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新規購入のクライアントでネットワークの障害が起きた場合は

新規購入のクライアントPCでは設定ミスまたは設定不足による不具合で障害が発生します。 特にセキュリティ関係のプログラムを入れた場合はデフォルト設定では作動しない場合があります。

新規購入PCを校内LANに組み込む場合の設定項目の例

コンピュータ自体の基本的な設定には、コンピュータ名設定、ユーザ名設定、Administratorパスワード設定 (管理者パスワード設定ではありません)、ネットワーク設定、インターネット接続設定、メールアカウント設定、プリンタ設定、 ウィンドウズアップデート(マイクロソフトアップデート)などがあります。 ここではGUI環境のチューン設定については割愛しています。

ファイアウォールの設定には、アンチウィルスソフトの設定、セキュリティセンター(XP)があります。

校内LANの設定には、サーバへの登録設定があります。

これだけ多項目の設定が必要なら、一つぐらい忘れても当然です。その場では気づかなくて後で 実際にある機能を使用しようとして不具合が分かる場合もあります。

各設定の概略

各設定の詳細設定で不明の点は検索エンジンで調べるようにしてください。 ここでは各設定がどういった手順で設定するかについて簡略にまとめています。その設定をした覚えがない、その操作はし忘れた、 と思い出すための覚え書き程度に参考にされてください。

コンピュータ名の設定

初回起動時の必須入力項目です。NTドメインに登録する場合はネットワーク管理者の指示通りの名前を 付けなくてはいけない可能性があります(コンピュータとしてNTドメインに参加する場合)。 コンピュータ名を訂正する場合は、「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」から「コンピュータ名」タブを選択し 変更可能です。NTドメイン名の訂正もここで可能です。

ユーザ名の設定

ネットワーク管理者の指示に従って行います。ユーザ名でNTドメインにログオンする場合は指定された名前のユーザでなければ ログオンできません。この場合、管理用サーバのAD(アクティブ・ディレクトリ)でユーザ登録しておく必要があります。 なおユーザの権限が「制限ユーザ」である場合、そのユーザでログオンしている限りWindowsの自動アップデートはできません。 アップデートが必要な場合は、ログオン画面で「このコンピュータ」ドメインに「管理者」でログオンして アップデートを実行してください

ネットワークの設定

初回起動時に設定可能ですがスキップして後で設定することができます。後で設定する場合は「コントロールパネル」の 「ネットワーク接続」の「ローカルエリア接続」または「マイネットワーク」の「プロパティ」の「ローカルエリア接続」で設定します。 「プロトコル」は多くの場合TCP/IP(その他の場合もあります)、「ネットワーク」は「マイクロソフトネットワーククライアント」 また場合によっては「ファイルとプリンタの共有」が必要かもしれません。「ファイルとプリンタの共有」と 「詳細設定NetBIOSoverTCP/IPの有効」に関してはセキュリティの低下を招きますので不必要に有効にしないでください。

インターネット接続設定

インターネットエクスプローラーのツールバー「ツール」の「インターネット オプション」の「接続」タブの 「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」で設定します。プロキシーサーバの値を入力します。 値については設定書を参照してください。

メールアカウントの設定

メールの送受信をするクライアントでのみ設定してください。特に受信用クライアントは1アカウントにつき1台に限定してください。 送信用クライアントは各部屋ごとに分散させることが来ます。受信用アドレスとパスワードをアカウント設定で存在しない値 「hoge@ne.jp」などにすれば大丈夫です。

プリンタの設定

ドライバのインストール(場合によっては不要となるケース有り)後に「コントロールパネル」の「プリンタ設定」の 「プリンタの追加」で行います。なお、コンピュータの下に吊されたプリンタは「ネットワーク上のプリンタ」で、 プリンターサーバによってIPアドレスを持っているHUBに直結のプリンタは「ローカルプリンタ」の一種になります。

ウィンドウズアップデート(マイクロソフトアップデート)

管理者権限(またはその一部)が必要です。新規購入したPCは製造時点までのアップデートしか行われていないので、 設置後すぐにアップデートが必要です。マイクロソフトOfficeをインストールしている場合には、そちらのアップデートも必要です。 2時間以上かかる場合があります。

アンチウィルスソフトの設定

ネットワーク管理者が所持しているアンチウィルスソフトのパッケージからインストールします。 NTドメイン管理下のクライアントの場合はNTドメインクライアント用のパッケージを、 スタンドアローンやワークグループの場合はウィルスバスター2004をインストールします(2005年現在)。 NTドメイン用パッケージはまず管理サーバがトレンドマイクロのサイトからアップデート差分ファイルをダウンロードし それを管理下のクライアントがさらにダウンロードする仕組みになっています。

デフォルトでスタンドアローン用設定(ホームオフィス)になっているとファイル共有できない場合があります。 下記のWindowsファイアウォールと共に設定変更が必要な場合があります。

セキュリティセンターの設定

WindowsXPでファイアウォール、(アップデートの)自動更新、ウィルス対策の3項目を設定します。管理者権限が必要です。 ファイアウォール設定ではフォルダとプリンタの共有、リモートデスクトップの許可について設定可能です。 不具合がない限り全て不許可にすべきです。ファイル共有できない場合はここで共有許可します。

校内LANの接続設置

NTドメインのアクティブディレクトリ(AD)への登録をします。コンピュータ自身を登録する方法とログオンするユーザ名と パスワードで登録する方法があります。

コンピュータ名で登録する方法では、クライアントPCをAdministrator権限で実行できるのでWindowsアップデートの自動更新が 有効になり常に最新の状態にコンピュータを保てます。逆にセキュリティに関しては危険です。 例えば管理者権限のユーザで外部のWEBサイトを閲覧した場合悪意のあるプログラムが無条件で実行される可能性があります。 また、コンピュータ自身が登録されているので他の端末からはログオンできません。県の設定書ではこの登録方法がデフォルトです。

ユーザ名とパスワードで登録する方法では、まず管理用サーバにユーザとパスワードを登録します。 サーバの共有フォルダにアクセス制限をかけている場合は同時に所属するグループの設定も行います。 つぎにクライアント側の設定をします。まずクライアントPCに管理者権限でログオンし、「マイコンピュータ」の「プロパティ」の 「コンピュータ名」タブで「変更」を選択し所属のNTドメイン名を入力します。次にコントロールパネルのユーザーアカウント設定で、 管理用サーバに登録したユーザとパスワードと同一のユーザを作成します。いったん再起動をかけます。 次回ログオン時にユーザ名とパスワードを入力し「ログオン先」にNTドメイン名を選択します。 (NTドメインに参加する可能性がある場合、起動画面が自動的にようこそ画面からプロンプト画面に変更されます。)

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