<愛知県 岩倉桜まつり>
市内を縦に流れる五条川の両岸を1.5キロくらいの長さで桜が植えられていて、観光行事の一環として桜の咲くこの時期(4月1日〜10日頃)に桜祭りとして開催されます。
日本のさくらの名所百選に選ばれている場所で平成4年から開催されています。それは見事な桜並木・桜街道です。
遊歩道になっていますのでゆっくり腰を据えてみると良いです。
【写真1】 五条川の桜
正式な祭礼は7月に行われます。
山車は、大上市場・中本町・下本町の3町に各1台づつ保有していて、下台の構造から見ると名古屋型ですが上山の構造から見ると3層の犬山型になり犬山型に近い見方をされています。下台の巾が広く車輪かくしまで入れると3メートルは有ると思います。
【写真2】 下之町・山車背面
尾張地方である山車にはやはりカラクリ人形が載っています。此処の山車は各山車とも2体のカラクリを保有していますので、かなり調べていかないと計6体のカラクリを見ることは出来ないでしょう。
下本町<下之町・山車>/1625年建造/カラクリ
「菅丞相」 ・「唐子遊び」
【写真3】 下之町・山車正面
中本町<中之町・山車>/1626年建造/カラクリ「那須与一」・「チリリ(回転遊び)」
【写真4】 桜と山車(カラクリ・チリリ)
大上市場<上之町・山車> /1629年建造/カラクリ「肩上倒立」・「乱杭渡り」
【写真5】 カラクリ・乱杭渡り
各山車は270年も使用されいて、大上市場の乱杭渡りのカラクリにはこんな話があります。乱杭渡りのカラクリは人形の足の下の杭棒から人形を操る差し金によって人形の足の中の機能を動かし人形が一人で杭の階段を上っていくカラクリで非常に優れたの構造になっています。
犬山の魚屋町の真先の車山(やま)にこの乱杭渡りのカラクリが乗っています。そのカラクリを見た岩倉の人が岩倉にも乱杭を乗せたくなり真先のカラクリの秘密が知りたくて調べたのでしたが解りませんでしたある年、犬山祭りの祭礼の時にカラクリを演じていたんですが、急な雨のために上演を中止して慌てて人形を降ろした所たまたまその場に居合わせた岩倉の人の手にその人形が渡されここぞとばかりに中の構造を見てそれを真似て作り上げ岩倉の山車に乗るようになったといわれています。
本来の祭礼は7月にありますので見に行ってください乱杭渡りののカラクリはすごいですよ感動します。
場所は高速小牧インターを降り名古屋方面に出て500メートルくらい行くと国道155号線の交差点を右折155号線に入りすぐです。小牧インターから10分くらいで着きます。
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