2008年12月21日         北部公民館にて

例会  第146期 浜珠戦 銀月戦

 2008年の打ち納めは銀月戦。小学生が6人も来てくれて、総勢12名の賑やかな連珠会
となりました。
 小学生4人のグループは、10月の公民館まつりに来てくれた3人が友達1人を誘ってくれ
たとのことで、少し練習してから、浜珠戦とは別に先後1局ずつのリーグ戦を打ってもらい
ました。あまり考えずに打ってしまうので、どちらが三や四を見落とさないか、という勝負が
多かったようで、その後は指導対局や昇級試験等を実施しました。
 さて、浜珠戦の方は…
『今月の一局』
黒 初段 上久保峰夫
白 5級 釘崎道比古
【第1譜 白18まで】

白4の後手策に対して黒5は9が定石
のようですが、譜の5とAを示し、白は
譜の5を残しました。
黒19はBにトビ三を打ち、以下CDの
四追い勝ちがありましたが…
【第2譜 黒19まで】

第1譜のBのトビ三に気づかずに、黒は
19と打ちました。
この黒19は…「AE」と「FG」の2種類の
四追い勝ちのフクミ手で…これで黒勝
ち決定!と、思われましたが…
【第3譜 白22まで】

ここで白は20と四ノビしてから22のトビ
三を打ちました。
これで、黒「AE」の四追いは止まりまし
たが…まだ「FG」の四追いが残ってる
のでは…
参考図

参考までに、第3譜の「FG」の四追いを
黒が打ってしまうと…
黒25で四三ができますが、四の方を
防ぐ白26が棒四になって(ノリ手と言
います)大逆転の白勝ちになってしま
います。
う〜ん、白22、おそるべし!
「ノリ手防ぎ」という高等戦術です!
【最終譜 黒33まで】

が、し・しかし…黒23から6回の
四追い勝ちが炸裂!
な・なんと、黒19は3通りの四追い
勝ちをフクんでいたのです!
黒33にて白投了。


さて、銀月戦は…
3勝2敗の上久保初段と3勝3敗の釘崎
5級が優勝を分け合いました。
釘崎さんは浜珠戦初優勝で、上久保
さんは5回目の優勝です。
以下、山本靖弘五段・宮津五一五段、
丸山保司六段。
他に、斉藤浩喜君・若山知央10級・
古田真貴9級・井口雄太9級・戸沢祥
9級・綿本隼也8級・戸沢雅弘6級が
参加してくれました。

【今月の昇級】斉藤浩喜君→9級を認定。
また、釘崎さんから差し入れをいただきました。
 これで、浜松連珠会の今年の予定を全て終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
 次回は、新年1月18日、午後1時より北部公民館にて青雲戦です。多くの方が参加
してくれると嬉しいです。