ねこちゃんのモンゴル旅行 
 大学2年の夏休み、ねこちゃんが 7日間の日程で中国・内モンゴル自治区へ行ってきました。
 植樹をしたり馬に乗って草原を越えていったり、パオというモンゴルの住居に泊まったりと、貴重な体験をたくさんしてきました。行ったのは、中国の内モンゴル自治区ですが、国境を越えてモンゴル国へも行きました。
   
 8月9日. 中日友好百年林区にて撮影。ここでポプラの木を植林しました。ステップ気候なんて砂漠と紙一重なんだなと感じました。景色がアブダビ郊外とほとんど同じでしたよ(笑)
 自由時間にこのあたりを歩きまわったのですが、写真の緑の草、実はトゲトゲしている上にひざ丈まである硬い植物でした。8分丈ズボンだったので肌に刺さるし、デッキシューズで踏んでも痛かったです。  
 8月9日. 奔流の旅で初の食事です。高級レストランとかでは全然なく、道端の食堂です。1番手前のどんぶりがお粥で、その後ろの茶色いものが揚げパンでした。朝から揚げパン!あとはしょっぱい野菜のサラダと漬物が出てきました。
 赤いボトルはミルクティーです。日本のものと違って全く甘くありません。お茶の味もあんまりしなくて、強いて言えば塩味でしょうか?同じテーブルの男の子が「ぼやぼやした味がする」と言っていました。言いえて妙だと思います。
ミルクティーは食事の時はたいてい出てきました。店によって少しずつ違う味わいでした。
   
 8月10日. ウランバートルへ行くソ蒙中鉄道ザミンウデ駅。車両にはキリル文字表記のモンゴル語が書いてありました。ザミンウデは砂漠の中の街なので、ものすごく暑かった!
 ちなみに内蒙古では縦書きのモンゴル文字が主に使われていました。おかげでせっかく一般教養でモンゴル語を履修していったのに全く読めなくてちょっとがっかり。
 8月10日. ザミンウデに行くのに中国から国境を越えました。この建物でパスポートのチェックや越境手続きをしました。少しでも前の人と離れて並んでいると、すぐに横入りされてしまうので、出入国手続きでは皆で隙間なく並んで待ちました。
  
   
 8月10日. ニレンホトにて夕食後に撮影。アブダビに何か雰囲気が似ていたので撮ってみました。
 全行程でホテルに宿泊したのはこの夜だけでした。
  8月11日. エレンホト郊外にて。エレンホトはゴビ砂漠の東側にある街なのです。この辺りの砂漠地帯では恐竜の化石がたくさん発見させるらしく、このような像が宣伝のため(?)にたくさん作ってありました。
   
 8月11日. シラムレン草原の宿泊施設。日本のキャンプ村みたいなものです。午後に到着して乗馬レクチャーがありました。最近は中国でアウトドアがブームで、このような施設がどんどんできているそうです。しかしここは前からあり、奔流中国でいつも使っていると聞きました。モンゴル族の方が経営していました。
 夜には有志で少し離れた丘に登り、星を見ました。天の川がはっきりと見えましたし流れ星も10回近く見られました。日本より空が広かったです。
 ここを含めて4つのゲル村に宿泊し、100キロを走破しました!
  8月12日. お昼休憩時に撮影。皆が乗って来た馬です。乗馬したというと、「自分で動かしたの!?」と言われますが、そんなに技術は必要ありませんでした。というのも馬は群れで行動するので先頭に勝手に付いていってくれました。私は止まってほしい時に手綱を引っ張っただけです。しかしそれも先頭が早足になっていたら従ってくれません。自分で走るより疲れてわき腹が痛くなりました。よく考えたら、これっておかしいですよね(笑)
   
 内モンゴル自治区の草原。見渡す限り全部こんな感じで、NHK新シルクロード第2集の映像が初めて現実味を帯びました。第2集は流れを覚えるくらい何度も見ましたが、イマイチ現実味がそれまでなく、想像できませんでした。しかし今回の旅で風の匂いや強さ、土埃にさらされて、草原の道をまざまざと実感しました。馬に乗ると視線が高くなり遠くまで見渡せます。それに移動速度が速いので単調な景色でも移動したなと実感できます。なるほど草原で馬は便利でした。  8月13日. 1回目の休憩の後の出発風景。それまでは何とか早足組で来たがここでゆっくり組に転向。何しろ早足した時の揺れでお尻が鞍にぶつかって痛すぎました。足場の悪い馬上では揺れを軽減することもできず、1分間疾走するのも苦痛でした。体力だけでなく尾てい骨の弱さもネックになりました。
    8月13日. オボーを観光しながら休憩しました。これを左回りに3周しながら願い事を考えると良いのだそうです。
 馬頭琴の演奏も聞きました。風の音と一体になってエキゾチックでした。
 この休憩の後、日が暮れて辺りは真っ暗になり危険だと、ゆっくり組みは早足組との合流を打診されましたが、結局合流はせず。ゆっくりメンバー3人で真っ暗な草原を強行しました。最後はまさかの早足を繰り返し、お尻が痛かったです。一緒にいた女の子は馬から降りた途端に立てなくなり、肩を借りているほどでした。