2004年2月徒然日記 |
04/02/29 (日)
2月が終わってしまった。 今月は、アッと言う間に過ぎてしまったように思えるが、福井県で雪のため長期滞在をしてしまったことが、一番大きな出来事だった。
そのため、ご無沙汰していた多くの友人に会うことが出来、また彼らの何人かとの間で、ネットでつながるようになった。
04/02/28 (土)
山小屋に泊まる。簡易水道が凍っており、流し台の蛇口から水が出ない。このようなことは余りないのに相当冷え込んだようだ。
朝から、天気が良いので十時頃になると結構暖かくなってきた。梅の剪定をするが、もうつぼみが大きくなって来ている。今時の梅の剪定は遅すぎるが、昨年やれなかったので仕方がない。
午後になって、脚立の上では飛ばされるぐらいの突風が吹き始めたので、剪定を止める。
04/02/27 (金)
昨夜から、再び寒くなった。今度の週末は天候が悪いようだが、今年最初の釣りに行きたいと思っている。釣りは、釣れても釣れなくても、私のストレス解消法の一つである。
04/02/26 (木)
千葉県に住む中学時代の同級生(女性)のホームページのBBSに、彼女のパソコンがフリーズし、3日間ダウンし、その回復を自分で行ったと記載されていた。女性でありながら、立派なホームページを作成・維持し、また自分でトラブル修正をすることに感心している。 彼女のパソコンはWindowsMeが搭載されているおり、そのためのトラブルと言う。幸い私のPCにはWindows98のため、ウイルスもバグもないようだが、なぜかフリーズすることが多い。メモリーを190Mにしてあるのに、メモリー不足が原因であるようだ。
私のパソコンにトラブルが出た場合は、必ずしも自分一人で処理している訳ではない。 「出稼ぎ先」でトラブルが出たときには、出稼ぎ先の救急隊員にお願いして、処置をしてもらうことが多い。PCを初期化し、ソフトとデータ‐を入れ直す準備は何処に出稼ぎに行くときでもしているが、時間的にその余裕がない。 そして、ゴチャゴチャやって、回復不能にしてしまうよりも、よく知っている救急隊員に依頼した方が安全と思うからである。初期治療に徹することにしているのだ。
勿論、救急隊員が、言葉の通じない外国人の場合もあるが、Windowsのアイコンは世界共通なので、今までは何とかなって来た。
外国でよく起きる問題は、ホテルに帰ってから、インターネットに接続出来ないことである。日本で調べてきた積りのアクセスポイントがおかしければ、ホテルのフロントに聞けばなんとかなるが、部屋から信号の発信が出来ないことが時々ある。特に中国では、部屋を変えただけで、先ほどまで繋がっていたのに、新しい部屋では繋がらなくなったという現象も出たことがある。次に、苦労してアクセスポイントに繋げても、メールの授受が出来ないときの問題である。 このような場合には、特に、救急隊員にお願いしたいのだが、「時間外・領域外」だから呼ぶわけにもいかない。
パソコンのトラブルシューターとは、いろいろな経験を持っている人と言うことになろうか。教えて貰っても、本を読んでも理解できないことが多いので、自分で苦労し覚えることが一番だ。
04/02/25 (水)
部屋のTVは、集中アンテナからの電波を受けると、NHK第1放送だけが映りが悪い。室内アンテナを取り付ければ、NHKはきれいに入るようになるが、今度は民放が入らなくなってしまう。普段あまりTVを見ないし、受信料を払ってないので、映りが悪いのは仕方がないとあきらめていたので、写りが悪いことはそれほど気にしていなかったし、必要なときには、アンテナを切り替えて見ていた。
食堂のTVも、我が部屋と同様にNHK第1放送の映りが悪いことが解ったので、写り良くするために、食堂のTVにカウンターポーズを取り付けたらばっちり。 寮の管理人さんが感謝してくれたが、まだ自分の部屋にはカウンターポーズは付けていない。
工事内容は、集中アンテナから来るフイーダ線の取り付け口の片方に、長さ2bほどの銅線を繋ぎ、銅線を伸ばしたり・縮めたり、前後したり、上下させながら、一番良く映るところで銅線を固定するだけでよい。どちら側に付けたら良いのかは、仮に取り付けて効果を確認すれば良い。いとも簡単な、原始的な作業だ。
