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XPでネットワーク設定が効かない

XPのコントロールパネル/ネットワーク接続で、ローカルエリア接続のTCP/IP設定を行ったのに有効にならない場合、 ローカルエリア接続画面に「ネットワークブリッジ」アイコンが表示されていたらそれを無効にすると直るかもしれません。

ネットワークブリッジ

ネットワークブリッジはXPから搭載された機能で、1台のPCが複数の異なるネットワークインターフェイスを持っていると 自動的に有効になります。(例:Ethernet接続LANカードとIEEE接続LANカード、または無線LANカード)

ネットワークブリッジとは、「コンピュータによるHUB」です。Ethernet用HUBとAPを接続できない状況でも、 1台のPCが複数の異なるネットワークインターフェイスを持つPCがあれば異なる接続形式のネットワーク間の通信を実現する機能です。 詳細については検索エンジンで調べてください。

ネットワークブリッジ機能によりPC(のネットワークインターフェイス)にはネットワークブリッジの デフォルトのネットワーク設定(DHCPによるIPアドレス自動割り振り)が与えられます。 (複数のインターフェイスに擬似的に同じアドレスが与えられます。 これによって異なるネットワークがブリッジによりつながります。)

ネットワークブリッジの設定は、手動で設定されたLANカードの設定より優先されます。 よって固定IPアドレスによりNTドメインまたはワークグループを組んでいた場合、(IPアドレスがそろわないので) ネットワークブリッジを有効にしたPCからは他のPCの共有資源は使用できません。

この問題を解決するためには、共有が必要な範囲のPCを全てネットワークブリッジの”支配下”に置くか(=DHCPによる運用) もしくはネットワークブリッジの機能を無効にすることが必要です。

ただしDHCP機能を有効にすることは、また別の障害を発生させる原因になり得ます。

【XML】DHCPサーバの重複の問題

とりあえずネットワーク回復への一番の近道は単純に、 障害の起きているPCのネットワークブリッジの機能を無効にすることでしょう

ネットワークブリッジによる障害が起きやすい事例

最近のPCには、通常のEthernetLANカードの他にIEEE接続LANカードなどが付けられている場合があります (仕様書&見積合わせで購入されたオフィスユーズPCではほぼあり得ません)。 下記のような場合はネットワークブリッジが有効になっていないか注意が必要です。

インターネット会議用にEthernetより高速なIEEE接続のLANカードも搭載している。

部活動用のため家電店で購入した。家電店の家庭用PCはオールインワンタイプで、 特に最近の筐体は増設に不向きなデザインであることから、あらかじめあらゆるデバイスが付けられていることがあります。

LANコネクタが付いたノートPCに無線LANネットワークカードを差し込んだ。

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