2007年1月21日     北部公民館にて

第31期 青雲戦 浜松大会     持ち時間:30分+10手5分

 青雲戦は東海地区の四段以下の方を対象にした公式戦で、名人戦の前哨戦であります。
第28期から県外からの参加も認めておりますが、静岡県支部予選を兼ねており、県内の1位が
東海支部予選1位との決勝3番勝負に進出。県内の2位までが名人戦一次予選出場権を獲得
します。今回は5名が参加してくれました。
『今月の一局』
仮先黒 3級 上久保峰夫
7級 釘崎道比古
【第1譜】黒1〜黒9
仮先上久保さんの丘月に対して、
釘崎さんは白番を選択、白6で
対抗です。
白8の三ヒキに対して、9は逆止め
が正着でした。
【参考図1】

9を正着なら、左図の金星から出る
一慣形と同じ形になります。
【第2譜】白10〜白28
白は10・12と組んだ後、14から
一気の攻め。
17〜20はノリ手の応酬でしたが、
22の両四追いで決めました。
13で23とか14、あるいは17あたり
が打てるかどうかというところで
しょうか。
14からの一気の白勝ちを見逃さ
なかった釘崎さん、お見事でした。

白28にて黒投了(5→12)
【参考図2】
黒21を逆止めの場合…

22と三をヒキ、黒A止めなら
「23・B・C」の四追い勝ちなので、
譜の23絶対。
その後24・26と打って、以下
「B・C・D」の四追い勝ちです。


順位 氏 名   段級 上久保 釘崎 小川 那都妃 絢香 勝−敗
上久保峰夫 3級 3−1
釘崎道比古 7級 2−1
小川 ヒロ 8級 2−1
武田那都妃10級 1−3
武田 絢香 7級 0−2

 午前のみ参加・午後のみ参加の方がおられたので、全局消化ができませんでした。不戦勝・
不戦敗にせず、また、2位決定戦を小川さんが棄権されたので、表のように順位が確定しました。
 上久保さんが、東海支部予選を制した大浦初格との決勝3番勝負に進出(3月の予定)。
上久保さんと釘崎さんには、名人戦東海地区一次予選の出場権が与えられます(4月の予定)。

『今月の昇級者』 武田那都妃10級→9級

 釘崎さん・小川さんより、お茶の差し入れがあり有難うございました。運営は宮津五一五段・
山本靖弘五段・丸山保司六段でした。ご参加いただいた皆様、有難うございました。