株式会社北河建築設計
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べにかなめもちの生垣のある家 01
内断熱・夏冬変動式内外通気工法 SC風の家2
コンセプト
SC風の家の第2段です。SC工法は、すばらしくメリットの多い工法です。しかしSCの弱点として、外断熱のため、重い外壁ではロングビスの強度に不安がある。屋根断熱が50mm.では、次世代省エネ基準にならない。火災時外断熱から有毒ガスが発生する可能性がある。といったデメリットもあります。この建物では、デメリット解除のために、内断熱工法を採用して、SC工法のメリットである夏冬変動式内外通気工法を残す工法を採用しました。
南面外観
外壁1階窯業系サイディング厚16mm.、2階ジョリパット吹付+吹付下地サイディング厚12mm.を採用したため、外壁材の重みを考慮して、外張り断熱でなく、内断熱工法でまとめました。左隣棟の白い建物の耐震補強と老朽修繕工事も一緒に行いました。
エレベーター棟
黒半円で飛び出している部分がホームエレベーターです。老後や介護のことを考慮して、2階建てでもホームエレベーターを設置する物件も多くなってきました。最近は2階建て専用のエレベーターも発売していて、材工で100万を切る機種もでてきたため、ずいぶん身近になってきました。
テラス
南面は、環境共生住宅の基本として、夏場に掃き出し窓に直射日光が当たらないように1200mm.奥行きのテラスを作っています。昔の縁側の感覚です。先祖の知恵はすばらしい。
高断熱高気密というと、寒い地区での採用とか、高級住宅のオプションといった感覚でしたが、ここ数年でずいぶん身近になりました。背景には、「いい家が欲しい」の出版のからブームとなった各ハウスメーカーの断熱可への取り組みと、環境問題の関心へのエネルギーロスの考えもあると思います。しかしながら本当のエコロジーと考えると、「いい家が欲しい」の外張り断熱の押出発泡ポリスチレンは、石油系化合物であり、プラスチック系に近い材がエコロジー材といえるかといった問題性を持ちます。もちろんどんな工法にもメリット・デメリットが存在し、一番適正な断熱材をその都度選定するのです。この物件では、お客様の外断熱への疑念とR部分の外断熱の加工の難しさもあり、現場水発泡ウレタン吹付、通称eアシスト工法を採用しました。
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