遠州新居の手筒花火(諏訪神社奉納煙火)
手筒花火とは?
山から切り出した孟宗竹を60〜80センチメートルに切り、竹の油を抜き、強度を増すため煮ます。
一番上の節だけを残し、残りの節を全て抜き取ります。

危険防止のため、ムシロ、ゴザなどを巻き付け、その上から荒縄で固く、均一に巻きます。
火薬量が多い花火はその上にまた、何層にも巻きます。

手で持つ所(手縄)を付けます。

一つだけ残した節に、内径三分の一の大きさの穴をあけます。
これが花火の噴出口となります。

筒の中に黒色火薬を詰め込み、筒底に粘土を詰めます。

こうして出来上がった筒を手で持ち消費する花火を、手筒花火と言います。

もっと簡単に言うと、
 「縄を巻いた竹筒に火薬を詰め、人が手に持って消費する手作りの噴出花火。」

三河地方の手筒花火には底が抜けるハネがありますが、新居の手筒花火はハネの無い、江戸本来の手筒花火を伝承しています。


遠州新居の手筒花火(説明)

「そら出せ出せよ!そら出せ出せよ!」威勢のいい掛け声が夏の夜空に響き渡る。
粋な衣装で身を包んだ男たちの笑顔が、オレンジ色の光の中に浮かび上がる。
「遠州新居の手筒花火」の始まりである。

「遠州新居の手筒花火」は、静岡県湖西市新居町新居に江戸時代から約300年続く夏祭りで、町内にある諏訪神社に奉納される伝統の花火である。

三河地方の手筒花火にはハネ粉を入れ、最後に底が抜けるため不動の姿であるが、新居の花火にはハネ粉を入れないので自由に練り歩き、次から次へと点火する。
中でも「猿田彦煙火」は必見である。
降り注ぐ火の粉をものともせず、笑顔で筒を抱きかかえ練り歩く姿は実に勇壮で、古くから「東海道の奇祭」と言われ、街道を旅する人々により各宿場へ、その名が広がっていった。

手筒花火は、竹の切り出しから火薬の填薬、消費まで総て本人自身で行われ、その製造技術、点火、消費の所作は親から子、孫へ、熟練者から初心者へと受け継がれて行く。

この「遠州新居の手筒花火」は、毎年7月下句の金曜日に小学校校庭(試み)で、土曜日に中学校校庭(前夜祭)で行われ、夏の夜空を真っ赤に染め、その色、音、匂いで人々を魅了し、心のアルバムに夏の思い出を残す。

(文 てんてん)
(文章、適当にお使いください。)

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