11月第一土日と開催されました飯能まつりです。
山車と屋台が合わせて10台出ます。
A枚目の写真の山車は河原町の所有する典型的な江戸型山車で人形は、スサノオノミコトです。
興味深いのは、この山車は本来、静岡の浅間様のまつりで使用していましたが、明治の半ばに飯能市河原町の有志が、お伊勢参りに出かけた際に道中の静岡市にて現在の山車を見つけ100円で購入し半月掛けて飯能まで持ってきたと云われています。
購入した年は、明治27年です。
お囃子はテンポのいい神田囃子で、川越に近い為、囃子台の上では踊りがつきます。
遠州ではひょっとこが主ですが、飯能(川越)ではキツネが主流です。
また 居囃子と云って、お囃子だけの披露もしています。
簡単に云うと、お囃子合戦と云うところですね。
1日目は底抜け屋台で町内周りをして、
2日目に本屋台を出して山車行列を行います。
市内の大通りを西から東へ行き1度停車して再び中通りへ移動して東から西へ行きます。
途中大きな辻で停車してお囃子と踊りを披露しますが、運行中も踊りはついてます。
[ マメ知識 ]
手古舞(踊り)について
遠州では、おかめ・ひょっとこ・般若の踊りを「手古舞」といっていますが、関東で 「手古舞」 と言うのは山車を引くときに山車の綱の先頭を山伏が持つような鉄の棒を持って「カシャン・カシャン」 と杖を突きながら道を清めていく役の女の子の事を言います。
踊りそのものは 「手踊りが付く」 と言います。
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