2008年9月14日         北部公民館にて

例会  第145期 浜珠戦 恒星戦

 13日〜15日の3日間、熱海で名人戦A級リーグ戦が実施されており、10名の棋士が
長谷川名人への挑戦権を目指して熱い戦いを繰りひろげていました。
 14日午後、ここ浜松の北部公民館では…「恒星」の珠型で、有段者・級位者入り乱れ
…9名でのバトルでした。

『今月の一局』

黒 高山さん
白 みき7級
白30にて黒投了

白28が「四三」で、棒四となった白30で
黒が投了しました。
『参考図1』

白26の「三」のときに、黒27をここに
打てば「四三」で、「四」の方を止める
白28が「トビ四」になりますが(ノリ手
と言います)、それを止める黒29が
棒四(ノリ返しと言います)となって
黒勝ちになります。
『参考図2』

白26は、ここに「トビ三」を打てば、
『参考図1』の黒勝ちを消すとともに、
次にAが「四三」で白勝ちです。
『参考図3』

黒21からは、この手順で黒勝ちが
ありました。
黒25と打ち、次にBで四三勝ち、又は
「CD」の四追い勝ち。
白24がC止めなら、黒Eと打ち、次に
24又はBで四三勝ち。

「両ミセ手」や「両四追い」は、よく出る
勝ち方なので覚えましょう!
『参考図4』

白20を、ここに止めると「三」なので、
この方が強い防ぎですが…
白の三を黒が先手で(攻め手で)防ぎ、
黒勝ちになります。
黒29の三の後、Fで四三勝ちです。
『今月の、もう一局』

黒 宮津五一 五段
白 上久保峰夫初段
白40にて黒投了

黒15から猛攻をしかけましたが、読み
違いがあったのでしょうか、勝ち切れ
ませんでした。
対する白は38・40と打って、X点を黒
三々禁にキメました。



さて、バトルの結果、恒星戦は…
優勝 上久保峰夫初段 8勝1敗
    …4回目の浜珠戦優勝!
2位:6勝で、みき7級と釘崎道比古5級。
以下、宮津五一五段、戸沢祥9級、
藤村航平9級・戸沢雅弘7級、高山さん、
丸山保司六段でした。
初段の免状が届いたばかりの上久保
さんが制しましたが、浜松連珠会からは
4年ぶりの有段者誕生です。
次に続くのは…?
なお、高山さんが9級を認定されました。
ご参加いただいた皆様、ありがとう
ございました。