2006年10月15日 北部公民館にて
第32期 東海選手権戦 一次予選 (持ち時間:30分+10手5分)
東海地区のbPを決める東海選手権戦は、五段以上と双竜戦上位者等で争われます。
今回の一次予選対象者16名のうち、5名の参加で人数的には寂しかったのですが、二次
予選進出3枚の切符を目指して熱戦が展開されました。
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5Rの熱い戦い↑山本-三好戦・宮津-高津戦 |
『今月の一局』 |
黒 |
五段 |
宮津五一(15分) |
仮先白 |
6級 |
高津一志(10分) |
白34にて黒投了(5→31) |
高津さんは双竜戦のタイトルを獲得して、東海選手権戦は初出場、岐阜からの参加です。
白22の広い手が25の失着を誘い、26からのX点三々禁を見逃しませんでした。
『戦いを振り返って』 参加者が5人のためリーグ戦となり、空いている同士がどんどん打ったので、
通常のスイスシステムによる対局順ではありませんでした。
【1R】三好−高津戦は、四々禁を絡めた白の妙防に対して、黒が自分の長連禁を逆に利用する
妙手で、三好八段が勝利。宮津●−○山本。
【2R】山本△−△高津。三好−丸山戦は、三好八段が満局を提案したのに対し、続行した丸山
六段が時間切れ負けとなって三好八段が2連勝。
【3R】宮津−丸山戦は、宮津五段が圧勝で1勝1敗としました。丸山六段は2連敗。
全員が2局終え、三好・山本・宮津・高津・丸山の順で、勝点0.5差ずつという状況です。
【4R】高津−丸山戦で、丸山六段が初勝利。宮津−三好戦は宮津五段が勝って、両者2勝1敗。
【5R】宮津−高津戦(譜参照)は、高津6級が勝利して1勝2敗1分で終了。宮津五段2勝2敗で終了。
山本−三好戦は、山本五段が時間切れ負けとなって、三好八段が3勝1敗として二次進出決定。
同時に宮津五段の二次進出確定。
【6R】最終局・丸山−山本戦の勝った方が二次進出。満局なら山本五段でしたが、丸山六段が
勝って3枚目の切符を手にしました。
順位 |
氏 名 段級 |
1R |
2R |
3R |
4R |
5R |
6R |
勝−敗−分 |
勝点 |
T.B.2 |
二次予選 |
1 |
三好丈夫 八段 |
○高 |
○丸 |
− |
●宮 |
○山 |
− |
3−1−0 |
3.0 |
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◎ |
2 |
宮津五一 五段 |
●山 |
− |
○丸 |
○三 |
●高 |
− |
2−2−0 |
2.0 |
5.0 |
◎ |
3 |
丸山保司 六段 |
− |
●三 |
●宮 |
○高 |
− |
○山 |
2−2−0 |
2.0 |
3.0 |
◎ |
4 |
山本靖弘 五段 |
○宮 |
△高 |
− |
− |
●三 |
●丸 |
1−2−1 |
1.5 |
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4 |
高津一志 6級 |
●三 |
△山 |
− |
●丸 |
○宮 |
− |
1−2−1 |
1.5 |
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双竜戦から勝ち上がり、大健闘で盛り上げてくれた高津さんは3級に昇級しました。
三好八段・宮津五段・丸山六段の3名に、前期の覇者・石谷八段が加わって4名で二次予選を
戦い、決勝3番勝負に進出する2名を決定します。