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南伊豆の松崎町にある雲見温泉に宿泊して、伊豆観光をしてきました。 シーズンオフだったため、道はせまくとも混雑渋滞はなく、快適な旅行でした。 このページにあるのはその雑記です。時間経過順に書いています。
何度も行っているので途中は省略します。(国1バイパスから沼津千本松を抜け伊豆中央バイパスへ抜けるコースです。) 途中トイレに行きたくなったため、伊豆中央バイパス大仁ジャンクションで下におりました。 大仁出口を右折するとすぐに狩野川公園があります。ここにトイレがあります。広い駐車場があるので便利です。
トイレに寄らなければ素直に有料道路を行った方が便利です。本来片側1車線なので追い越しをかけられません。 (が、こちらがバイクの場合、往々にして車に煽られたあげく追い越しをかけられます。) 正直にルールなんぞ守っていても馬鹿を見るので遅い車はどんどんパスしていってかまわないと思います。
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通常なら船原峠を越えて土肥に出るんですが、伊豆に来たら必ず通らずにはいられない「七垂ループ橋」を降ります。 崖を安全に降りるために螺旋状の橋になっている珍しい道です。ここだけはみなさん20km/h前後で慎重に降ります。 バイクで降ると頭が半分パニックになること間違いなし。 直下に休憩用パーキングがあるので一旦休みました。 その後分岐点で枝道に入ると七垂何とかセンターにはわさびそばなどというおつなB級グルメがあるのですが、 今回は時間も早く予定があるためにパス。
天城越えで有名な天城トンネルへの登り口を横目で見ながら、新道を進みます。 ちなみに天城トンネル車乗り入れ禁止派です、僕は。歩行者と車が共存できるだけの道幅がありません。
散りかけの河津桜を見に行きました。無料駐車場もあって便利です、看板は小さいので見逃すと大変ですが。 桜自体は葉桜になっていて寂しいものでしたがかわりに菜の花が一面に広がっていて見事なものでした。 逆に満開の時期よりもわびがあって良かったくらいです。 菜の花を植えることを提案した人は目が利く方に違いありません。 なんたって、ほっておいても自ら種をまいて次の年も自然としっかり生えてきます。 予算いらずの秀逸なプランです。 見学後、河津市街には出ずにそのまま下田へと抜けます。
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下田でちょっとはやい昼食にします。「下田でそばを食べるならここ」とまでガイドブックが言い切っていた蕎麦屋「いし塚」へ。 青の側へ道(136号線)にほぼ沿った場所、下田市街の外れのトンネル手前にあります。 第2駐車場が奥にあるので車が止められない事態にはほとんどなりません(夏季を除く)。 味の方は、普通。まずくはないといった程度。決して悪くはないけれども、ガイドブックが大げさに書きすぎています。 逆にこの店が可哀相です。
食後青野川へ向かいます。河津ほどPRされて知名度があるわけではありませんが、ここにも早咲きの桜があります。 こちらも葉桜でした。ただしここにもやはり菜の花が植えてあり、葉桜の色と菜の花、曇天の空を映す青野川の水面、 3者の風景は「春近し」をまさに表す見事なものでした。
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136号線沿いには、有名な温泉メロンなどもありますがパス。温室メロンは地元清水にもあります(PR:よろしく)。 本当にここは国道?というような道を抜け、だらだらとした下り坂では慎重にエンブレをかけて進みます。 (オートマ車でもセカンドに入れて進むべき道が続きます。) 松崎町に入ってから、直接中心地へ抜ける道もありますが一旦宿の位置を確認しておきたかったので、 雲見を通ります。宿の駐車場を確認。松崎観光へ向かいます。
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那賀川沿いの大沢温泉(高級旅館)を見学するつもりで川を北上。しかしもう1本の岩科川を間違えて北上しました。 途中トイレ休憩のつもりで岩科学校という史跡を見学。これが当たりでした。 岩科学校とは、明治時代に奨学のために作られた町立学校の建物が保存されたものでした。 (ただし、土足であがれないため入場を断念。ごっついブーツを履いているので脱ぐのが億劫だったのです。) そしてこの後にラッキーが待っていました。付属の喫茶店でさくら葉餅という和菓子を食べたのですが、そのうまさにビツクリ。 ここら辺の銘菓のようでした。 こんなにうまい桜餅(の葉っぱ)を食べたのは初めてです。(結局今回の旅の土産は全てこれになりました。) 後になって、おみやげを送った友人から「松崎の桜葉は全国シェアの80%で有名。」と聞き納得しました。 静岡県人なのに知らなくてゴメンなさい。 ちなみに抹茶とセットで450円。あと炭火焼きコーヒー単品400円もありました。
正式名称:松崎町 梅月園「さくら葉餅」8個入り1100円(2003年現在)
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本命の那賀川へ入ります。途中長八美術館の前を通り過ぎました。帰りに寄ってみます。 大沢温泉は道から少し入った中にあるので看板を見過ごすと気づかずに通り過ぎてしまいます。 話に聞いた通り重層な造りの温泉旅館でした。広い間口とそれを囲む生け垣、母屋は見えにくくなっています。 宿泊する者以外を拒絶するかのような迫力にびびって、前を通り過ぎるだけになりました。 その先の共同浴場でUターン。松崎中心街に戻ります。