その工事?をしながら、カザフスタンへ出張したとき、私だけが日本の短波放送を明快に聞けたときのことを思い出した。短波受信機のアンテナに10bほどの銅線を繋ぎ、そしてアンテナからもう一本の5mほどの銅線を出すことによって、短波が旨く受信できるようになったのである。
だてに、アマチュア無線の免許を持っているのではないですぞ。
04/02/24 (火)
だいぶ暖かくなってきた。大阪での通勤市中で見かける草花も、だいぶ芽吹いてきたように見える。
大阪での通勤では、細い路地を通って15分以上も歩き、JRの電車に乗る。JRの電車にはたった10分ほどしか乗ってないが、たいてい座れるのでさして苦痛にはならない。
今住んでいる所は、住宅地であるからか、路地は狭いし、それも曲がりくねっている。通い始めたときは、獣道を通っているように感じていたが、慣れれば、自動車があまり往来しないので、安全道路と思うようになってしまった。しかし、「獣道」であっても、時々車が通り、オートバイと自転車が多いのには参っている。自動車が来ると、隅に寄るぐらいならばまだしも、自分が退避する所を捜し、そこで自動車が通り過ぎるのを待たなければならないときもある。帰宅するときは、この時期、もう暗くなっているが、自転車の2/3は無灯火走行だ。暗い・狭い道なので、前から自転車が来るならば注意できるが、後ろからくる自転車は通り過ぎるまでわからない。自転車はひっきりなしに通るので、そして交差する道路が多いので、ボケ‐として歩いているとぶつかられてしまう。
私が家のある町は、たった12万人の人口しかない地方の市であり、それも田んぼの中に出来た所にあるから、道路は結構広い。しかも、道路に沿った幅1bほどの側溝はほとんど蓋が取り付けられており、そこを歩道代わりに通行できるようになっているので、狭い路地道でも人と車両は分離出来ている。 わが町で、大阪人のような車の運転をすると、自動車にかばんをぶつけられたり、足で蹴っ飛ばされるであろうし、運転する側も、怖くて、そんな狭い道には入れない。
大阪市と大阪府は、巨大な公共投資をするぐらいならば、私が通勤時に通る道路の側溝に蓋をして、電柱が建っている場所を少し変えることをしたほうが良い。狭い道路は見違えるほど安全で便利な道路に生まれ変わるだろう。
04/02/23 (月)
日本人は、国際連合がオールマイティと考えているのだろうか。日本が頼りに出来る機関だろうか。
他国から侵略を受けたら、少なくとも国連は助けてくれないだろう。 国連が介入してくるときには、日本は既に壊滅的に破壊されているの時だ。
国連は、過去の歴史を見ても、また最近のパレスチナ問題、イラク戦争においても、国連は抑止力は持っていないので、自ら先立って紛争を収めたことはなく、大国のエゴが起因して起きた問題の事後処理をしているだけのように思える。事後処理に出かけるときには、大国は既に利益を獲得してしまっている。 残念ながら、国連活動では支出ばかりであり、利益は出せていない。しかも、未だ持って第二次世界大戦での敗戦国という位置付けのままだ。それだけならまだ我慢が出来るが、国連憲章上では「敵国」扱いではないか。
経済大国と自称する日本は、分担金として、中国・ロシアの20倍/イギリスの4倍/フランスの3倍/ドイツの2倍、アメリカのそれに近いものを負担している。確かに、教育・保健・環境等の問題に対しては、国連活動として力を発揮しているかも知れないが、国際社会の根本的な問題、即ち「国際政治」に対しては、力を発揮出来る場も与えられていない。 加えて、国連活動を通じて国益としての見返りは何もないにもかかわらず、要求もしていない。
日本と国連の関係を見れば、あたかも無償ボランティア活動をしているようなものだ。それが日本人の文化・美徳であると思っているようだが、世界中の人たちは「敗戦国・敵国」としかみていないし、なぜ、それを撤回するようなことをしないのかと不思議がっているだろう。
