『今月の一局』
白4の後手策に対して黒5は9が定石 のようですが、譜の5とAを示し、白は 譜の5を残しました。 黒19はBにトビ三を打ち、以下CDの 四追い勝ちがありましたが… |
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【第2譜 黒19まで】 第1譜のBのトビ三に気づかずに、黒は 19と打ちました。 この黒19は…「AE」と「FG」の2種類の 四追い勝ちのフクミ手で…これで黒勝 ち決定!と、思われましたが… |
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【第3譜 白22まで】 ここで白は20と四ノビしてから22のトビ 三を打ちました。 これで、黒「AE」の四追いは止まりまし たが…まだ「FG」の四追いが残ってる のでは… |
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【参考図】 参考までに、第3譜の「FG」の四追いを 黒が打ってしまうと… 黒25で四三ができますが、四の方を 防ぐ白26が棒四になって(ノリ手と言 います)大逆転の白勝ちになってしま います。 う〜ん、白22、おそるべし! 「ノリ手防ぎ」という高等戦術です! |
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【最終譜 黒33まで】 が、し・しかし…黒23から6回の 四追い勝ちが炸裂! な・なんと、黒19は3通りの四追い 勝ちをフクんでいたのです! 黒33にて白投了。 さて、銀月戦は… |
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3勝2敗の上久保初段と3勝3敗の釘崎 5級が優勝を分け合いました。 釘崎さんは浜珠戦初優勝で、上久保 さんは5回目の優勝です。 以下、山本靖弘五段・宮津五一五段、 丸山保司六段。 他に、斉藤浩喜君・若山知央10級・ 古田真貴9級・井口雄太9級・戸沢祥 9級・綿本隼也8級・戸沢雅弘6級が 参加してくれました。 |