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天気がより怪しくなってきました。長八美術館は入場料500円と非常にリーズナブル。 コテ絵漆喰細工の芸は、模型好きにはたまりません。細かい作業の限界に挑む心意気が忍ばれますし、 模型作りに相通じる部分でもあります。芸術家とは似て非であり、職人(芸)だという感じです。 館外に出ると寒かったので、隣のケバイ茶屋にでも入って一服しようかなという気になりましたが、 強気の呼び込みをしていた店のおばちゃんは、こっちが近づくと店に引っ込んでしまいました。 ライダースがいけなかったかな。場所柄年寄り衆が多いので商売の邪魔をするといけないと思い、 自動販売機のホットコーヒーで済ませ長八美術館を後にしました。
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雨がぱらつき始めて時間もチェックインの3時になったため雲見に引き上げます。 今日の宿泊は雲見温泉「心ばせの宿とみや」さんです。 駐車場から少し登ったところにあります。 昼間は露天風呂に入れます。鍵をかけられるので貸し切りにできます。 その筋の方も安心してシロート衆に迷惑をかけず風呂に入ることが可能です。 1泊8、500円で食べきれないほど魚が出てきます。 その日港に揚がった魚が刺身で出てきます。今日はヒラメ(ラッキー)でした。 11500円なら活き伊勢エビがつくコースになります。また連泊なら2泊で1万円とお得です。
若女将がタメ口なのは漁師町ならではのご愛嬌ということで、価格と食事を考えると非常にお得だと思いました。
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雨です。傘を借りました。若女将が車の所まで来てくれて傘を持って帰ってくれました。 雨のため直帰。途中トイレに寄るため国1バイパス富士の道の駅に寄りました。 前を大型トラックが走っていたため、道の駅に入る曲がり角を間違え、一つ手前で曲がってしまいました。 前にもここで全く同じ間違いをしているので非常に悔しかったです。
さいごの食事は、清水の南幹線沿い「ふるさと茶屋」で天もり。 ここのそばは清水市内の普通の蕎麦屋では1位2位のうまさです。 今回の旅の途中で食べた「いし塚」よりも数段上です。 ただし、伊豆の蕎麦と比べるのはアンフェアで、水が違うので美味いのは当然なのですが。 ちなみに「普通じゃない」蕎麦屋も含めると静清地区で一番美味いのは「静岡県立総合病院地階の蕎麦屋にある もり(玉付き480円!!)」です。ここに味と値段で勝てるところはそうそう無いでしょう。
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今回の旅で大事にしたかったのは、伊豆なのにお安く、接客良く、気分良く行けるか、ということでした。
熱海などの社員旅行ご一行様万歳主義が伊豆のイメージを格段に貶めました。まさに湯布院などの持つイメージと対極にあるのが 伊豆なのです。イメージは大切で、「来てもらえば(昔とは)変わったことがわかる」などという甘えた発言をしている 某A市の大御所が実際には何も自分たちの意識改革をしていないのは明らかで、 気分良く旅をしたいのだからイメージの悪そうな所は初めから旅行先の候補地に選ばれるはずはないのです。 勘違いが続いているから「カジノ構想」が持ち上がってくるわけで、あそこは伊豆の看板なのだから伊豆のイメージを向上させる努力 もっとするべきなのに、どんどん逆へ行こうとしています。
はっきり言って、昭和高度成長期の集団旅行のような旅、を求めている客はいっこないのです。
技術進歩で温泉は日本中にできました。それでも伊豆は、東京から気軽に、愛知からもちょっと気合いを入れれば、 来ることのできる優良な温泉を持った宿泊地なのです。今回清水から南伊豆を旅をした僕でしたが、 気持ちよく旅ができました。僕の立ち寄ったところは、あくまで個人的な好みに基づく場所ではありますが、 僕がそれほど特殊な例でないことは、大型リゾート施設(土肥金山、いのしし村など 決して客がいない訳ではないが、広さなどキャパシティに比した集客はしていない施設)の不振具合 を横目で見ながら旅をしてきたので、わかります。
地道な努力は我々もしている、がそれだけでは足りないからここでカジノという大花火(起爆剤)が必要なんだ、 という話を聞きますが、このご時世にバブルを求めてどうするんですか? 時代は安らぎを求める層が多いんです(特に女性客)、二兎を追うと、 「うちの宿にはさびた茶室とキャバレーが隣り合ってあるのが自慢です。」みたいな話になりますよ。 一体どんな温泉地になるのでしょうね、これからの伊豆は。
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僕は競馬大好き人間なので、カジノ自体には賛成です。しかし熱海に作ることには反対します。 (先ほども書きましたが)伊豆の看板、とも言うべき熱海にカジノができるということは、 伊豆の温泉地としてのイメージを、わびさびの効いたリーズナブルなものにしようとしている他の伊豆温泉地の努力を 絶対にご破算にしてしまいます。たとえば「ギャンブルができる温泉地、湯布院」なんてキャッチフレーズがあったなら、 それがどんなに現実の湯布院とミスマッチでおかしいものかよくわかってもらえると思います。 熱海にカジノを作るかどうかは熱海だけの問題ではないのです。 熱海にはもっと地道に「温泉宿」の復活を目指してもらいたいものです。 とりあえずお宮の松の前から秘宝館入り口までの廃墟ビルをぶち壊して道(車道拡充と遊歩道及び公園)を広げてみては?
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