平成15年は、甘露寺の開基楠木正勝公(正巌徳勝和尚)の六百回忌にあたり、5月24日に寺宝である凖提観音大幟の掲揚法要が、好天に恵まれて行われました。
この大幟は、甘露寺十九世深谷博道老師様の発願により、修禅寺三十八世丘球学老師様が揮毫されたもので、縦37m×横20mという大きなものです。
昭和9(1934)年10月27日に描かれ、翌昭和10年11月17・18日に開眼法要にて掲揚されて以来、掲揚公開される機会に恵まれませんでした。
この掲揚法要をすることは、檀信徒の長年の希望であり、現住職を始め多くの方々のご努力によって、68年振りに実現することができました。
『大幟まつり』の主なプログラム | ||
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◆大幟掲揚 | 9:30〜14:00 | 花火を合図に掲揚 |
◆模擬店 | 9:30〜14:00 | 焼きそば・ポップコーン・ヨーヨー・風船・炊き込み御飯・豚汁 |
◆稚児行列 | 9:30〜10:00 | 稚児138名参加 |
◆大般若会 | 10:15〜 | 予定通り無事終了 |
◆大幟開帳会 | 11:15〜 | 予定通り無事終了 |
合図の花火とともに掲揚開始 | 健やかな成長を願う洒水式 |
焼きそば作りに忙しい軽食コーナー | 開帳会が始まった時、風で大幟が大きく ふくらみ、その様子に皆さん驚きました |
稚児達も、役員さん達も記念撮影は一度で済まず大変でした |
『大幟まつり』の様子を伝える各社の新聞 (左より岳麓新聞・日刊静岡新聞・静岡新聞) |
甘露寺では、毎年4月8日の大般若会に合わせて、『甘露寺護持会会報』を発行していますが、第8号(平成16年4月8日発行)では、大幟まつり特集号として、大幟まつりの様子を伝えています。
又、この大事業を、その様子と共に、大切な記録及び資料として残すため、この大事業に関った多くの方たちのご投稿を頂き、記念誌を発行(平成17年1月20日発刊)いたしました。
甘露寺護持会会報(第8号) | 護持会会報に掲載された大幟まつり写真集 | 記念誌の表紙 |