しかし、日本国民には、このような実態をあまり知らされてはいない。我々は、国際連合がオールマイテイであり、即ち世界中のどの国よりも「力」を持ち、そして、その活動に従っておれば、日本も世界も安泰であるという誇大妄想だけしか知らされていないように思う。 政治家・外交官・マスコミは、当然それを知っていると思うが、何も言わない。
アナン国連事務総長の来日を記念して、先ずは、第二次大戦の「敗戦国・敵国」という位置付けを取り払い、そして、日本は「独立国」になるために、何をしたら良いのかを、国民全員で議論したい。
04/02/22 (日)
イラク復興支援のための自衛隊派遣に関するニュースが続いている。派遣に当たっては、国民も国会でも意見が分かれているが、派遣したことは既成事実となってしまった。
今になって、アナン国連事務総長が来日。私は大歓迎である。
国会において、多数決で、派遣が決議され・派遣が始まっているにもかかわらず、何時までも派遣反対を言いつづけているのはおかしいのではないか。 反対する人たちは、民主主義をはき違えているようとしか思えない。派遣が決まった以上、次の展開は、派遣された自衛隊員が「安全に任務を果たせるために、万全の準備」を整えることであると思うが、派遣に反対していた人たちは、未だ持って、派遣の是非を論じている。 政治家が多数決の原理を忘れてしまっているように思えのだ。
全国民が協力して、派遣された自衛隊員が、任務を遂行し・無事に帰国できるような支援とは何かを考え、それを具体化させ、実行しなければならない。その行動は、自衛隊の海外派遣賛成派だけでなく、「今となれば」反対派も協力することが必要であり、協力したからと言って、自衛隊派遣に賛成することにはならない。
国会議員の多数決で決まった事を、日本国内で、何時までも反対し、むしかえしていても、自衛隊派遣は既成の事実であるし、イラクでの自衛隊員の安全は確保される訳ではない。
子供でもわかるような馬鹿げた展開を繰り返しているから、日本は何時まで経っても真の独立国とはなれず、また膨大な資金を供出しているにもかかわらず、国連の常任理事国とはなれないのではないか。
アナン事務総長が、日本国民に向かって、「あなた方はおかしいのではないですか」と発言してくれることを期待している。
04/02/22 (日)
イラクに派遣されている/また派遣されようとしている自衛隊の人たちは、すばらしいTVインタビューをしている。彼らのすべての発言が直接的に表現されている。そして最も良いのは歯切れが良いことである。自分の任務に対する責任とその遂行に対する自信に満ちていることが、よくわかる。
自衛隊は、武器だけを持って国を守っているわけではない/大方の日本人が無くしてしまった「さむらい精神・武士道」をも加えて、国を守ろうとしているのだと言わんばかりの力強さで、TV報道の前でしゃべってくれる。気持ちの良いインタビューではないか。
今の政治家は、姿勢を正して急ぎ足で歩くことを真似するよりも、「しゃべり方」を真似して欲しいものだ。その方がよほど国益になる。
04/02/21(土)
エクセルを使ってまとめたアマチュア無線用のアンテナ製作法を、自分のホームページにアップロードしている。友人から、そのページにアクセスしたら図面が出ないと言う、クレームがついた。自分が、アクセスして調べても、また周囲の人たちにアクセスして貰っても旨く表示出来ていたはずだった。 クレームの後、更に何人かにアクセスしてもらったら、図面だけが表示出来ない人があることがわかった。 私にはその原因はわからない。
もう一つネット関連で、メールに関して不思議なことがある。仕事で、添付Fail付きのEメールを数人宛てに送っているが、その内の一人だけが添付Failが文字化けして読めないと言うのである。
しかも、文字化けするのは、私からのメールだけであるとの事。
両者共に、気になってしようがない現象であるが、なぜそのようになるのかがわからず困っている。 せっかくアクセスしてくれた人達に、ページが見れない・時間がかかりすぎる・元のページに戻れない等々の不満を持たしてはいけないし、また送ったメールが読めないとは、とんでもない話と思っている。
