb3 49kB 2011/05/26 真空管(ミニチュア管)とヒータ記号のライブラリです。
4. TUBE(etc).lb3 4kB 2007/02/06 上記以外の真空管記号のライブラリです。
5. TUBE(form).lb3 16kB 2012/02/04 種類別真空管の汎用記号のライブラリです。ピン番号は非表示になっています。
6. LCR.lb3 18kB 2011/10/08 コンデンサ,バリコン,抵抗器,可変抵抗器,チョークコイルなどのライブラリです。
7. COIL.lb3 82kB 2010/08/09 高周波コイル,中間周波トランスなどのライブラリです。
8. SWITCH.lb3 39kB 2011/05/13 スイッチ,ロータリースイッチ,シーメンスキーのライブラリです。
9. TRANS(standard).lb3 35kB 2011/03/28 電源トランス,段間トランス,出力トランスなどの汎用ライブラリです。
10. TRANS(individual).lb3 65kB 2010/09/05 市販の各種トランスの個別ライブラリです。
11. SEMICON.lb3 5kB 2011/10/05 個別半導体(Tr,ダイオードなど)や3端子レギュレータなどのライブラリです。
12. SOCKET.lb3 9kB 2009/03/03 真空管ソケットのライブラリです。
13. METER.lb3 6kB 2007/02/11 電圧計,電流計,直流用,汎用などの各種メータ記号のライブラリです。
14. HYBRID.lb3 29kB 2008/12/27 松下電器製CR複合部品のライブラリです。
15. MISC.lb3 24kB 2011/02/10 ランプ,ヒューズ,アンテナ,端子,コネクタやグラウンド記号,シールド記号などその他諸々のライブラリです。
16. BLOCK.lb3 18kB 2010/03/26 オペアンプ,フィルタなどの各種回路ブロックのライブラリです。アマチュア局の送信機系統図などでブロックダイアグラムを描くときにも便利です。
17. templates.lb3 9kB 2007/03/19 ライブラリ作成用記号のライブラリです。(ライブラリ開発専用です。)

《 回路図エディタ及び部品ライブラリの使い方 》

  1. 回路図エディタ BSch3V(bsch3v.exe)を任意のフォルダにインストールし,その同じフォルダ内に部品ライブラリを収めるためのサブフォルダ(例えば Library など)を作成します。
     
  2. 部品ライブラリフォルダに上記のライブラリファイル(拡張子:lb3)をダウンロードして格納します。
    ライブラリファイルをダウンロードするにはファイル名にマウスカーソルを合わせ,マウスの右クリックで開くポップアップメニューから〔対象をファイルに保存(A)...〕をクリックして,上記のサブフォルダを指定します。必要なライブラリファイルについてこの要領を繰り返します。
     
  3. 回路図エディタ BSch3Vを起動し,メニューバーから[設定] - [ライブラリ]をクリックして表示される[ライブラリの設定]ダイアログでエディタで使用するライブラリを設定します。
    ([Add]ボタンで使用する部品ライブラリファイルを追加します。)
     
  4. 部品ライブラリファイルを自分で編集する場合は,回路図エディタ BSch3Vをインストールした同じフォルダに「ライブラリエディタ」(LCoV)をインストールしておきます。
     
  5. また,回路図に部品に部品番号(R1, R2, ...など)を自動的に振り当てる「部品番号割付ユーティリティ」(NUT3W)や回路図から使用している部品の一覧表を作成する「部品リストユーティリティ」(PL3W)も上記のフォルダにインストールしておくと便利です。
     
  6. 作成した回路図ファイルは拡張子が“ce3”となります。この拡張子に対してファイルの関連付けを「BSch3V(bsch3v.exe) で開く」ように設定しておくと,回路図ファイルをダブルクリックして開くことが出来るようになります。

《 回路図の編集について 》

  1. 部品によってはエイリアス名によって再利用しているものがあります。(特に真空管では多用しています。回路図に配置するときはこのことを意識する必要はありません。)
     
  2. 真空管ライブラリの中には種類別(DIODEやTRIODEなど)と,個別の名称(6BA6など)の2種類があります。適当に使い分けてください。種類別の部品記号はそのままでも使えますが,回路図に配置した後で個別の名称やピン番号に変更して使うこともできます。 。
     
  3. 上記の部品ライブラリによって回路図に配置した部品は[アトリビュート]の[番号],[値または名前],[使用ブロック値]を任意に編集してください。(編集の方法は下記の《 部品の編集について 》を参照してください。)
     
    1. [番号]には初期値としてライブラリで設定した記号(例えば“R”など)が表示されていますが,「部品番号割付ユーティリティ」を実行すれば自動的に R1, R2, ...などに置き換わります。
       
