あ と が き
屋久島・小杉谷で遭遇した「朽ち木」達の表情が忘れられず、
幾度となく屋久島へ足を運んだ。
朽ち木は、杉苗の「揺りかご」となっているものがある反面、
他・樹種の「植民地」になってしまっているものもある。
壮絶な形相のものもあるが、穏やかに土と化して行こうとしているものもある。
花々の色鮮やかさも、洗練された美も、そこにはないが、
「朽ち木」達の訴えを聞き、それを少しでもフィルムに焼き付けたかった。
2001年 1月 1日
諫
早 正 夫
撮影機材 ペンタックス6×7 55mmF4 105mmF2.4
撮影条件 フジカラーリバーサル ISO100,400 f22〜8 1s
撮影年月 1988年 8月〜2000年 8月
著 者 紹 介
昭和20年8月、疎開先の埼玉県で生まれた。
幼年時代は、千葉県夷隅郡の、豊かな自然の中で育った。
学齢後は東京に戻り、学生時代を過ごした。
元・静岡県立高校理科教師。
「柿田川みどりのトラスト」理事。
趣味は、写真・絵画をはじめ、
登山・マリンカヌー・東洋蘭栽培・ハーモニカ演奏など。
自宅 〒410-2122 静岡県伊豆の国市寺家 545
<データ>