浜名湖のカワハギ釣り　　　
　

 9月23日（日）6:00〜9:00何故か東京オリンピックと秋祭りを連想させる澄み切った空と涼しさの中、愛知県から来られたお二人と共に三番澪筋沿いに魚影を求めて北上して行きます。早朝の活動はとても気持ちの良いもので、早起きは３文の得とは良く言ったものです。何よりも心を清めそして満足感に浸ることが出来ます。殆ど釣果の無い時でも充実感溢れる落ち着いた午後の一時も約束されます。
　今日は小潮とは言え南風が強い中での上げ潮時、３番澪筋は予想以上に流れが強く錘が浮いて釣りになりません。本来は３号錘による胴突仕掛けの延べ竿でのんびりとした釣りが良いのでしょうが、この条件ではとても無理ですので、６号錘の浜名湖万能仕掛けで忙しくサビいていきます。ハリスは２号一ヒロの先にヨリモドシを介して１号一ヒロとし２段ハリスとします。鉤は３号カワハギバリを用います。駆け上がりを探る様にサビいていくと１トライに１回は必ずと言って良い程アタリがありました。今日は潮流と外道のキュウセンに苦しめられたこともあって、釣果は１枚のみ。ま、カワハギシーズンは始まったばかりですからこんなものでしょう。
　餌は虫類で十分です。餌取りの上手なカワハギですから虫類を付けてからイカの短冊も垂らして付けて鉤掛かりを良くしても良いでしょう。カワハギは愛嬌のある顔で背鰭と尻鰭を巧みに動かして餌に接近、餌の中程をパクリとやります。比較的強い魚と見えて他の魚を押し退けても餌にあり付こうとします。水槽実験ではかなりの生命力を見せました。独特のスタイルで泳ぎ回り、怒らせたり脅かしたりすると瞬時に体色が変わるので、見ていて飽きない海水魚です。是非、水槽で飼うことをお勧め致します。勿論、皮を剥いで一夜干しにして食べると絶品であることは万人の知るところですが。