2005年5月3日〜5日
 ねこ 中学3年 ひめ 6年 うさ 5年

 この時期3回ほど、歴史探検旅行を企画しました。ねこちゃんは中学生から「歴女」で、日本史、世界史とも親より詳しいくらいでしたが、下の2人はからきし興味がないので、何とかしなくちゃ、と思った次第です。「ぇ〜、つまんない。」とのひめちゃんの言葉を無視し、2人が楽しめる企画を入れつつ計画しました。

1日目
        

 到着してまず行ったのは、奈良公園、東大寺。大仏殿の荘厳さは、胸に迫るものがあります。そして、この東大寺建立と合わせて我が町磐田にも国分寺が建てられたんだという思いをもちました。
 それから、奈良公園といえば、図々しい鹿たち。鹿せんべいを持っているとわさわさ寄ってくるくせに、持っていないことが分かるとそっぽを向いていってしまいます。でも、子どもたちは、おせんべいをあげたくてたまらないんですね。動物がいるとえさをあげたくなるのは、海外でも国内でも、大きくなっても同じです。

 二月堂のそばのお茶屋さん。昔ながらのお品書きがうれしいです。 午後からは明日香村の高松塚古墳へ。古墳自体は外から見られるだけですが、すぐ近くに壁画のレプリカが見られる場所があるので、興味深かったです。
2日目  男性組、女性組に分かれて別行動です。この頃以降、よくあるパターンです。男組は電車に乗って大阪 交通科学博物館へ。(すみません。写真が見つかりません。見つかったらアップします。)
女組は、サイクリングです。
 法隆寺門前でレンタサイクルを借り、出発。法輪寺を経て法起寺へ。斑鳩の郷をゆったり走って、爽快でした。
慈光院の庭園です。 お茶を一服いただきました。高台にあるので、縁側から外に街の景色が広がり、おもてなしの絵のようでした。ただ、その景色の中に派手な看板が見えたのはちょっとばかり興ざめでした。今はどうなっているでしょう?
 レンタサイクルを返し、近くのお店でお好み焼きのお昼を食べたら、法隆寺へ。さすがに世界遺産です。美しいですね。六角堂や中宮寺まで、ゆっくりまわって、門前町でおみやげも買いました。
3日目
 奈良奥山ドライブウェイを通って若草山へ。奈良盆地が一望に見渡せました。 こでも鹿たちがのんびり過ごしていました。鹿せんべいを持っていないかなと、とりあえず近づいてくるのですが、持っていないと分かるとくるりと背を向けていってしまいます。
 今回の旅の宿は、法隆寺の近くにある卯川屋さんでした。場所を探し当ててみたとき、正直なところ、とても古くて小さくて、「これが旅館?」と思ったのですが、入ってみると、いわゆる街道沿いの町家というのでしょうか、うなぎの寝床のように奥が深いんですね。中庭を囲むように客室があり、さらに奥に風呂場、その上に食事処、となっていました。さすがに古都奈良、という風情の、趣のある旅館でした。