我家のシステムは、このケーブルを試聴するまでは
これ以上何を求めるのかという状態でした。これまでの様々な改善が実を結んでいましたので
デジタルケーブルを交換するだけでそれほど効果がないだろうと高をくくっていました。
でも、上述の通り現状のデジタルケーブルではジッタが必ず発生すると言われては
心中穏やかではありません。おそるおそる試してみた結果が大正解だったと言うことです。
デジタルケーブル試聴の結果を、一言で表すと、音が部屋全体に響き渡る感じが
より自然になった印象です。
変化の方向としてはスーパーツイータを取り付けた時の状態とよく似ていて
超高域を付加したのに低音がスッキリと力強く、音が部屋全体に広がる。
響きが豊かになる印象。
まず最初に感じたのは、低域の量感が増すとともにローエンドが
更にのびて、音像がクリアーになる、実在感が増す。
時間とともに音量が上がるように感じられること。
最近、はまっているイタリア合奏団/ヴィヴァルディ「四季」では、
付帯音が減ってこんなにきれいな録音だったのかと感じています。
バイオリンの音については、切れがあるのに艶やかで柔らかいという
相反する表現を両立させています。
楽器が持つ本来の音が出てきているようです。
曲中に出てくるコントラバスも弾むように軽やかで良い仕事をしている感じです。

ヒラリー・ハーン/バッハ/ヴァイオリン協奏曲集の10曲目オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
ハ短調では、木管楽器の透明度が上がって聞こえます。
  
こちらも最近はまっているマリア・ジョアン・ピリスのシューベルト即興曲集では
ピアノのタッチが軽やかで引きずる感じがせず、ピリスがさらりと
弾いていますがフォルテッシモで音が薄くなるようなことはありません。
(力強く弾きずる感じが良いという人には物足りなさを感じるかも)
このあたりの表現は、音の志向で好き嫌いが分かれるかも知れませんね。
  
取付後30時間位を過ぎたあたりからエージングが始まったように感じましたが
エージング中なのに今回の変化した部分の音だけで楽しめます。
この状態でASCの最新確認音源(DSD録音)「dear Monk」を聞きました。
http://www.net-asc.com/index.html
新鮮さが増した印象で、10月9日の録音現場を思い出しました。
音の表現で、目をつむればスピーカーが消えると言われますが、
我家では、演奏者が目の前に居るのに目に見えない、
見えるはずがないのに音源を目で追っかける不思議な状態です。
このケーブルでなければ絶対出てこない音があります。
ジッターイーター無くしてCDフォーマットを語る無かれ。
自然な音の表現には魅了されるはずです。
お父さんの小遣いで買うにはちょっと高いケーブルですが
投資しただけの価値は十分あると思います。
このすばらしい音を自分だけで聞くのはもったいないので、
近所の皆さんを呼んで、お聴かせしたいと思います。
今回もすばらしい発明を世に出していただきありがとうございました。 |