2007年6月17日     北部公民館にて

第31期 双竜戦 浜松大会     持ち時間:30分+10手5分

 東海選手権戦の前哨戦となる双竜戦は、東海支部と静岡県支部の両方で予選を行い、
優勝者同士で決勝3番勝負を戦う方式です。昨年、静岡県支部代表を派遣できなかったので、
今年は浜松大会を6月にしました。
 参加者数が心配だったので、案内をたくさん出しておきましたが…2人が参加してくれたので、
どうにか試合が成立してホッとしました。2人なので、3番勝負としました。

『第1局』
仮先黒 三段 山本福恵 (19分)
3級 上久保峰夫 (22分)
白44にて黒投了(5→A)

 山本三段の斜月に対して、上久保
3級は白番を選択して白4と変化。この
4は浦月に戻るので疑問ですが、黒に
も疑問手があり、10まで「桂馬の網」に
包囲しました。11で網を破りましたが、
12や16が好点で、白が主導権を握り
ました。
 33は34の方を防ぐところで、一歩
進んで35に打つ手が良いと思います。
39の四ノビは失敗で、42が一直線上
の四々で白勝ちとなりました。黒が
39をノビずに単に41の場合、白は39に
打つ予定だったとのことで、見事、
その手で白勝ちです。

『第2局』 白28から追い勝ちとなり、34手で山本三段が白勝ち。1勝1敗のタイに持ち込みました。

『第3局』 28手で黒を三々禁にキメて、上久保3級が2勝1敗として、浜松大会の優勝を決めると
ともに、静岡県支部代表として、7月8日の名古屋での決勝3番勝負に駒を進めました。

上久保3級と山本三段には、10月予定の東海選手権戦一次予選の出場権が与えられます。なお、
運営は山本靖弘五段と丸山保司六段でした。