ある有名攻略サイトの参加型掲示板に載っていたネタ。>「ヘクトル。お前のところの傭兵達もジャファルとそう変わらんぞ」
そうだよねえ。ヘクトルのところの傭兵達もジャファルと似たようなものだよねえ。
烈火の主だった敵は黒い牙だから、ジャファルやニノにとってだって自軍キャラは仲間の仇だろうに。
どうして筆者はそのことに3年近くも気づかなかったのだろう。やはり烈火は戦争ではなく悪者退治ゲーだからだろうか。
例えばジャファルが他のFEに出演していたらどうだろうか。カダインのシスターやグラ兵、オーガヒルの海賊達を犠牲にした軍隊だったら?北トラキラ強盗団やALLカンスト司祭で宝玉発掘にいく軍隊だったら果たしてプレイヤーはジャファルを責められただろうか。
上記はジョークとしても聖戦子世代のトラキラへは侵略と言って差し支えなかったし、同じエレブでもまんま戦乱の封印世界だったらもう少し彼への扱いも違っていただろう。
考えてみれば本当に烈火のストーリーは変わっている。歴史のうねりを感じさせる大河ドラマ的な聖戦とは正反対だ。それに関して誰かが烈火を群像劇と称していたがきっとそんな感じだろう。
烈火はキャラが立っている。それにかなりの脇役でも顔グラの表情が豊かだし戦グラは固有だし。 何よりクラスバランス・ユニットバランスは聖戦が問題外で烈火が最良だと思う。ユグドラル大陸ではニノ程度の優遇は特に問題にならないよ、うん。
ただ、ジャファルに関してはレイラ云々よりハードの『夜明け前の攻防』で勝手に動かれて何度もリセットしたことの方が恨みという人も多そうだ。勝手に突撃するNPCや敵の命中率16%の微妙なイードのシャナンなどの運任せの攻略は勘弁してほしい。
あとがき━━ひたすら「エルク中心!エルク一辺倒!」と謳っているサイトに果たしてどれだけジャファルファンが訪れるのか疑問だったが書いてみた。
個人的にジャファルはエルクの数多くいる恋敵キャラの中では1番好きだ。ただエルクの恋敵━━つまりエルクの間接的な関係者━━でなかったらまず扱わなかっただろう事も実に否定しがたい。
(2006.11.20)