府八幡宮の三祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后である。
八幡宮の総元締である九州宇佐八幡宮は、仲哀天皇が比女神と入れ替わっている。
全国の神社の中で二番目に多いのが、八幡宮だが、その祭神はその神社により異なっている。
しかし、常識的には八幡神といえば、応神天皇を指す。
この天皇は、仲哀天皇と神功皇后の子といわれている。
武内宿禰は、長く天皇家に仕えた伝説上の家臣で、特に神功皇后を助けた人物である。
神功皇后は、九州から朝鮮半島に渡り、自ら弓を取り、いわゆる「三韓征伐」をしたといわれている。
鬼板はその勇敢なる戦う女性・神功皇后の雄姿。
懸魚は、その子・後の応神天皇を抱く武内宿禰の姿である。
中泉の多くの山車が、この構図を彫刻(鑾留・盛友社)や人形(東組)に取り入れている。
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