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PCの初期起動中に何らかの原因によって危険なシャットダウンをすると、その時読み込まれていたドライバーが壊れる場合があります。壊れたドライバーは正常にデバイスを起動させることができません。Windows標準ドライバーは「ドライバーの集合体」ですから一部が壊れても気づかない場合があります。別のモニターにすると起動する場合があります。ここでは臨時に別のモニターを使って正常な状態に戻す手順を解説します。
一般的に言えば別のモニターを買う方が楽です。しかし「県有備品」「パソコン(一式)」である場合、県の財産であるため勝手に組み変えをすることはできません。(もとは税金ですから大事に使えという”いましめ”です。)
(電力不足が原因である場合)臨時用モニターには、消費電力が少なめなLCD(液晶)モニターを推薦します。
なるべく出力が低く一定な状態で稼働させたいので、「画面のプロパティ(デスクトップ上で右クリックしプロパティ)」で、通常利用の最低レベルに変更してください。
例えば「デスクトップ/背景:なし」「スクリーンセイバー:なし」「デザイン:Windowsクラシック(XP Luna厳禁)、効果のチェックを全て外す」「設定/画面サイズ:1024*768」などオフィスワークには全く支障がないので止めることが可能です。
次に不具合の出ているモニターの正規ドライバーファイルをインターネットからダウンロードします。ドライバーを解凍します。解凍先フォルダを開き「xxx.inf」というファイルがあるか確認してください。「xxx.inf」はドライバを読み込むためのファイルです。後で「参照」するのでフォルダを覚えておいてください。
【補足】高価なデスクトップPCの場合、「仕様」を満たした条件内で(見積合わせに勝つために)業者が組み合わせた”ちぐはぐな”メーカーのセットになっていることがあります。その場合ドライバーには「プラグアンドプレイ」で「Windows標準ドライバー」が使用されます。ドライバー集合体の中に完全一致するものがない時Windowsは一番近しいドライバーを当てはめます。これは時として不具合の原因になります。
前項まで準備ができた段階でいったんシャットダウンし、モニターを元の不調モニターに戻してください。電力が十分あり、画面設定レベルを落としていれば起動します。起動しない場合は非常手段として次項「非推奨」を参照してください。
管理者権限でログオンし、「スタート/設定/コントロールパネル/システム」の「デバイスマネージャ」を開いてください。
「デバイスマネージャ」の「モニタ」ツリーで該当モニターをダブルクリックします。「ドライバ」の「ドライバの更新」で、先程の「xxx.inf」ファイルを「参照」しドライバの使用を強制させます。当該メーカーのほぼ全機種のドライバー群の中から該当モニターの機種を選び選択してください。
再起動をかけます。正常に起動しましたか?
電力が充分で画面設定レベルを落としても起動しなかった場合、正常に起動する臨時用モニターに取り替え再起動してください。そのモニターのまま前項の「モニターの更新」の手順を行ってください。【重要】再起動ではなく「シャットダウン」しモニターを不調のものに戻して起動させてください。建前上ドライバーは再起動後に読み込まれるのでこの方法でも可能なはずです。しかしおすすめしません。
再インストールした方がよいかもしれません。MBR(マスター・ブート・レコード)損傷の可能性もあるのでFDISK&FORMATをしてから再インストールすることをお勧めします。
FDISKコマンド