ロンドン 1997年8月  

ねこ 小学1年生 ひめ 幼稚園年少(4歳) うさ 3歳
  アブダビ3年目、最後の夏のリーブです。サースフェーから電車でジュネーブに出て、飛行機でドーバー海峡を越えてロンドンへ。ねこ家は、基本的に都市があまり得意ではないのであまり行かないし、長居もしないのですが、今回あえてロンドンへ行ったのは、ウィンザーにあるレゴランドめあてでした。それで、せっかくロンドンに行ったのに、大英博物館はおろか、ロンドンの名所はほとんど行ってないのです。これはねこ家ではよくあることで、パリもウィーンも行ったことはあるけれど、ガイドブックに筆頭で載っているような観光名所は全然行っていません。
 でも、ロンドンも楽しかったです。子どもたちが楽しめるところもたくさんあるんです。
1日目   ロンドン動物園とリージェントパーク
 リージェントパークの中にある動物園です。広い敷地の中にいろいろな動物がいて、楽しめました。ただ、ガイドブックにパンダがいると書いてあったので楽しみにしていったのですが、どこを探してもいなくて、残念でした。
 後になって知ったのですが、このロンドン動物園は、「ハリーポッターと賢者の石」でハリーが初めて蛇と話しした場所とか。
 ホテルがリージェンツパークの入り口付近にあったので、一番奥にある動物園までのんびりと歩いていきました。その途中にあったのがこんなアスレチックです。
 その他、公園内にはリスがいたり花壇があったり、1日のんびり過ごせました。
2日目   レゴランド・ウィンザー
 ロンドン旅行の最大のお目当て、レゴランドへ行きました。パディントン駅から電車でウィンザー駅まで行き、シャトルバスでレゴランドへ。広い園内には、レゴでつくられた町並みがあったり電車の模型があったり、アトラクションがあったりで、大興奮の子どもたちでした。
 こんな精巧にできた建物達。もちろん、全部レゴでできています。一体どれだけの数のレゴなんでしょう。
 子どもたちが自分で運転できるレゴのゴーカート。本当は3歳以上だったのですが、何とか言いくるめて乗せてもらったうさくん(2歳11ヶ月)です。  鉄道模型にはりついて動かないうさくん。30分はこのままでした。でも、時折通りかかるかわいい女の子に見とれる場面も・・・。
 コーヒーカップ。上のくもも、もちろんレゴです。  トロッコの要領で走る車です。

レゴランドから見たウィンザー城です。
 このほかにも、レゴでできた迷路があったりペダルを回してレールの上を走る乗り物があったり、素朴ですが盛りだくさんのアトラクションがありました。それがみんなレゴをモチーフにしていて、見ているだけでもかわいいんです。それに、園内の至る所にレゴでできた人形やオブジェクトが置いてあって、まるで自分が小さくなって自分でつくったレゴの中に入り込んでしまったような雰囲気のあるテーマパークでした。
 普段はあまり遅くならないように計画するねこ家ですが、この日は閉園時間いっぱいの18:00までねばって遊びました。そしてシャトルバスでウィンザーまで戻り、そこで夕食をすませてしまって、電車でロンドンまで戻りました。
 
3日目  ロンドン市内観光
 ロンドン玩具&模型博物館。室内には珍しいおもちゃや模型がいっぱい。日本の人形などもあって、びっくりでした。
 ロンドン交通博物館です。伝統の2階建てバスや古い機関車が展示してありました。体験コーナーもあって面白かったです。
 せっかくロンドンに来たのだから市内も見て回りたいと考え、子どもたちが楽しめそうなところをガイドブックから探して決めたのがこの2つのミュージアムです。交通機関はうさ父の担当なので、どうやってリージェントパークからここへ来たのか、実はよく覚えていません。2階建てバスに乗ったのは覚えていますが。交通博物館を出てからピカデリーサーカスを通り、ロンドン三越をのぞいて、その裏にあったお寿司屋さんに寄りました。そこでお持ち帰り寿司を買って、ホテルでみんなで奪い合って食べました。こういう大きな都市に出てくると、日本食が手にはいるのはうれしいです。
4日目  リージェントストリートでお買い物
 ホテルから歩いていけるリージェントストリートをウロウロして、ショッピングを楽しみました。といっても、楽しんだのは母だけ?半日だけのわがままです。でも、結局買ったものは子どもたちの服と自分用にはカーディガン1着だけ・・・。ロールアシュレーの1階が子供服売り場になっていて、夏のバーゲンをしていたのです。見事な刺繍入りのジャンバースカートとロールアシュレーっぽいピンクのワンピース、おしゃれなつりズボンを、結構手頃なお値段で手に入れることができました。店内はごった返しでしたが。自分用のペパーミントグリーンの夏のカーディガンは、今も愛用しています。
 この後、ユーストン駅から湖水地方に向かって出発しました。駅で、お昼ご飯のフィッシュ&チップスを仕入れて・・・。列車はとても混んでいて、2カ所に別れて座らないといけなかったのですが、フィッシュ&チップスは絶品でした!
ホテル
 この旅で泊まったホテルは、リージェンツパークにほぼ隣接しているホワイトハウスです。結構大きなホテルで、とてもきれいでした。このホテルのよさは、なんといっても交通の便のよさです。リージェンツパークまですぐで、パーク内にあるロンドン動物園にも、のんびり歩いていけます。反対方向へ行けば、ロールアシュレイやリバティのあるリージェントストリートまで1キロ程度。もちろん、その間もショッピングのできそうなおしゃれなお店がいっぱいありました。我が家は行きませんでしたが、シャーロックホームズのベイカー街やマダムタッソーろう人形館なども徒歩範囲内です。
 ホテルからほんの100m出るとメリルボーンロードという幹線なので、空港からのバスは止まるし、ロンドン観光のためのバス停や地下鉄駅もすぐです。パディントン駅やユーストン駅もタクシーでほんの少しでした。
 ホテル内にコインランドリーがなかったのが残念でしたが(ちょっといいホテルにはないものなんですね)、ホテルの方にどこかにないかと聞いたら、親切に教えてくれました。それで母は一人、散歩気分で小さなストリートを歩いていって洗濯をしてきました。石畳の趣のある通りで、カフェなんかも洗濯物を抱えていなければ寄ってみたいと思いました。
 ロンドンに行く前に、以前にここに泊まったことがあって紹介してくれたお友達に、大きな通りをはさんだ向こう側に持ち帰りのお寿司屋さんがある、と聞いてきたので、空港から到着してすぐに行ってみたのですが、そこにはスーパーマーケットがあるだけで、お寿司屋さんは見あたりません。しばらく探したのですがやはりないので諦めて、そのスーパーマーケットで買い物することにしました。そうしたら!!そこのお総菜コーナー(?)にパック入りのお寿司が置いてあるのです!!アブダビでは、もちろん考えられません。「さすが大都会。」と感心してありったけのお寿司を買い(時間が遅かったので残りわずかだったのです。)ホテルで奪い合って食べました。
 ロンドンへ行ってもう13年になるのですが、その後「ハリーポッター」が登場して、ねことうさと母はポッタリアンになりました。母は、もう1度ロンドンやゆかりの土地へ行きたい、と思っています。ところが、ねこちゃんは、高校2年の時、語学研修で3週間ロンドン近郊へ滞在したんです。少しだけれどホストファミリーの方にロンドン観光もさせてもらったとか。(大英博物館とか)うらやましい限りです。