3番澪筋5番ポール         

 夏の超大物狙いは中央航路5、8番ポールが有名です。クロダイ・キビレの散開期に敢えてこの一桁台のポール番号に挑むのは、それなりの実績があるからです。束釣りは期待出来ないものの、その年のレコードはこんな所から出ています。2〜3年物より更に上を狙いたい釣り師にはお勧めのポイントとなります。このポイントは左の海図から明らかな様に、引き潮のヨレ目部に当たり魚の溜まり易い場所となっています。湖底は漁師さんの採貝場所となっていて、歯のある魚の給餌場所として申し分ないことも分かります。中潮か小潮ならば、奥浜名湖よりも湖南のこのポイントに足を伸ばし、超大物狙いをしてみるのも良いでしょう。
 潮のヨレ目は、新居の瀬を駆け抜けた潮が7〜10番ポール間の湖狭部を通過する際に作るものです。海図の青丸の所がヨレ目ですが、ここは右の断面図が示す通り、急なカケアガリに緩い傾斜部が続いている所です。潮のヨレが緩い傾斜部に生ずる訳ですから魚が集まり易いのも理解出来ます。比較的広い範囲にクロダイ・キビレの型の良いのが集まっていて、その釣り易さから船を留める釣り師が後を絶ちません。中央航路沿いでの下げのポイントとしてベスト3に入るでしょう。
 上げ潮時の釣果も悪くありません。北端のカキ棚の東に投錨しカケアガリを狙うとマダカがきます。7番ポールと競艇場間のカケアガリではチンタやマダイがよく付きます。広いポイント全体にシマイサキの入れ食い状態が出現したりもします。
 適度な広さを持ったこのポイントは3隻まで入れます。ネガカリもなく思いっ切り竿を振る事が出来ます。気が付けば対岸の夜景が湖面に映りやけに綺麗です。湖上の夜を楽しむにはもってこいのポイントと言えるでしょう。

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