04/02/20 (金)
肩が痛い。腰も痛い。あばら骨がまだ痛い。足が重い。これらには自覚症状があるし、その原因は予想がつく。気分的にパッとしない。これにはいろいろ理由があると自分では思っている。
体の瞬発力と反応スピードや耐力・回復力が、悪くなっているようだが、必ずしも自覚はないし、自分は意地でもそうだと思いたくない。
頭の回転に至っては、自分がそうなっていることなど考えたことがないが、間違いなく物忘れがひどくなりつつあるのは自覚できる。
自分で自覚していないことが、周囲の人たちには、特に「動作」に関することが目に付くようである。 「あいつ歳をくったなあ/ヨタヨタしているなあ/危ないなあ」と思われているのではないかと思うが、さて自分がどうしたら良いのかとなると、必ずしもわかっているわけではないので、実際の対応が出来ない。
TVで見る閣僚は、会議室に入るときは小走りに近いスピードで、胸をはって、サッサと歩いている。少し真似をしなくてはならないと思っている。
04/02/19 (木)
この数日天気予報が外れているのか、午前中は気温が上がらない。そのため、事務所にある空調機の温度設定は30度としている。壁には「省エネのため、21度」と書いてあるので、間借りの身としては気になって仕方ない温度設定だが、そうしないと足元が冷たくてたまらない。
午後になり太陽が出ると、天気予報どおり暖かくなり、空調機は使わないでも良くなる。
04/02/18 (水)
サッカーのワールドカップ予選を見る。最後の最後に得点できた。何事も最後まであきらめてはいけないと言うことを教えてくれる試合だった。
04/02/17 (火)
大阪府知事選に立候補した友人に会った。彼が知事選挙に出たから、彼のホームページアドレスもわかり、またメールのやり取りが出来るようになったが、40年以上も行き来がなかった人である。
彼から、突然、天王寺の駅前で会おうと電話がかかって来たのであるが、地理感のない私には天王寺駅前と言ってもわからない、増してや40年以上も会っていないので、私を見つけることは出来ないだろうと言うと、天王寺駅の前で「マイクを持って演説をしているからすぐわかる」と言うのである。
打ち合わせた時間に駅前の歩道橋の上に立っていると、知事選挙に使ったのであろう大きな看板を屋根に載せたワゴン車が来るではないか。しかもスピーカーからは「先の知事選挙に立候補した○○です。大変ありがとうございました」とがなりたてている。すぐに見つけることが出来た。そのまま、彼の宣伝カーに乗り、「釜ヶ崎」を案内?をして貰ったが、自分一人では体験の出来ない一時だった。
その後、彼も含めて、同郷の友人と食事。「関西地区の同級会を4月3日に加古川で開催」することとした。
04/02/16 (月)
大阪で、一式1500円の床屋で散髪をする。毎日の通勤路の途中にあり、こぎれいなので、一度入りたいと思っていたが、なぜか躊躇していた。 このような店で散髪すると頭が「安物になった気分」になり、いつも積極的に利用する気にはならない。
私の住む町の床屋の公定価格は3700円であり、散髪時間は約50分もかかるが、安い店は流れ作業で15分、1800円である。頭が安物になったように思うのは、散髪しているときに居眠りもできないほどの時間で完了してしまうから、旨くカットされいないのではないか、とら刈りではないのかと心配するからである。
大阪の床屋では、いかつい兄ちゃんの風貌からは想像できないほどの、丁寧な大阪弁で、また気楽な会話をしながら、30分もかけた丁寧な散髪だった。これが大阪なのだろうか。
04/02/15 (日)
ある新聞社の国会議員を対象にした憲法問題アンケート結果が載っていた。
憲法の改正賛成が72l、反対が20lと改正賛成が圧倒的に多いが/どのような点を改正すべきかという質問に対しては、憲法九条の改正63l、環境権41l、プライバシー権18lと分かれる/憲法改正の手続きでは、2〜3年以内35l、次の総選挙後15l、5年以上かけてが30l。
