腸相(ちょうそう=大腸の姿)は健康のバロメーター
〜 潰瘍性大腸炎闘病の記録 (下) 〜
185日にわたる入院生活を終え、9月に予定されている大腸全摘出手術に向けて日々、体力の回復に努めました。
藁にもすがる思いで、身体に良いと思われることは何でもしてみました。
(足つぼマッサージ、リンパマッサージ、温泉、岩盤浴、樹液シート、ストレッチ、栄養補助食品、加圧トレーニング)
何かしらアクションを起こすことで自分のテンションも上がります。
『健康な身体に戻りつつある!!!』という満足感を味わうのと同時に、次の目標(秋にはゴルフがしたい!)を設定している自分がいます。
『自分は身体に良いことをしている!!!』と思う事でますます力が沸いてきます。
徐々に身体の調子が良くなっていくのがわかりました。
☆大腸ストマ
9月12日の手術までに体力を回復させるため、荒れてしまった大腸を使わないようにストマ(大腸の始まり部分に人工肛門をつくった)をつくりました。
これで、何とか食事ができるようになりました。
腸をお腹から直接出しているので、ストマの管理は大変で荒れるとかなり痛みを伴います。
それに付ける薬はなく、荒れたその上にストマの面版(強力なシールになっています)を貼らなくてはなりません。
皮膚を保護するシートや粉はあるものの、荒れを治す働きをするものではなく、便汁を防ぎ染み込ませないためのものです。
荒れによる痛みをなくす方法をいろいろ工夫してみました。
一つは“アロエ”の汁を絞り塗ることでした。アロエを面版が当たる全体、ストマ周りの荒れた部分に幾度も幾度も塗り重ねます。(薄く膜が貼り乾いたらまた塗る。を繰り返す)
また、乾かないと面版が貼れないため、装着までに時間がかかります。
7月20日(木曜日)
退院の翌日、妻の運転で湯河原に湯治に行く。
退院が決まり、妻が予約した所だ。
体力回復のためのデトックスが目的だ。
仕事をするには体力が持たない。自信がない・・・・・・・・・・・・・・・・。
気力、体力共に自信のない姿を社員には見られたくはないし、1週間程度はここで静養しよう。
ここは健康道場のような所だ。
到着後、ここに来た理由や健康状態を話し、簡単な小型の器具で健康チェックを受ける。
私が鉄製の棒を片手に持ち、先生が細い棒を足のあちこちに接触させる。
ビー、ビーと時折音がする。
波形により頭部、胸部、腹部、下肢のそれぞれがどの程度ストレスを受けているかが解るらしい。
私は病後ということもあり、かなりのストレスを受けているようだ。
帰りの際にもチェックし、この滞在でどの程度解消できたか計測する。
次は、潰瘍性大腸炎についてビデオを見ながら改めて勉強した。
大腸は、人間の食べた物が最後に通る所で、身体の調子そのものが現われる所である。
従って大腸の様子(腸相)を見れば、その人の健康度も解るものだと教わった。
ビデオの中の医師が腸をきれいにするという生の乳酸菌??? かな?
液体だが、腸にはそれが良いと言っていた。
早速、その液体を購入し飲んでみる。
ここに滞在している間だけでも飲んでみよう。
とにかく・・・今は藁にもすがりたい、良いと言われる事は何でもやってみよう。
ストレス解消にはマイナスイオンが良いと言い、シベリアモミのアロマオイルを部屋に置いた。
森林の香り、なんだかとってもすがすがしいに臭いだ。
ここにはいろいろな病気の人が訪れるらしい。
潰瘍、ガン、脳梗塞・・・・・・・・・・・
治療として、温泉、デトックス、マッサージ、ヨガ、ストレッチ、森林浴・・・・・・・・
夜は、玄米ごはんと野菜中心のおかず、その後は食事(食材)の勉強をした。
アロマオイルのおかげか? とてもよく寝られ気分がいい。
朝食は、玄米ごはん、野菜中心のおかず、昼はにんじんジュースをコップ1杯、無農薬の米、野菜それだけで健康に良い気がする。
まだ旨みは感じないが身体にはきっと良いだろう。 と思い、よく噛んでゆっくりいただく。
にんじんジュースは、鼻を近づけると青臭いにんじん本来の臭いがする。
臭いが気になるが身体のためと思い、鼻をつまんで飲む。
湯に浸かったり、マッサージをしてもらったり、疲れたら横になりのんびり過ごす。
玉川温泉の石を敷き詰めたカプセルに入りデトックスをする。
20分程度入ると汗がタラタラとこぼれる。
私の入った後のカプセルはとても薬の臭いがする。 と言われた。
デトックスできている証拠だ。 毎日入るよう予約する。
3日目には砂浜を歩いたり、4日目は山を歩いたりした。
いずれも1時間程度ではあるが・・・・・・・森林浴、自然と触れ合う。
大いなる自然から力をいただく。
毎日、何度も温泉に浸かりカプセルにも入る。 デトックスできただろうか?
