UAEってどんな国?
UAE(United Arab Emirates) アラブ首長国連邦
  アラビア湾の東の端にあり、面積は北海道と同じくらいです。首長国連邦という名が表すとおり、首長(シェイク)と呼ばれる王様が支配している7つの国が集まって、一つの国をを作っています。7つの国とは、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、フジャイラ、ラスアルカイマ、ウンムルクェインです。この中で一番大きいのがアブダビで、中心のアブダビ市がこの国の首都になっています。そして、アブダビの首長、シェイク・カリーファがUAEの大統領になっています。日本で有名なドバイはUAEで2番目に大きい首長国で、首長のシェイク・ムハンマドは副大統領と首相を兼ねています。ドバイについては、説明の必要もありませんね。
  アラブの国なので、当然イスラム教国です。アラビア湾の湾岸に位置しますので、かなり厳格にイスラムの教えを守っています。しかし、この国は移民の国で、たくさんの外国人が住んでいます。ナショナルといわれるUAE国籍の人は全体の25%しかいないそうです。それで、いろいろな宗教が入り乱れています。言葉も、当然アラビア語ですが、英語もほぼ日常的に使われています。いろいろな訛りがあって面白いですが。
 そしてまた、UAEは砂漠の国でもあります。1年を通して雨はほとんど降りません。平均気温は30〜40度で、最高気温は45度以上になることもあります。それで、乾燥しているかというとそうではなく、海岸地域では湿度が90%にもなるくらい、湿気てむしむししています。
  砂漠の国で、広大なルブアルハリ砂漠につながっていますが、北部には山岳地帯があり、またあちこちにオアシスもあって、なかなか変化に富んだ景色が楽しめます。
  この国を語るのに抜かせないのは、なんといっても石油です。小さな貧しい国だったアブダビで油田が発見されたのが1960年頃。そして1971年にアラブ首長国連邦として独立してからのこの国の発展は信じられないくらいです。私たちが住んでいた1995年頃に比べてもどんどん発展していて、びっくりします。「ドバイショック」もありますが、今後この国がどうなっていくのか、興味深いです。