2021年6月20日(日)     北部協働センターにて

第45期 双竜戦 浜松大会     持ち時間:30分+10手5分

双竜戦は四段以下を対象とした公式戦で、東海支部(東海連珠会)と静岡県支部(浜松連珠会)の両方で
予選を行い、優勝者同士で決勝3番勝負を戦う方式です。名古屋での決勝3番勝負に誰が進出するのか。
また、2位までに与えられる来年の名人戦一次予選参加資格もかかっている重要な大会です。
新型コロナウィルス感染拡大により積極的なPRができない中、常連の6名が来てくれました。
開局規定は「四珠交替打ち」で、持ち時間30分+10手5分、スイスシステム4回戦の戦いになりました。

【1R】深田-上久保戦は、白6や10を打ちかえれば白勝ちでしたが、17手で深田1級が黒勝ち。
加藤-川田戦は、白28の四ノビが疑問で、ノリ手が絡む5回の四追い勝ちを読み切って加藤初段が黒勝ち。
みき-伊藤戦は白60が敗着、みき初段が65手で黒勝ち。
【2R】上久保-伊藤戦は、白6が弱く17手で上久保二段が黒勝ち。
川田-深田戦は、白6や10が弱かったようで、17手で川田3級が黒勝ち。
加藤-みき戦は大熱戦、黒が15で白も22で追い勝ちを逃がし、みき初段は30分を使い切って白24から10手
5分に突入。10手を5分で打ち切れずに黒35で みき初段が時間切れ負け。
2Rを終わり、加藤初段が2連勝で単独トップに立ち、4人が1勝1敗で追う展開。

【3R】川田-伊藤戦は、白20からの三々禁と白30からの追い勝ちを逃がし、白36の四ノビが敗着で、37手で
川田3級が黒勝ちして2勝目。
加藤-上久保戦は、白8と白16で白勝ちを逃がし、白20が敗着で25手で加藤初段が黒勝ちして3連勝。
深田-みき戦は、四々を絡めた白20までの防ぎに対して、黒21の両四追いで決めた深田1級が2勝目。
3Rを終わり、加藤初段が3連勝、2勝1敗で深田1級と川田3級が追う展開で最終4Rへ…。
【最終4R】組み合わせができず、対戦済みの組み合わせを作るしかなく、優勝争いに関係する対戦を優先
しての組み合わせ。
優勝争いに関係する加藤-深田戦は熱戦が期待されましたが、黒7が痛恨の一手で以下三々禁があり、8手
で深田1級が白勝ちして両者3勝1敗で終了。優勝争いはタイブレークポイントに持ち込まれました。
上久保-川田戦は白6を打ちかえれば白勝ちでしたが、17手で上久保二段が黒勝ち。川田3級3勝目ならず、
両者2勝2敗で終了。
再戦の伊藤-みき戦は序盤で白が勝ちを逃がし、30手過ぎに黒も勝ちを逃がし、みき初段が52手で白勝ち。

全局終了して加藤初段と深田1級のタイブレークポイントは…TB2までもつれこみ…僅かの差で深田1級の
優勝となって決勝3番勝負進出。青雲戦浜松大会では3連勝の後に同点に追いつかれてポイント差で涙を
のんだ深田1級でしたが、今回は逆の状況で逆転優勝となりました。

順位 氏  名 1R 2R 3R 4R 勝-敗 勝点 T.B.1 TB2
1 深田 1級 ○上久保 ●川田 ○みき ○加藤 3−1 3 9 7
2 加藤 初段 ○川田 ○みき ○上久保 ●深田 3−1 3 9 6
3 川田 3級 ●加藤 ○深田 ○伊藤 ●上久保 2−2 2 8 3
4 上久保二段 ●深田 ○伊藤 ●加藤 ○川田 2−2 2 8 2
5 みき 初段 ○伊藤 ●加藤 ●深田 ○伊藤 2−2 2 6
6 伊藤 4級 ●みき ●上久保 ●川田 ●みき 0−4 0

↑ 1Rの戦い ↑ 3Rの戦い
↑ 表彰式 ↑ 優勝した深田1級

深田1級は双竜戦浜松大会初優勝。上位2名の深田1級と加藤初段に来年の名人戦一次予選参加資格が
与えられます。決勝3番勝負は7月11日に名古屋で実施されますが、東海支部予選は大村周さんが優勝
されたとのことで、健闘を期待しています。

ご参加いただいた皆様、有難うございました。川田3級んからの差し入れに感謝します。運営は山本会長と
丸山七段が担当しました。