A去年との変更点と実際のデータを基にした

          本年度の受験のシュミレーション

●選抜方法 ※今回大きく変わった点がこの部分です。

      (注)私立においては独自の選抜を行うのでこの限りではない。

選抜資料

☆調査書: 各高校に提出される内容は、前期選抜の時と変わらない。

(注)ただし選抜段階において、用いる範囲が明確に異なる。

☆学力検査:英語・数学・国語・理科・社会の5教科(各50点)

※公立:県下共通の問題を用いる。内容は基礎的なものから応用まで幅広く出題される。

ということは上位校では得点の差がはっきり出ない。
                        ⇒調査書の内容が大きく関わる。

※私立:各高校独自に問題を作成する。よって難度も高校ごとに違う

      

☆面接:  集団面接・個人面接・グループ面接等の形態で実施。

合格者は第1段階から第3段階までの段階を追って選出する。

必ず選抜は第3段階まで行い、途中で募集定員に達し、選抜が打ち切られることはない。

☆第1段階(@⇒Aの手順)

※平成18年度より選抜方法の第一段階における調査書の比重が高くなりました


@ 調査書の学習の記録における9教科の評定合計(45点満点)の上位から募集定員までの者を対象者として選抜する。(志願倍率が1.1倍以下の場合は受験者数の90%までを対象者とする。)

A @で決めた対象者のうち、学力検査の5教科の合計得点が、上位60%〜80%までを合格者とする。 

昨年までは調査書の基準ラインは、志願倍率に関わらず受験者数の90%が対象でした。
では今回募集定員までが対象となったことで、今後受験生にとってどのように影響するのでしょうか?

(例1) 平成17年度の静岡高校の場合

後期募集定員224名 (全定員320):受験者314名:合格者232名:倍率1.35

前回までの選抜方法:314×0.9=283名が評定合格対象者

今回からの選抜方法:定員の224名が評定合格対象者  

283―224=59  よって59名が新たな1次選抜の学力対象外となる。


(例2) 平成17年度の清水東理数科の場合

後期募集定員16名(全定員40名):受験者32名:合格者17名:倍率1.88倍

前回までの選抜方法:32×0.9=約29名が評定合格対象者  

今回からの選抜方法:定員の16名が評定合格対象者   

29―16=13   よって13名が新たな1次選抜の学力対象外となる。

去年と同じであれば、清水東理数科は、約半数の生徒が学力検査の対象外となる計算になる。

※このことから、受験倍率の高い高校ほど今回の変更が影響されることがわかります。


☆第2段階

1段階の合格者とならなかった者を対象に、調査書の学習記録以外の記載事項と、面接の結果等から募集定員の5%〜25%の者を合格者とする。

学力検査が第2段階において選抜資料に含まれない。


☆第3段階

1・2段階の合格者とならなかった者を対象に、調査書の全内容、学力検査、面接の結果を総合的に判断して募集定員の5%〜25%の者を合格者とする。

※補足事項

それぞれの段階において、その段階の選抜資料以外の資料を考慮し、該当段階の合格者から除外される場合があります。

各段階での該当外の選抜資料は、合格材料になることはないが、不合格の材料としては用いることがある。