種村季弘(たねむらすえひろ)
 ドイツ文学者。1933年、東京生まれ。東京大学独文科卒。主著に「怪物のユートピア」「吸血鬼幻想」「器怪の祝祭日」「謎のカスパール・ハウザー」、訳書、G.R.ホッケ「迷宮としての世界」ザッヘル=マゾッホ「毛皮たたきヴィーナス」など。95年、「ビンゲンのヒルデガルトの世界」で齋藤緑雨賞受賞、芸術選奨。第27回泉鏡花文学賞受賞。