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AOSSを解除する手順

BUFFALO社の無線LANアクセスポイント(AP)の機能で、AOSSというものがあります。この機能は「スタンドアローン」PC専用といってもいいくらいで、ネットワークを既に組んでいるグループにクライアントPCを追加する場合、AOSSを使うと既存のクライアントはおそらくインターネットに接続できなくなります。AOSSは全ての設定に優先されるので、AOSSを解除してから手動でAPの設定値を変更する必要があります。(蛇足:この障害が起きると部屋中のクライアントがネット接続できなくなるので、実際の不具合時には、別の部屋から接続するか有線でLANケーブルを接続し、ヘルプページを検索し調べればよいことを覚えておくとパニックになりません。)

AOSS解除の手順

まず前提として、重複記述になりますが、AOSSを解除する前にいくら手動設定をしても無駄です。反映されません。


      
     
 
 
     
     

準備するものは、AOSSで設定してしまったクライアントPC(IPアドレス等を何度か書き換えるので、既存クライアントを使用するよりどうせ設定し直さなければならない追加導入機を使用した方が楽です)、AP、APの付属インストーラCD-ROM、それと鉛筆かボールペンです。


      
     
 
    
   
 
 
   
   

APの初期化

AP本体の背面にリセットスイッチがあります。(機器の説明書に図面が付属しています。)説明書を参照していただき、指定の時間だけ鉛筆等でリセットスイッチを押し続けます。これでAOSSを含めた全ての設定が初期化されます。


      
     
 
    
   
 
 
   
   

初期化された後は

クライアントPCの「IPアドレス」と「デフォルトゲートウェイ」の値をAPのIPアドレスに合わせて変更します。たとえばAPのIPアドレスの初期値が「192.168.0.1」なら、クライアントPCのIPアドレスは「192.168.0.x(x=2〜254)」、デフォルトゲートウェイは「192.168.0.1」を追加するか書き換えます(2000やXPでも詳細設定で追加が可能)。


      
     
 
 
     
     

再起動(9xの場合)後、クライアントPCのIPアドレスが反映されれば、APにアクセス可能になります。インターネットエクスプローラーでAPの初期IPアドレスにアクセスします。例えば192.168.0.1なら「http://192.168.0.1/」をアドレスバーに入力し移動ボタンを押してください。


      
     
 
 
     
     

ログイン画面が表示されます。説明書にログインネームとパスワードの初期値が書かれているので参照の上ログインしてください。説明書がない場合、ユーザーネームに「root」または「admin」「administrator」をパスワードは「」(null)でログインしてみてください。そのような値である場合が多いようです。


      
     
 
 
     
     

「LANの設定」へのリンクをクリックし、幾つかの設定を行います。DNSサーバの値、デフォルトゲートウェイ(FWやルータ)の値を入力し、”必ず最後に”APのIPアドレスの値を、以前グループで使用していた値に書き換えます。それら値については既存のクライアントPCのデフォルトゲートウェイを参照すればわかります。デフォルトゲートウェイが複数あってどれか不明の場合には、既存クライアントPCの値と3桁目まで等しいものを選びます。(既存クライアントPCのIPアドレスが「10.1.12.103」ならデフォルトゲートウェイの値の中で「10.1.12.x」のものを選んでください。)設定(確認)ボタンをクリックすると設定が反映されます。しかしAPのIPアドレスが変更されたためIPアドレスのグループがマッチしなくなります。よって設定を継続できなくなります。これは正しい反応です。


      
     
 
 
     
     

クライアントPCのIPアドレスとデフォルトゲートウェイを既存ネットワークに合わせたものに変更します。たとえば既存クライアントPCグループのIPアドレスが「10.1.12.xx」なら「10.1.12.yy」に変更します。デフォルトゲートウェイの値も新しい(既存の)値に変更します。


      
     
 
 
     
     

再起動(9xの場合)後、LANカードの設定を変更します。タスクトレイのクライアントマネージャを開き(または全てのプログラムのショートカットから)、現在のプロファイル(AP情報)を削除します。LANカードは接続しようと何度もトライを繰り返しますが、以前の設定のAPはもはや存在しないので、いつまで待っても接続などできません。さっさと削除します。


      
     
 
 
     
     

APの検索をし、検出されたAPの内(複数ある場合)から、AP本体の裏面にラベリングされた名前を持つAPを選択し「接続」します。ついでに「プロファイル」のIPアドレス設定で「このプロファイルで設定を変更しない」にチェックを入れ有効にしておきます。なぜならプロファイルで設定できる項目では校内LAN設定には不充分で、結局コントロールパネルから設定することになるので無駄だからです。


      
     
 
 
     
     

インターネットに接続してみてください。接続できましたか?


      
     
 
    
   
 
 

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