鎌 倉


鎌倉五山の第二位のお寺。
木立は緑濃く、シャガの花の白さ
が目をひきます。
雨に濡れた石畳に赤い傘が歩む・・
一幅の絵。
著名人のお墓が多く、通路の脇に
咲く牡丹が無情な雨にうなだれて
いました。


由比ヶ浜のホテルの窓から、暗い海の向こうに逗子、江ノ島の灯りが滲んで見える。街灯の明かりの
輪の中に雨脚が跳ねている。 「あした天気になぁれ」
・・次の日・・4月も中旬だというのに、旅人達は冬のコート。手放せない傘をステッキ代わりに、柔ら
かな新緑を愛でる。建長寺、鶴岡八幡宮、鎌倉宮、長谷寺、鎌倉の大仏(高徳院)・・・
今日は賑やか、修学旅行と遠足とetc.・・・寒くても春は春。
明月院は桜花の名残りと紫木蓮、紫陽花はまだ柔らかい緑葉。
花の賑わいより静寂を良しとしよう。

シャガ
娘からホテルの優待券をもらい、いざ!鎌倉へ。
小学校6年生の修学旅行以来の鎌倉、江ノ島の旅です。
「春雨じゃ、濡れて行こう」月形半平太を気取るには、この
雨はちょっと冷たい。寒さに震えて冬の装いです。
「あした天気になぁれ」
2日目、願いは半分叶って、帰路はまた雨になりました。

円覚寺

明月院(紫陽花寺)

建長寺
鎌倉八幡宮
長谷寺
鎌倉の大仏

(鎌倉五山第一位のお寺)三門

鎌倉八幡宮

♪ 上がるや 石のきざはしの
         左に高き大銀杏 ♪
源実朝落命の地。兄、頼家の子、公暁が命を狙い隠れていたという大銀杏。

鎌倉の大仏(高徳院)

鎌倉八幡宮とともに修学旅行生の定番見学地。
20円払って大仏の中へ。
「20円は20円なりだ」中学生の男の子が言い
ながら狭い階段を下りてきた。

長谷寺

十一面観音はこの建物に。

長谷寺の牡丹

バスに同乗している(江ノ電定期観光バス・しずか号)外国の男性が
私を振り返って ” Oh beautiful” ? 牡丹の花ですよ、勿論

建長寺
小学校唱歌「鎌倉」 歌詞は12番まであるそうです。
修学旅行の前に学校で教えてもらいました。バスの中で何度も歌ったのでしょうね、
心弾ませて。
小、中学校の修学旅行生が大勢見えました。今でも習うのでしょうか。
久しぶりに口ずさんでみましたら、印象深い歌詞のつながりでごちゃ混ぜ。
不思議に違和感がない。
日本史の中にちょっと踏み込んだ旅でした。