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ADSLモデム電源投入時の注意

常時電源を入れっぱなしにしている場合には何の問題もありません。でも僕の家では節電のために PCの電源やADSLモデムの電源を未使用時には切っています。この時PC側の電源を、省エネタップで無通電状態にしている場合や コンセント自体を抜いている場合には、注意が必要になります。

WindowsPCを使用の場合、先にADSLモデムの電源を入れて直後にPC側のコンセントを挿して電源を入れると、 OS起動直後にいきなりHDアクセスが切れる(バチンと落ちる)事があり得ます。これはNIC(LANカード) がADSLモデムに認識されなかった事で、OSがパニックになったために起きるようです。 LinuxOSでは通信デバイスが「不可」になるだけで済む事なのですが、Windows(9x系)ではOSを巻き込んで落ちます。 一番の問題は起動直後に落ちるのでほぼ確実にシステムboot領域にアクセス中のHDDに傷が付く事です。 高確率でSafeモードの起動になりますし、 運が悪かった時にはスキャンディスクでファイルの補修が必要な場合がありました。 最悪システムがOSレベルで起ち上げられなくなります。DOSの起動やった事ありますか?僕はありません。 日本ゲートウェイさんがフォーマットを出来ないFDD付きののPCを売ってくれたからです。

Windowsシステム上では複数の装置をいっぺんに起ち上げない方が無難です。上記の場合、ADSLモデムの起動とWinOSの起動が 重なった時間に起こり、NICは装置の認識をモデム側とWindows側の両方から同時に求められる事になります。 ADSLモデム側からの要求から受け付けられた場合、Windows側から見ればタイムラグが生じます。 マルチタスクコンピュータではないWindows9x系PCはおそらくこの「出待ち」に耐えられないのだろうと思われます。
(マルチタスクコンピュータのLinuxの場合、こういう時はその作業を横に置いといて次の作業ができます。)

正しい順番では、まずPC側のコンセントを入れ(PCディスプレイのランプがついていればOK)、
それからADSLモデムの電源を(LANケーブルが繋がった状態で)入れます。
しばらく待ってモデムのアクセスランプが落ち着いてから(PC側のNICと連絡がちゃんとつくと落ち着きます)、
最後にPCの電源ボタンを押します。
要するにADSLモデムを家電として取り扱うのではなくLAN関係の製品と同等の 順序で扱う。(当たり前ですね)
本当はこの順番でなくても(各電源投入のタイミングを十分にずらしさえすれば) 構わないのですが、家庭でADSLを使う場面を考えるとこの順番が最も妥当ではないかと思っています。

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