自然の中でゆっくり過ごすおかげで気分はとても良好だ。
5日滞在中、大腸ストマは2回交換した。
今はストマの痛みはない。 ストマ周りのタダレが綺麗になってきた。
交換の都度、塗っているアロエの汁が効いているようだ。
健康道場の先生の言うことには、・・・・・・・・・・・・・・・・
無農薬の玄米・野菜中心の食事をする事、肉や魚は食事全体の15%程度とする事、身体を暖める根菜を食べる事、季節の野菜を摂る事、肉や魚は必要以上に摂らない事等、指導を受ける。
無農薬のものが良いというのは知ってはいたが、30年ほど前の野菜と比べると現在の野菜には栄養価が極端に少ないということを始めて知った。
やはり環境や農薬が影響するのか? 見てくれの良い野菜を好んで購入するからか? 土の付いた、虫が食ったような野菜は家庭菜園でもしなければないのか?
今までは農薬たっぷりの虫も寄りつかない野菜を食べていたことに何ら疑問もなかった。
それに、私は肉より魚の方を食べていれば健康には良いと思っていた。
草食動物は人間の祖先だからな。
特に、日本人は、昔から主として穀物や野菜を食べてきた。
先人達は野菜が身体に良い事をすでに知っていたのか?
人間の歯(臼歯)は穀物や野菜を食べるようにできているらしい。
32本ある歯の犬歯と呼ばれる歯の割合だけ(12〜13%)肉や魚を食べれば良いという。
食事にはほんとうに気を付けなければ・・・・・
今まで自分では良いと思ってしていたことが違っていた。 考えさせられる。
すべて無農薬の野菜を手にいれるのは容易ではないだろうが、家に帰ってからも玄米を取り入れ、なるべく野菜中心の食事としよう。
とにかく、大腸全摘出手術(9月12日)までに体力を回復させないと・・・・・・・・
まだまだダルさはとれない。 味覚も戻らない。 こんなことで大丈夫だろうか?
帰りの際、健康チェックを受ける。
波形が少しだけ緩やかになっていた。 少しはデトックスができたようだ。
くれぐれも食べ物には注意をするよう指導を受け、家路についた。
体力には自信がないが、とりあえず明日は出社してみよう。
【妻】退院した翌日ですが、とにかくデトックスを考えました。
身体からステロイドを排出させないと次には進めない気がしました。
主人の『だるさ』の程度は私にはわかりませんが、表情、状態がそれを現していました。
ダルさからか、ため息と共に顔が歪みます。
皮膚は魚(サバ)の皮ように妙に青く黒々と・・・・・
そして、テカテカで薄く、イヤな光り方をしています。
特に手足の甲は、自分が見ても気持ちが悪いと言っています。
元に戻さなくては・・・・・
結果は後からついてくる。良いと思われることは何でもしようと思いました。
湯河原で久しぶりに海辺を歩いたり、川辺を歩いたりしました。
自然の中に身を置き、自然の息吹を感じました。
青葉が伸びているその様子を身ながら・・・この中にいるだけで・・・主人に力が付いていくように感じました。
7月26日(木曜日)
出社、皆の元気な顔で迎えられる。“浦島太郎”の気分だ。
仕事をする。 座っているだけで疲れる。 体力は戻ってこない。
以前の半分程度か? すぐに疲れる。 皆には悪いが家で横になる。
【妻】まだ無理なのに・・・・・会社の事が心配で仕方ないようです。
社員の皆さんには顔をみせただけで安心してもらえました。
手術までは無理しないで・・・・・今は自分の身体のことだけ考えて・・・・・
この続きの講読を希望の方は、『NPO法人 ぷらいどサポートセンター』まで、
メールでお申込み下さい。
無料で冊子をお送り致します。
申込み方法
メールの件名に潰瘍性大腸炎闘病の記録(下)希望と記入し、
本文に住所、氏名、TEL、冊子希望の理由などを記入のうえ
送信して下さい。
申込み先:pride-1771@ai.tnc.ne.jp