「掛川市内ユニバーサルデザイン&バリアフリー探索」
1.趣旨
市内のユニバーサルデザインやバリアフリー施設を、市民の皆さん自らで発見いただき、楽しいまちづくりへの興味と理解を深めましょう!
子供さんは夏休みの体験学習づくり。
2.日時
2005年8月13日(土) 朝8時から11時まで
3.場所
掛川城三の丸広場からJR掛川駅を往復
4.参加人数
25名
5.ルール
参加者3〜4名で1グループ。各グループで車椅子を1台使用し、三の丸から駅までのさまざまな場所やサービスを自ら体験しながら、こちらで用意したチェックリストに記入していきます。参加者はご自分のデジカメで市内のユニバーサルデザインやバリアフリー化されているところを撮影したり、危険な場所をノートなどしていきます。調査結果は最後に各グループ代表が報告いただきます。
6.当日のプログラム
8時 受付
8時15分 開会、主催者挨拶、オリエンテーション、車椅子操作と介助の説明
街中探索スタート
JR掛川駅北口到着
天竜浜名湖駅前到着
JR掛川駅北口から南口へ移動(スロープと昇降機)
休憩
JR掛川駅南口から北口へ移動(昇降機とスロープ)
北口から三の丸広場へ出発
三の丸広場に到着。グループで打ち合わせ。
各グループで感想報告。
修了証お渡し
11時 解散
ご参加されました皆さまのご感想です。
(カッコ内)は市など関係される方から返答いただいたお話です。
皆さま、お疲れさまでした!
(障害者用トイレ)
商店街に専用トイレが無い。
駅南トイレは改札口を通らないと無かった。
駅北トイレは坂の上に設置してあるため間にあわない。
ボタンで開閉するようにして欲しい。
誘導ブロックが無い。
トイレの場所がわかりづらい。
換気が悪い。
(電話ボックス)
出入り口と中が狭くて入れない。
ドアが壊れていて、途中までにしか開かない。
電話機の設置位置が高い。
(天竜浜名湖線掛川駅)
改札口まで階段のみ。スロープが無いので車椅子使用者は電車を利用できない。
(全体的に各駅では天浜線は車椅子使用者は利用しづらい。)
(天浜線掛川駅からJR掛川駅までの移動)
敷地さかいが階段なので、車椅子利用者は遠回りしなくてはならない。
(側溝のふた)
穴があり、タイヤがハマる。
(信号機)
『信号が青になりました』の声が小さい。
音声信号の「ピヨピヨ」「カッコウ」音を、東西南北の向きで統一すべき。
信号機の青の時間が短い。
(歩道)
お寿司屋さんの前に、地割れと段差あり(すでに地元と市で検討中)
(歩道と車道の段差)
段差無くスムーズに進めるところもあるが、キャスターが引っかかる所もある。
小さな段差でも何度も何度も繰り返すと疲労とストレスが大きい。
駅ロータリー内の段差がかなり大きい。
ほとんどがマウントアップ式(みぞが無いので、歩道と車道の境め段差が比較的軽減)
交差点のたびに段差がある。
(自動販売機)
ボタン位置が高い。
(JR掛川駅構内)
南口の昇降機は前もって言っておかないと使用不可能。
北口にエレベーター下りは外へ直通の為、自由には使えない。
ご参加された皆様へ
当日はお天気に恵まれ、掛川・菊川・磐田市から、ご家族やお友だち、お仕事仲間で、25名の皆さまが元気良く参加いただきました。
日頃私たちが何気なく歩く歩道ひとつひとつも、平らがあったり、デコボコがあったり、さまざまでしたね。歩道だけでも、実はたくさんの人々の想いがつまったものだったと、私どもも改めて勉強になりました。
今回は私たちスタッフにとりまして、初めて主催する体験イベントでした。参加者募集から運営にあたりまして、皆さんお一人おひとりはもとより、ご家族、お友だち、お仕事仲間、ボランティア、第一小学校・第二小学校・中央小学校の福祉担当の先生方、掛川市社協、そして掛川市地域振興課のご協力に心から感謝いたします。本当にありがとうございました!
これからも、皆さまのお住まいのまちが、ワクワクする、素敵なものになりますよう、力いっぱいお手伝いさせていただきます。今後もたくさんのイベントを企画しております。よろしくお願いいたします。(理事長 鈴木京子)
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