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■ターボリナクス8WSのインターネット設定■

ビル解体の振動が激しく、とてもパソコンを起動できる状況ではなかったのですが、この連休を利用してTL8をインストールしました。 しかし、インターネットに接続できません。原因を調べるためにWinを起動しました。なんかマヌケです。 以下はその不具合への対処の顛末を書いた日記です。

TOKAIのADSLユーザーの場合、DHCPは不完全なものなのか セキュリティー上(どんな?)必要なための措置か、シロートには とんとわかりませんが、「turbolinux8workstation(WS)」をインストールした場合、 どのようにインストールパターンをいじってみても 一向にインターネットに接続できないんです。MLによるとこれはDHCPがらみの不具合だそうです。

■対処

DNSの不具合に対する対策にそれへの対処方法があります。 各FTPミラーサイトへのリンク情報はこちらです。 これらのリンク先はターボリヌクスのオフィシャルページです。そこで、一つ質問してよろしいですか? 「インターネット接続できないという問題を解決するパッケージを、インターネット上に置くんかい。」 さて、今回ATOKをリナクス上で使うために(ほとんどそのためだけに)初めて商用ターボ君を買いましたが がっかりです。めんどくせ〜。

また、この現象はTL8WSがISP(プロバイダ)のDNS(名前解決サーバ)とのやり取りを上手く解決できないために 起こるものですから、間にローカルルータなどを挟んでそこで名前解決をさせれば、問題回避できる可能性が高いです。 (僕はお金のかからないDLの方を取ります。)

補足:Yahoo!BBでも同様の不具合がおこることがあるようです。

■具体的には

以下の3つの修正ファイルを適用する必要があります。

ただし、インターネットに接続できない不具合を直すのですから、Turbolinuxからは接続できません。 そのため、他のOSでDLすることになります。これには大きく分けて2つの方法があります。 1つはWindowsで落としてmtoolsを使って修正する方法、 もう一方は他のlinuxディストリビューションを使って落とす方法です。 僕の場合は、mtools(linux上でDOSファイルのやり取りを可能にする)の使い方を知らない (DOSコマンドを知らない)ので、他のlinuxを使って落とすことにしました。

僕が使ったのはRedhatlinux7.2です。もし複数題のマシンがない場合も、 いったんturbolinuxを消して(他のlinuxを上書きして)ともかくネット接続ができるようにします。

GNOMEなどのGUI上でftpソフトを起動します。上記リンクから適当なFTPミラーを選び アノニマスFTPで当該ファイルをDLします。DL先は、作業しやすいように/home/user1/DLfilesなどと あらかじめディレクトリを作っておいたものを利用します。 FTPソフトは好みでどうぞ。僕の場合、レッドハット7.2なのでメニュー上に存在する「gFTP」をそのまま使います。

僕はURIの短いiijを使いました(打つのが楽なので)。 ディレクトリはわかりやすい名前が付けられていたので、迷うことはほとんど無く、当該ディレクトリへたどり着けました。 (/pub/linux/TurboLinux/TurboLinux/ia32/Workstation/8/updates/RPMS: これはあくまでiijの場合のパスです。) 上記3ファイルを作業ディレクトリにDLします。 その次にこれら3つのファイルをフロッピーにコピーします。

まずlinuxフォーマット済みのファイルを用意します。(補足:物理&論理フォーマットコマンド)

$ fdformat /dev/fd0H1440  (物理フォーマット)

$ /sbin/mke2fs /dev/fd0  (論理フォーマット)

マウントします。マウントとは、FDにアクセスできるようにするための開通式のコマンドです。 (補足:マウントコマンド)

$ mount /mnt/floppy

先ほどフォーマットしたときのディレクトリは/dev/fd*でした。これはあくまでハードとしてのFDDの位置で NIC(LANカード)やモニターと同じ扱いの機械のFDDです。それに対してフロッピーに書き込んだりする作業は ソフト的なものなので/mnt/floppyが当該ディレクトリになります。

ファイルをコピーします。これは、コマンドを打っても当然できますが、Redhat7.2ではドラッグ&ドロップが有効ですから 楽をさせてもらいます。(補足:コピーコマンド)

$ cd /home/user1/DLfiles  (ファイルのあるディレクトリに移動:例)

$ cp ファイル名1 ファイル名2 ファイル名3 /mnt/floppy  (FDにコピー)

アンマウントします。アンマウントとは、FDにアクセスするのを止めるための終業式コマンドです。 (補足:アンマウントコマンド)

$ umount /mnt/floppy

以上でFDにアップデイトファイルを書き込めました。次に、Turbolinux8にこれらファイルをRPMで上書きします。 Turbolinux8を起動してstartxでGUI環境にします。フロッピーを差し込んで マウントします。コンソールで先ほどと同様のマウントコマンドを打ちます。 エクスプローラーで当該ファイルが見られるかどうか確認します。 (homeディレクトリのアイコンを開いてそこから辿れば見られます。)

自分のディレクトリにRPMを実行するための作業用ディレクトリを作っておきます(/home/user1/DLfilesなど)。 そこへ先ほどマウントして認識されているFDから3つのファイルをコピペします。もちろんGUIで可能ですがコンソールからも 入力はできます。 先ほどとは逆に、FDから作業ディレクトリにコピーするので、まずFDをカレントディレクトリ (当該ディレクトリ:cd)にして作業用ディレクトリへファイルをコピーします。(補足:コピーコマンド)

$ cd /mnt/floppy  (ファイルのあるディレクトリに移動)

$ cp ファイル名1 ファイル名2 ファイル名3 /home/user1/DLfiles  (コピー:例)

コピーが済んだらFDをアンマウント(先述)します。 ここからの作業は、ファイルの書き換えに関するものなので、僕は全てコンソールから入力します。 まず、作業用ディレクトリに移動します。

$ cd /home/user1/DLfiles

次にRPMコマンドがroot専用のコマンドなので、スイッチユーザー(su)コマンドでルート(管理者)になります。 コンソールでsuと入力後、ルートパスワードを求められるのでそれを入力します。

$ su
passwrd ************

RPMコマンドで上書きインストールをします。この際にコマンドオプションとしてrpmに続いて「−Uvh」と入力します。 書き換えインストールなので、アップデートという意味の大文字のUが入るわけです。 (これがもし新規インストールならオプションは「−ivh」です。) 続けて3つのファイル名を書きます。

# rpm -Uvh ファイル名1 ファイル名2 ファイル名3

コンソールに文句を言われなければ上書きインストールは成功しているはずです。 どこかで文句を言われた場合は、「マウント」「カレントディレクトリ」「ルート権限」をチェックしてみて下さい。 そして、ブラウザを起動してみてTurbolinuxのページなり、googleなりを見てみましょう。

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