私と歌との最初の出会いは学校の教科書に見た王朝和歌です。全く読めない美しい文字、そして美しい紙の模様や絵、翻字を読んでも全く解らない意味、にもかかわらず強く心惹かれ漠然と心に残り続けてきました。
私にとって、歌は見ることにも大きな意味があります。まったく私の個人的な楽しみとして、人様の歌を独断と偏見、自由狼藉、勝手気侭に書き散らし、遊ばせて戴いています。・・・・・やっと私の欲しかったものを手に入れつつあります。
名歌や秀歌に限らず、現代短歌には自分の気持ちを代弁してくれ、しみじみと心に染みてくる良い歌が沢山あります。実作をしなくとも現代短歌を身近なものに感じるきっかけになればと思っています。
短歌や俳句に出会った人は本当に幸運だとも思っています。

短歌のビジュアル化、この出会いを楽しんでいただけたら幸いに思います。

みの虫庵主



  「短歌刻々」発行にあたって

 「書」のお手本に拓本が多くあります。墨文字とは逆転した黒と白、あるいは光りと影の世界の美しさにしばしば心を移しながら王羲之などを習ったものです。
 歌の拓本は珍しいものではありません。歌を石に刻んだ碑は伊東にも沢山ありますが、そのどれも私の心に響いてきませんでした。歌が内に秘めている世界をおしゃべりにならずに拓本が引き出してくれる、そんなものを追及していきたいと思っています。
 短歌は短い中に多くの意味を含み、どう読むかにより全く違う短歌世界が広がる可能性があります。今回「歌の喫茶室」では「ゲスト」の方に自由に歌の感想や意見を書いて戴き、それを受けて歌人の奥村晃作(おくむらこうさく)氏に更にその世界を押し広げて戴く事になりました。先生はボランティアでお力を貸してくださるというこになり、なんとも嬉しく、とても楽しみにしています。
 全12回、先生のご都合の付く範囲ということになりますが歌の「読み」を通して読者の皆様も短歌を身近に感じて戴ければと思っています。

短歌刻々 九月 十月 十一月 十二月 一月 二月 三月 四月 五月 六月 七月 New八月




  「短歌風まかせ」発行にあたって

 ずっと準備中のままだった短歌風まかせ、ようやく1号が出せました。心に引っ掛かったモノを思い付くまま形にしていこうと思っています。だから全て風まかせ、発行も不定期になります。
 風/ま/か//せ///どんなモノ達が吹き寄せられてくるやら、皆様もどうぞ楽しみにして下さいませ。

短歌風まかせ New紙捻




  新シリーズ「歌の貝合わせ」発行にあたって

 古典は歌を始めとし書や紙を含めての総合藝術です。
 ずっと短歌を書いてきましたが、変体仮名を駆使して書かれた古筆がいかに美しく調和の取れた書になっているか、古筆様と現代書きを並べる事で違いを視覚化していきたいと思います。
 また、古典と現代のつながりの機微を書と共に“よしだかよ”さんのファンタジックな文で楽しんでいただけたらと思います。
 「歌の貝合わせ」は2、3ヶ月に1回12回のシリーズです。ご覧の皆様にとって、このコラボレーションが古典への入り口になれば幸いです。

歌の貝合わせ 一の巻 二の巻




  新シリーズにあたって

 昨年一年間は古筆をもとに励んでまいりましたが、今年からの新シリーズ一年間は古筆を離れ書の美を見つめなおしながら新しい書体に取り組んでいきたいと思います。一年後にどんな筆が出来あがるか私自身も楽しみにしています。
 なお今回からの一年間、現在ネットで活躍している神崎ハルミさんに自由な発想で「歌の栞」としてエッセイを書いていただきます。新しい歌の楽しみ方を提案できるのではないかと思い、私も一読者としてとても楽しみにしています。

色紙2003 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月 十二月 一月 二月 三月 四月



 短歌のビジュアル化、「自由狼藉」もおかげさまで春夏秋冬と号を重ねることが出来ました。こんなささやかな試みの中から新たな「名歌」が生まれることを夢想しながら、皆様に楽しんで戴けましたことを励みに、新たな1年に向けて、バーチャルな空間からもう1歩踏み出したいと思います。
 この度、伊東温泉「大和館」さんにご協力をいただきましてロビーの一角に「色紙」を1枚展示させていただく事になりました。  のんびりとした一日、ゆっくりと一首をあじわうのに最適な空間だと思います。
 書表現と読みやすさとのバランスが難しいのですが、誰でもが読むことが出来る「書になった短歌」をなお一層心掛けていきたいと思います。
 毎月変える予定ですので、機会がありましたら是非ご覧下さいませ。

色紙シリーズ 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月



短歌01年 春号 夏号 秋号前編 秋号後編 冬号


元永本古今集臨書 (伝・源俊頼)


おくのほそ道−花句集
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都都逸
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