2006年3月12日     北部公民館にて

第30期青雲戦 決勝3番勝負
 
 東海支部予選を制した埜口菊夫二段は、23期に優勝しておられ、
7年ぶりの優勝をめざします。決勝進出は25期以来5年ぶりです。
 静岡県支部代表の小出守宏三段は、25・27・29期の3度優勝して
おられます。今月末には中国に転勤されるとのことで、ぜひとも勝ち
たいところです。
 持ち時間は30分+10手10分で、熱戦の火蓋が切られました。
(写真…左:小出三段、右:埜口二段)

【第1局】 仮先の小出三段が疎星を打ち、埜口二段は白番を選択。1月に小出三段が賀茂四格に
勝った黒11の先手策が打たれ、白22が敗着となり、小出三段がまず1勝。

【第2局】 
 埜口二段の瑞星に対して、小出三段は
白番を選択。

仮先  二段 埜口菊夫(18分)
 三段 小出守宏(17分)
白36にて黒投了(5→10)

 23とタタいて、黒がいい形になるかと
思われましたが、31の三ヒキが痛恨の
一手でした。
 32・34の逆襲で、一気に形勢逆転。
36となって黒に防ぎがなく、埜口二段
無念の投了です。
 35が逆止めなら、28の右にトビ三を
打って白勝ちが出ます。
 この結果、小出三段が2連勝として、
2年連続4回目の優勝を決めました。



第72回浜松アマ連珠競技会 (段級差によるハンデ戦)

 アマ大会を北部公民館で実施するのは初めてで、今回より参加費は全て無料としました。段級差
によるハンデを考慮した大会独自の手合い割りです。持ち時間は、有段者同士の1番勝負が30分
+10手5分、級位者の2番勝負は20分+10手5分。
 2連勝同士の石谷八段と太田五段が3Rで激突。石谷八段が勝って、地元勢を撃破しての全勝
優勝となりました。青雲戦を終えた埜口二段もバトルに参加してくれて、後半追い上げました。先月
から参加してくれている松本さん、午前中のみでしたが、またお願いします。

氏  名 1R 2R 3R 4R 勝−敗 勝点
石谷 信一 八段 ○鈴木 ○丸山 ○太田 山本靖 4−0
丸山 保司 六段 ○宮津 ●石谷 ●埜口 1−2
宮津 五一 五段 ●丸山 ●○上久保 山本福 ●太田 2−3 1.5
山本 靖弘 五段 ●太田 ●●上久保 ○鈴木 ●石谷 1−4
鈴木淳一郎五段 ●石谷 ●太田 山本靖 ○埜口 1−3
太田 剛  五段 山本靖 ○鈴木 ●石谷 ○宮津 3−1
山本 福恵 三段 ○○松本 ●宮津 ●埜口 上久保 2−3
埜口 菊夫 二段 ○●上久保 ●鈴木 山本福 ○丸山 3−2 2.5
上久保峰夫5級 ○○松本 ○●宮津 ○○山本靖 ●○埜口 6−2
松本 久  さん ●●上久保 ●●山本福 0−4

 それでは、入賞者を発表しましょう。

一般の部 優勝 上久保峰夫5級(浜松市) 4級に昇級
有段の部 優勝 石谷信一八段(富士市)
2位 太田剛 五段(浜松市)
3位 埜口菊夫二段(愛知県)
4位 宮津五一五段(浜松市)

 ご参加いただいた皆様、有難うございました。小出さん、お気をつけて赴任して下さい。