酒粕料理の楽しみ
栄養もたっぷり、体も暖まる酒粕の利用法は案外知られておりません。そこで、オーソドックスなものから、ちょっと変った使い方まで…。 |
酒粕(100g)の栄養 |
カロリー |
203kcal(卵は152 牛肉は133) |
蛋白質 |
14.5g=卵2個分=牛・豚肉70gと同量 |
ビタミンB1 |
0.27mg=りんご5個分と同量 |
ビタミンB2 |
0.14mg=牛乳90ccと同量 |
ビタミンB6 |
0.3mg |
(B6は特に美容によいとされています) |
|
甘酒
ふつうは、板粕を好みの濃さに溶いて砂糖・塩(少々)を加えて煮ますが、日本酒を少量加えれば一層風味が増します。
また、牛乳を入れると洋風の甘酒となり、子供さんにも喜ばれます。
尚、磯自慢の吟醸酒粕はまろやかな味で、香りが良く酒精がありますので、特においしい甘酒を召し上がって頂けると思います。 |
酒粕の小さなグルメ
(1)あんぱん吟醸粕風味
パン生地を作る際の強力粉と卵を混ぜ、バターを入れる時合わせて吟醸酒粕を入れてこねて下さい。(この時、イーストと牛乳はすでに入っています。)あんの甘味とほのかな吟醸(酒精)風味がとても合い、予想以上のおいしさが味わえます。
(2)酒粕点心
ようかんを薄く切って板粕の間にはさみ、両面を軽く焼いてお茶請けにします。
これを光琳梅の型などに抜けば、懐石の千菓子としても珍重されます。 |
粕汁
(1)酒粕は濃い目のだし汁に2時間程つけます。
(2)揚げ豆腐・ごぼう・にんじん・しいたけを細切りします。
(3)やわらかくなった粕をすりばちですり、だしと具を入れて煮ます。
(4)しょうゆで味を整え、お碗にとってみじん切りしたセリをたっぷりかけます。(懐石風) |
粕漬
ねり粕を求め、材料をガーゼにくるんでつけます。材料は、肉類・白身の魚・野菜など何でも結構です。特に辛すぎる塩ぶり・塩ざけなどの塩ぬきに最適です。
粕どこ(ねり粕)は、板粕を密閉した容器の中に5〜6ヶ月、低温でかこっておいてもできます。
野菜類(ウリ・ナス・キュウリ)等は、長く半切りし1日塩をまぶして水出しをした後、しっかり水分を拭き取り粕どこに漬けます。 |