私はこのページを96年1月に開設しましたが、インターネットはパソコン通信などと異なり簡単に画像が扱えるのだからビジュアルにも凝った見て楽しいものを作ろう、
ということで、表紙の画像掲載を始めました。文字だけでは少し味気ないですから。
著作権のことはあまり念頭にない状態でしたが、実際、新聞や雑誌の書評や本の紹介欄には当然のごとく表紙の写真が載っています。
また同種のTV番組でも中身はともかく表紙はしっかり撮されていることから特に問題はなかろう、と考えたものでした。
本件については私の調べた範囲では、著作権法などの法律や判例で明確に線が引かれているものではないようです。
もちろん出版社なり装丁者の権利は認めなければなりませんが、要はその使い方だと思うのです。
表紙そのものを論評したり、デザインの優劣を比べるような場合は問題でしょうが、書評の添えものとして、出版社名を明記した上で、書名、ページ数などと同列で掲げてある程度ならば問題はないものと私は考えます。
ネット上では出版社の許可を得たものだけ画像を掲載している方もいますが、一方、見解を明確にしない出版社も多いという情報もあります。
私は今のところどこの出版社からも本件について警告等を受けたことはなく、今後も特に出版社にお伺いをたてることなく画像掲載を続けるつもりでおります。