    2. 特にCR類は[値または名前]を抵抗値や容量などの特性値や定格に書き換えておくと便利です。必要ない場合は初期値を削除してください。なお,表示する値の単位に使うΩやμなどのギリシア文字は日本語変換で「おめが」や「みゅー」などを入力して変換します。
       
    3. 真空管のマルチユニット(双極管)やロータリスイッチなどで連動するものは,配置した後で,使用ブロックを変更することにより,それぞれのブロックを表現できます。
      例: 12AU7ではブロック番号が“1”ではプレート,グリッド,カソードが 1, 2, 3 ピンとなり,ブロック番号が“2”では 6, 7, 8 ピンとなります。
       
    4. [使用ブロック]は2連バリコン,3連バリコンや連動スイッチで使えます。提供するライブラリでは連動スイッチは8連までとなっています。
     
  4. 回路図に注意書きや備忘録を書き込むときは,メニューバーの[ツール]又はツールバーのアイコンから[コメント]をクリックして入力します。(タグやラベルでは全角文字が使えません。)

《 部品の編集について 》

下記の2.項については,部品の作成や詳細な編集を行うための「部品ライブラリエディタ LCoV (lcov.exe) 」を用いて行います。前もって LCoV を回路図エディタ Bsch3V と同じフォルダにインストールしておきましょう。
     
  1. 回路図に配置した部品の[番号],[値または名前],[使用ブロック],その他の情報の変更や,[縦書き],[非表示]の切り替えは次の手順で行います。
     
    1. BSch3V で回路図を開き,編集したい部品をダブルクリックします。すると〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログが開きます。
       
    2. 〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログでは,その部品の[番号]や[値または名前]を変更する,それらを[縦書き]にする,[非表示]にするなどができ,その他のさまざまな情報も編集することができます。
       
    3. 編集が終わったら〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログの〔OK〕ボタンをクリックします。
     
  2. 回路図に配置した部品のピンに表示されるピン番号の変更や,さまざまな表示設定の変更は次の手順で行います。
     
    1. BSch3V で回路図を開き,編集したい部品をダブルクリックします。すると〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログが開きます。
       
    2. 〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログにある〔LCoVで編集〕ボタンをクリックして部品の図を表示させます。これは部品ライブラリエディタ LCoV によって表示されるので,別画面になります。
       
    3. 表示されている部品のピンをダブルクリックして〔ピンのプロパティ〕ダイアログを表示させ,ピンの[名前],[番号],[番号の非表示],端子形状・表示位置を設定します。
       
    4. ピンの設定が終わったら LCoV の編集画面の〔×〕ボタンをクリックし,「現在のドキュメントを保存しますか」には〔はい〕をクリックしてそのまま閉じます。
       
    5. 編集が終わると〔パーツのアトリビュート設定〕ダイアログに戻るので〔OK〕ボタンをクリックします。

「回路図エディタ BSch3V」の詳細については下記の水魚堂さんのWebサイトへアクセスしてみてください。
回路図エディタの他にもやライブラリエディタ(LCoV),部品番号割付ユーティリティ(NUT3W),部品リストユーティリティ(PL3W)など便利なツールがいろいろあります。

水魚堂さんのWebサイト ⇒ http://www.suigyodo.com/online/index.htm

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ラジオ・シャックで公開している構造図について

ラジオ・シャックで公開している構造図は有名な2次元汎用CADソフト「Jw−CAD」のウィンドウズ版(Jw−win)で作成しています。

2次元CAD

このソフトウェアの詳細については下記のWebサイトへアクセスしてみてください。

Jw−CADのWebサイト ⇒ http://www.jwcad.net/index.htm

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ラジオ・シャックで公開している図面ファイルの形式について

PDFファイル

公開用の回路図や構造図などは原則としてPDFファイルとしています。PDFファイルへの変換には,最近では「Adobe Acrobat」を使用しています。
その他にライセンスフリーの「CutePDF Writer」や「PrimoPDF」などもあります。以前はフリーソフトの「CutePDF Writer」を使用していましたが,変換の精度もよいように感じられ,Adobe Acrobat に慣れている方にはこちらのほうが使いやすいかもしれません。
これらのソフトウェアの詳細については下記のWebサイト(英文)をご覧ください。なお,CutePDF Writer の場合はコンバータ (Ghostscript) もインストールする必要があり,本体とコンバータの2つをダウンロードします。

CutePDF Writer の Web サイト ⇒ http://www.cutepdf.com/Products/CutePDF/writer.asp

PrimoPDF(日本語版) の Web サイト ⇒ http://www.xlsoft.com/jp/products/primopdf/index.html

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