1+2=?
AKB48に佐藤夏希というメンバーがいる。愛称はNなっち。キャッチフレーズは「1+2=Nなっち」(いち たす に は えぬ なっち)である。
ウィキペディアによると、【キャッチフレーズは「1+2=Nなっち」「真夏のティンカーベル」。自分を表す時は「N」を用いることがある。「なっち」のみではモーニング娘。安倍なつみなどとかぶってしまうため、「Natsuki」から「N」を追加。「1+2=Nなっち」は5年間変えていない。】ということである。
1と2を足してもNにはならないため、もう少し調べてみた。そうしたら「左手で1、右手で2をつくって2を少し斜めにしてくっつけてみてください。」という記述を見つけた。やってみるとたしかに1と2を足すとNになる。
はるか総研では統計学的なことを話題にしてきた。この「1+2=Nなっち」というキャッチフレーズを統計学的にみても面白いことが分かる。統計学ではNという文字は母集団を意味する。また統計学では大文字Nと小文字nは厳密に使い分けられており、母集団をN、母集団から無作為に選ばれた標本をnとしている。このことからすると佐藤夏希は自分の特徴を抜き出してキャッチフレーズにしたのではないということがわかる。NなっちのNは母集団を表しており、佐藤夏希はこのキャッチフレーズで自分の全てを表していることになる。また「1+2=N」という数式は統計学的にも意味は通り、「1と2を足すと佐藤夏希の母集団N(佐藤夏希の構成要素全体、すなわち本人自身)になります。」ということを意味している。nであれば標本を意味するから、佐藤夏希の構成要素の一部分、特徴的なことだけを意味することになる。Nとnの違いは殊の外重要である。また「1たす2はNなっち」ではなく「1+2=Nなっち」と数式にしたところにおしゃれさや知的さを感じる。本人曰く、「寝床で考えた」キャッチフレーズとのことであるが、自分の全てを表す数式としてのキャッチフレーズが寝床で思いつく頭の良さはAKB48の中では特筆すべきものであるだろう。そして、こういう発想力を見習わなければならないと感じる。
追記:ちなみに自分は佐藤夏希がどの娘なのかわかりません。