不自然な支援会話(うちの場合)


*エルクの支援会話シリーズ第1弾(続きは未定)

GBAシリーズ以降では既におなじみになった支援会話であるが、聞いた所によると蒼炎や暁では拠点会話に変更されているらしい。GBAシリーズみたいにマップ上で会話するわけではなくなるので、それだけで不自然さは半減するであろう。

問題はキャラ設定との相違などだが、聖魔ではストーリー分岐とクラスチェンジ分岐システムのおかげで凄い事になっていたらしい。前者はFE外伝みたいにエイリーク編とエフラム編ではキャラ変えてくれれば良かったのに。後者は例えばヴァネッサに天馬騎士をやめさせてワイバーンに騎乗させるプレイヤーが悪いのだろうか。

支援会話の不自然さではないが、ナターシャやネイミーが騎乗技術を持っているというのも不自然かなあ。でも正体不明の在野の士ルーテだったら馬にでも乗れそうな気がする。

さてエルクの話に戻るが、筆者は支援会話自体滅多に出さないがそれでも不自然な支援会話はある。筆者の場合はこうだ。

エリウッド編ノーマル28章『勇者ローラン(5人しか出撃できない章)』のエルク×ニノA

おい、エルク!爆弾発言した挙句逃げるな!ここは灼熱地獄でお前達は今2人っきりなんだぞ。

しかも2人ともクラスチェンジ済みでライブ持ってるから傷薬すら持ってないのに。

協力し合わないとマジで死ぬぞ!

ニノは26章で仲間になるのでゆっくり支援をつけている暇が無く、26章外伝・27章でひたすら隣接させた状態でターンエンドを繰り返した。対ソーニャ戦や黒い牙総力戦でのエルクとの支援内容も大概だが、ニノは終盤で仲間になるからその程度の不自然さはどの支援相手にも言える。

ニノは27章の黒い牙総力戦でレベルを上げ一気にクラスチェンジさせた。そしてエルクとの支援もBまでいき、いよいよ『勇者ローラン(5人しか出撃できない章)』である。ハードだったら3人しか出撃できないが、ノーマルなら右のルートに2人出せる。

右のルートはエリウッドを援護するためにも敵を壁越しで倒せて相互回復し合えるユニットを出したほうが良い。なら賢者同士のエルクとニノを出してついでに支援も付けさせようとしたら、コレだ。エルク、逃げるにしても場所を選ぼうよ。傷薬や特効薬は別の3人に持たせたんだよ。

****

この話には続きがある。デュランダルの警護者はローランの子孫であるニノ(彼女もリキア人のはず)に倒させようとしたら、配置ミスで警護者がいきなり壁越しにエルクに突っ込んできたのだ。しかしニノと隣接していたエルクは攻撃を避けて必殺で1ターン撃破してマップクリア。エトルリア人に倒されたため警護者が無念そうだったのに心が痛むが、まあ結果オーライと割り切っていた。

そうしたら最終マップで火竜にデュランダルで攻撃しようとすると全くダメだったのだ。なんとまあエリウッドの力が9で・・・。

編成に大失敗して騎馬ユニットがエリウッドと飛行系のフィオーラしかいなかったので、仕方ないのでエリウッドには運搬役に回ってもらった。

これはデュランダル警護者の呪いだろうと割り切った。それにしてもエリウッドはそんな状態でよくニニアンが殺せたな。「一太刀浴びせただけで致命傷ではなかった」という設定で充分納得できるステータスだったぞ。うちの場合・・・。

****

私にとって烈火で使い易いユニットは賢者だ。という訳で28章や30章など部隊をいくつかに分けなければならない場合はエルクとニノを組ませて行動した。回復は基本的に杖だ。

以前書いたが、エルクとニノはマップ戦闘で杖を使うとまるでキスしているように見える。最初のうちは可愛いのだが、部隊を分けて人目につかない所で回復するのはまだ良い。全員で行軍しているときや乱戦状態のときに回復させまくると本当に所構わずキスしているように見えるのがネックだ。

