甘露寺の鐘楼

 12月31日NHKテレビ番組の『行く年来る年』などでお馴染みの除夜の鐘は、六根(迷いや罪を生ずる六つのもと)から起こるといわれる百八の煩悩(迷い心)を除くために打ち鳴らします。

 甘露寺でも、毎年「除夜の鐘つき」を行っています。12月31日の夜半には、大勢の人達が参詣に訪れ、一人一人鐘楼に上って、鐘をつき一年の感謝と、来る年の幸せを願う恒例の行事となっています。

 甘露寺の梵鐘は、享保12年(1727)七世癡兀禅嶺和尚によって鋳られましたが、何時のころからかその姿を消して鐘楼のみとなり、甘露寺からの鐘の音も聞かれなくなっていました。
 そして昭和50年(1975)檀信徒の願いにより新しい梵鐘が鋳造され、鐘楼も整備されて昭和51年4月8日には落慶式が行われ、再び鐘の音を復活する事ができました。

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甘露寺の梵鐘(鐘の音が鳴ります)

 このコーナーでは、除夜の鐘つき行事に参加出来ない方々のために、甘露寺の鐘の音を体感して頂けるようにしてあります。
 右の写真を1回クリックする毎に、1回だけ鐘を鳴らすことができますが、余韻が長く残りますので、ゆっくりと間を置いて(約15秒)1回1回を丁寧にクリックして鐘の音を味わって下さい。
 そして、心を込めてバーチャル除夜の鐘を打ち鳴らし、幸せな新しい年をお迎えになって下さい。

(注) ご使用のブラウザによっては、上手く鐘が鳴らない場合もありますので、その時はご容赦下さい(IE4.0以上のご使用をお勧めします)。