ザルツブルグとザルツガンマーグート
H8.7.23〜27 
ねこ6歳 ひめ3歳 うさ2歳
 アブダビ2年目の一時帰国の帰り道、インスブルックから電車で移動して、ザルツブルグに寄りました。
 映画「サウンド オブ ミュージック」を巡る旅です。
 宿泊は、あえてザルツブルグではなく、ザルツガンマーグート・ザンクトウォルフガングを選びました。できる限り、街中ではなく静かなところに泊まりたい、というのがねこ家の信条です。
1日目 ザルツブルグ  宿泊地ザンクトウォルフガングからバスでザルツブルグまで出てきました。
 「サウンド オブ ミュージック」で「子どもたちが「ドレミの歌」を歌っていたのが、ここミラベル庭園です。広いので、子どもたちはうろうろうろうろ、歩き回っていました。
 右は、トラップ一家の子どもたちが走って通り抜けていた道、左は「ド・ミ・ミ、ミ・ソ・ソ・・・」の部分を歌っていた階段です。
   
 ザルツブルグは、モーツァルトとも関わりが多い街。モーツァルトの生家がある賑やかなゲトライデ通り。通りの中程にあるのが、モーツァルトの生家です。さらに先へ行くと、モーツァルト広場があって、真ん中にモーツァルトの像が建っています。このあたりは、音楽好きのうさ父の領分です。
 このあたりはモーツァルト広場、レジデンツ広場、ドーム広場と並んでいて、その周りを塔のある教会や大聖堂が囲んでいる、味わいのある空間です。そして、遠くを仰ぐとホーエンザルツブルク城がそびえていて、中世に迷い込んだような気分です。このときは、、ホーエンザルツブルク城が改修中で、シートがかかっている状態でしたが。
 また、この広場はさすがにたくさんの観光客であふれているのですが、その中を縫うように馬車が走ってきたりして、子どもたちも目を丸くしていました。
 この日は、ちょっと早い時間でしたが、左上の写真レジデンツ広場右隅に見える、テラス席のあるグロッケンシュピールで夕食を食べました。夏の旅行はテラス席のあるレストランやカフェが多く、子ども連れには助かります。

 さすがに、この子ども連れでは、教会などの中に入るのははばかられたので、全然見ていません。いつかまた見に行けたらいいです。
2日目 モーント湖 
 「サウンド オブ ミュージック」では、マリアとトラップ大佐の結婚式が行われた教会があることで有名です。
 宿泊したザンクトウォルフガングのアパートメントは、湖を渡る船の桟橋が目の前。この日は、船でウォルフガング湖を渡り、ザンクトギルゲンへ。そこからブンデスバスに乗り換えて、モーント湖まで出かけました。 
  ザンクトギルゲンでバスを待っている間に遊んでいた公園。 ロンドンに在住しているという日本人のご家族にも会いました。あえてレンタカーは使わないねこ家です。バス待ち、船待ちで時間を無駄にしているようですが、こんなすてきな出会いがあるものです。
   
   
 モーント湖に到着。いつものお約束通り、動物にえさやり、そして遊具でのんびり。
        
 ここが、結婚式の行われた教会です。映画のシーンに入り込んだ気分です。右端の写真は、分かりますか?トラップ大佐が 男爵夫人を連れてきたとき、木登りをしている子どもたちと出会うシーンはここに違いない、と思うのです。
   
 帰りはバスでザンクトギルゲンからザンクトウォルフガンクへ。ここシュトローブルで乗り換えです。 
   
3日目 シャーフベルグ
 ザルツガンマーグートでも人気の観光地です。もちろん、「サウンドオブミュージック」でも重要なシーンで出てきます。
    宿泊していたアパートメントから少し歩いたところに、シャーフベルク登山鉄道の駅がありました。こんなかわいいミニSLで40分ほど登っていくと、頂上近くのシャーフベルクシュピッツェに着きます。
   
 ディーゼル車も走っています。  駅からこんな道を上っていくと頂上です。
   
  頂上からの眺めは最高です。ウォルフガング湖が一望です。  360度のパノラマが開けています。
   
  登っていく途中で一休み。お弁当を食べました。  「サウンドオブミュージック」の中で、「ドレミの歌」を歌い始めるシーンがあります。ロケ地はここではないとのことですが、こんな雰囲気の所でしたよね。その後登山列車に乗るシーンがつながれているので、私の中では、ここがあのシーンのイメージです。
   
 途中駅「シャーフベルクアルベ」。この登山列車に乗る場面で、この駅も出てきました。山頂からこの駅までのハイキングも人気だそうです。 
 ザンクト ウォルフガング 
 ウォルフガング湖畔の北側にある中心地がザンクト・ウォルフガングです。今回の旅は、ここを宿泊地にしました。
   
  街の中心にあるのが、この、ホテル「ヴァイセン・レッスル(白馬亭)」。オペレッタ「白馬亭にて」の舞台となったことで有名なのだそうです。 どんな劇なのかは知りませんが。ホテル自体、とても趣のある建物で、観光名所になっているそうな。
   
  これが、ホテルに隣接した桟橋です。奥に見えるガーデンは広いオープンテラスのレストランになっています。ビアガーデンといった雰囲気なのですが、家族連れ、子ども連れも多く、とても賑やかでした。我が家も1回、ここで夕食をとりました。ビールもおいしかったし、ソーセージの盛り合わせなど、子どもたちの好きそうなものもたくさんあったように記憶しています。  上の絵を左の方に行くと、湖に面した通りになっています。 
   
  宿泊したホテルから眺めたウォルフガング湖の夕暮れです。息をのむほど、美しい景色でした。
 左手がホテル「ヴァイセン・レッスル」のある中心街で、教会の塔が見えています。残念ながら写真が見つかりませんでしたが、教会から見た湖も、また格別でした。右手はウォルフガング湖を渡る船のでる桟橋、その向かいがシャーフベルク登山鉄道の駅になっています。
 
 今回泊まったのは、このホテル「ヴァイセンレッスル」が経営するアパートメントです。場所は、この絵の中では左端に小さく見える黄色の建物です。 
 4階建て位で、1フロア1室だったような。それがまた、とんでもなく広いのです。広いリビングダイニングとキッチンがあり、また広いベッドルームが2部屋あります。それぞれにバスルームも付いていて、まさに1軒の家といったところです。
 アパートメントなので、ホテルのようなサービスはなく、自分たちで掃除やシーツ交換、食事の支度までするのですが、かえって気楽で、自宅のように落ち着いて過ごせました。また、すぐ裏にスーパーマーケットがあるので、朝家族が寝ている間にスーパーでパンやソーセージを買ってきて、ささっと朝ご飯のできあがりです。(もちろん、調理用具も食器も完備です。)夜は外食なので、問題ありません。私たちは見つけられなかったのですが、ここに泊まったことがあるお友達に聞いたところ、地下にコインランドリーも完備されていたそうです。
 これで、確か、1泊4万円程度(家族でです)だったように思います。ここも、忘れられない宿です。