2人きりのときでも伝説の剣を守っている警護者のいる灼熱地獄の洞窟やフィールド上でも本隊から大幅に離れた森の中とかはどうだろう。そりゃエリウッドの力も上がらないよ。きっと警護者の呪いだ。

****

やはり伝聞形だが、暁では全てのキャラの組み合わせに支援会話が発生したそうである。「無理だろそんなの」と思ったが、何でも全てがテンプレ使い回しだったらしい。それなら可能だろうが案の定批判も多いようだ。

それに対して、「聖戦ではキャラが限られていた上に使い回しもあったのに、そっちには文句を言わないんですね」と擁護する人がいた。それに対する反論は「時代が違う。1996年に発売されたら暁レベルの使い回しでも誰も文句を言わないだろう」

筆者は反論に全文同意だ。暁は2007年Wilにて発売、聖戦は1996年SFCにて発売した。時代が違う。聖戦の時代はキャラが会話をするというだけで驚きだったし、本城帰還時の恋人会話なんぞ全員が使い回しだったが文句は一回も見た事がない。そういうシステムがあるというだけで驚きだった。

次回作の支援会話は基本はテンプレ使い回しで、特定の組み合わせだけでキャラの背景なり隠された設定なりが明かにされたり普通に仲良くなるなりする形を希望かな。

何でも45人のキャラにCからAまでの支援を全ての組み合わせで製作したら3275通りなんですか?ライターを100人くらい用意してもライターと監修役とコンプリート型ゲーマーが疲労で倒れるだろうに。そんな質より量で矛盾がボコボコ出てきそうな挙句ジャンルが変わりそうな事を希望する人は果たして存在するのだろうか。単なるオマケ要素でそこまでやられてもね。

そうです。支援会話は単なるオマケ要素です。クリアするのに必須ではありません。なので筆者はよほど気に入ったキャラでない限り支援会話は発生させていません。特に烈火ではエルクとついでに何人かですね。

先ほど『キャラの背景なり隠された設定なりが明かにされたり』とは書いたが、それらはクリアには必須の情報ではない事が条件だろう。内容だけでなく攻略面もだ。支援の付いたキャラは回避率などが上がるが、特定の組み合わせでしか支援が出ない場合それがクリアに必須になるのは論外だろう。
 暁みたいにテンプレ会話だろうが全ての組み合わせで支援が付くなら攻略要素に入れても良いんですがね。

****

筆者はSFC時代はチクチクや増援呼びや基礎経験値稼ぎを繰り返したが、GBAシリースでは闘技場にも寄らず支援もつけずサクサク行く方針を取った。据え置き機と携帯ゲームの違いか、難易度によるものなのかは自分でも解らないが。

支援はよほど考えて行軍しないとターンエンドを延々と繰り返す事になる。なので特に烈火では我慢するのが難しい。

何故なら烈火には評価システムと軍師システムがあるからだ。軍師システムは章の初めにキャラに話しかけてもらえるのももちろんだが、何より「私が軍を動かしているんだ!」という気持ちになれるのが嬉しい(筆者はDQ派)

故にトラ7でEランクを取っても何とも思わないが烈火ではSランクの神軍師を取りたくて仕方ないのだ。という訳で1週目はキャラ達には会話は一切禁止でサクサク行軍した。おかげで私は神軍師だ。

しかしこの前のロードでは26章外伝〜28章をわざわざやり直すのも面倒だったので、ターンエンドを繰り返してニノとの支援をつけたままにした。おかげで私はAの名軍師だ。残念。

もちろん高ランクを取るためには生存評価も資産評価も大切なので部隊の生命や財産は最優先で守ったが、こんな軍師に引っかかったうちの烈火キャラは可哀想かもしれない。

でもおかげで烈火の自軍にはかなり感情移入できた。私が一番大切にした部隊は烈火の自軍だ。


あとがき━━烈火は随分久しぶりの更新です。ここからはエルクの支援会話から彼を見ていく予定ですが、次の更新はまだ未定です。

(2007.08.12)

烈火トップページへ インデックス