ハッカ(ハーブ)による害虫防除効果を調べてみたい!

研究発表を聞きにいった時に、ハーブを畝間に植えることにより赤ダニの防除効果の成果を聞いたことにより今回の研究をすることにいたる。
(しかし最初に結論を言ってしまうと、生態観察になってしまった。)

まず、試験的にプランターまたは、草が生えにくい劣悪な環境にてどんな土壌では育ちにくいかを調べてみた。僕なりの試験結果は、粘土質では旺盛に育つ、砂利で踏み固められた場所では横に伸びるのが他の場所と比べて著しく劣るがそれでもけっこう育つ。畑の土では、粘土質の場所と同等並に育つ。
他の草の群生の中でも駆逐する勢いで育つが、クローバーの群生中ではどうも成長が弱められているように感じる。
茎で切り落としたハッカを土にさして水を数日あたえればしっかりと根をはる。水を保てないような土の場所では、根がはるまでにこまめに水をあたえたほうがよい。水を保てる土では、最初に回り近所にもたっぷりとみずをあたえて放置してもわりと定着した。

プランター実験の時に、ダニがついてハッカが枯れる寸前までいたった事があったが、その場合のハッカは弱々しい葉っぱだったので、一定以上弱っているハッカにはダニがつくようである。(この時ついたダニは茶園の赤ダニとは大きさがあきらかに違うようだったが、赤いダニだった。)肥料をあたえて成長を助けてみたら、ダニはいつのまにかいなくなっていた。十分な栄養をあたえればハッカにはダニがつきにくいようだ。

ハッカの害虫はバッタ・青虫類である。定着したばかりのハッカが、オンブバッタに葉を食べつくされて茎だけ残ったということがある。ハッカに十分な葉っぱがついていれば、葉っぱを食べ終わられる前に新しいが出て食べ尽くされる心配は無いが、挿してスグは葉っぱの数が数枚とたかがしれているので注意が必要である。ワラ等で隠すのが良い、または食べ尽くされる前にさらに何本も植えて大きく一本でも育てば良い!という方法でもなんとかバッタ被害を乗り越えることができた。

まず、生命力と増え方が強すぎると思い、畑のスミに植えてみることにした。畑の肥料が地中に溶け出してきているためか、盛んに増え、成長しつづけ畑の中に入り出したので手作業で引っこ抜いてみた。茎をしっかり持ち引っ張ると大抵の根っこは一緒にひっついて抜けてくる、しかしこの時少なからず地中に残る根っこがあり、この時に一緒に除去しておかないと、畑に入ってきてしまうので、畑の中で増やしたい人は放置すれば良いが、畑の肥料が吸われると考えの方は引っこ抜くべきである。
しかし、自分が聞いてきた試験は、畝間に植えるであり、僕が実施した試験は畑に入ってくるのを嫌う試験方法なのであまり世間に参考にすらできないものと思う。
畑の横に40cm×1mを1m間隔で実施してみた。その結果・・その結果はよくわからない、ダニが茶園につかないのか・・。そして、畑に入ってくるたびに抜きをくりかえし、雑草を抜く感覚に後半はなってきてしまった。
きがついたことは、茶園にツノロウが多い場所には、ハッカにもツノロウが沢山つくということがわかった。その株は抜いて処分したが、ハッカにツノロウをつけさせて茶園につく確率を下げて、ハッカを早期に処分すればツノロウの数を少しは減らせるのではないだろうか。
あと、ハーブの匂いでイノシシが近づかないんじゃないかという意見もあったが、イノシシは普通にハッカの横を掘った後が残っていたので、イノシシへの効果は見られなかった。

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