卵を守るスズメダイ  Chromis notata notata    1994年7月 水深19m
岩の表面に産み付けられた卵を育てるスズメダイである。鰭を使って卵に海水を送ったり、 近付く者を威嚇し卵を守る。
海洋生物の産卵等の生態行動は、海水温度や潮の干満が大きく影響する。このため三保の海水温度 をグラフにしてみた。このグラフの基になっているのは、 95年から97年の3年間の474個のデータである。またここで言う水温は、その回の潜水で最大水深 (概ね18m〜24m)に達した時の水温である。
例えば1月は3年間で62個のデータがある。平均は温度の総和をデータ数の62で除したもの、 最高、最低はそれぞれ62個のデータ中最高のもの、最低のものである。ただし海底の温度と海面の温 度はかなり違う。海面の温度は、夏は海底より高く、冬は海底より低いのが普通である。グラフからは 色々なことが読み取れる。参考になれば幸いである。
  
61