令和7年3月の話題


甘露寺3月の一風景

     

彼岸に湯山千鶴さんが本堂で絵画展をし、多くの人が顔見知りの為、記帳されていました。

        
                              

3月23日夜、護持会役員会を開催し、会計・監査報告や4月8日の大般若の件等が
話し合われました。


           


菅沼の岩田さんがダルマクンシラン。シンピジュウムを持って来てくれました。

         

短歌・俳句集

    禅の友 曹洞俳壇  選者 坊城俊樹 先生
   
      冬の夕けんか相手が逝きし夫   末光 愛正


  評 このけんか相手とは幼馴染みの人なのだろう。そんな懐かしい友人が亡くなってしまった。
         昔けんかしたことを思い出している姿がいたたまれない。
         そんな淋しそうなご主人の顔を見るとこの冬の夕方はことに寒さと寂寥感がつのるので
     ある。


    投稿俳句 

  7月
    火蛾もまた集まってをる飲屋の灯
    引越しの荷物に紛れし扇かな
    熟女等の跣の舞台フラダンス

 8月
    旧居思ふ庭に蜩啼く頃と
    初盆のお香を纏ひ帰りけり
    定時制の子等と語るや星月夜

 9月
    補聴器の電池交換鬼城の忌
    敬老日ピッコロを吹く美少年
    遠富士や峠の爺のとろろ汁

 10月
    秋の夜を読みきかす母眠り落つ
    家族居てこその栗飯佛前へ

 11月
    空気さえ旨しと思ふ小春かな
    家康の腕に命待つ鷹の目よ
    柿捥ぎて爺脚立からゆつくりと

 12月
    日向ぼこ他家の猫来て膝の横
    トンネルを抜けて広がる冬の海
    絨毯にゼムクリップの紛れ込み

 1月
    正月の髪に真赤なリボンの児
    宮掃除終へ年寄りの日向ぼこ
    侘助を一輪咲かす厠窓

 2月
    凍返る固まって待つ登校班
    三十歳の向学心や犬ふぐり
    畦道を朝帰りする春の猫
                          新美まさじ