私は、憲法9条の改正を緊急に行うべきと考えている。その内容は、「独立主権国家として自衛のため軍隊を持つが、それをもっての侵略国家にはならない。自衛以外の他国に対する軍事行動は、国連の正式決議のもとで可能とする」 ではないかと考える。
そして改正を急ぐのは、既に自衛隊という軍隊が日本に存在し、しかも海外派遣が行われているのにもかかわらず、国民の自衛隊に対するコンセンサスも得られず、延々と半世紀間も、その場しのぎの憲法解釈をし、その都度、必要に応じて、法律を作っているからである。 これは、あたかも聖書が一冊しかないにもかかわらず、解釈が教団ごとに違うのと同じだ。
確かに、日本は憲法第9条のお陰で、朝鮮動乱・ベトナム戦争には派兵しなかった。核ももたず、また持ち込ますこともなかったことになっている。 しかし、全世界の人たちは、「自衛隊」を持っていること、世界でもトップクラスの軍需費も使っていること、自衛隊を海外派遣していることを知っている。また日本国民は、過去の忌まわしい開戦と敗戦の歴史を知っている。
第9条の改正に反対する人たちは、改正そのものが、日本の忌まわしい戦争の歴史を風化させることであるといい、改正すれば日本は軍事大国で侵略を始めると危惧しているようだ。日本国憲法が、日本と世界の平和と安全の達成を目的としており、その目的を達成する手段として第9条があるとすれば、憲法の制定した時の「日本国民の目標」も風化してしまっているように思う。
目的(憲法の前文)を論ぜずして、その目的を達成するための手段(第9条)の改正を論ずるのはおかしいことではある。
04/02/13 (金)
昨日から、山小屋に来ている。朝は氷がはっていたが、日中は天気は良いので暖かい。
大工仕事(私は毎日が日曜日なのであえて日曜大工とは言わない)をしていると、NTTの工事屋さんが尋ねてきた。我が小屋の前を通って、一キロ以上林道を登った所に出来た給水タンクに電源と電話を引くらしい。林道に沿って電柱を立てるので、関係する山の持ち主を捜して、電柱の敷設許可を得たいとのこと。事前に調べてきた十数人の名簿をみると、この部落の住民だけでなく、遠くは名古屋、東京の人まで記載されている。名前と顔が一致する人もあるが、半分以上の人は見たこともない。
この小屋を建てた時には、電気が来ておらず、発電機を使って工事をすすめた頃のことを思い出した。今思えば楽しい思い出ばかりである。
中部電力に依頼に行ったときには、自分が工事費を負担するのならば何時でも引いてあげれるが、電柱一本当たり約75万円ほどかかるとの計算で、合計400万円は必要と言われた。電力会社としては、400万円も投資しても、月々の電力料金は2,3000円であろうから、決して元を引くことはないと言うのである。 何度も、手を変え品を変え、支局や本局の係長・所長さん等々に依頼に行った。
敷設の依頼の時、私が主張したのは、今は我が家一軒だが将来はわからない/他の需要が出ないとは言い切れない/電力業は公営企業ではないか/鉄道会社は、現在乗客がいなくても鉄道を走らせることがある/電力会社全体として利潤があればよいのではないか/400万円を私が投資するとすれば、将来その延長線上に需要者が出たら、どうするのか/需要者が増えたときには400万円を全部返してもらうので、その書類を作成して欲しい等々ヤクザまがいの交渉をしたのである。交渉の結果、中電の負担で電柱を5本建ててもらい、長年の発電機生活から脱出することが出来た。
電気が通ればどんどん贅沢になる。小屋には冷蔵庫も設置した。電気炊飯器・湯沸し器はもちろん空調機までもある。TVは電波状況が悪いので写らないがBS放送は入る。薪で風呂を沸かしていたが、プロパンガスの配管をして、炊事も風呂も沸くようにした。もちろん電話も引いたので、インターネットも出来る。水は簡易水道で無料である。 結局、我が家の生活も山小屋の生活も変らなくなってしまった。それで、我が家と山小屋の行き来の生活が始まった。家から30km離れた所だけだから、いつでも行き来出来るからでもある。 違いがあると言えば、隣近所の人の顔が見えない代わりに、いろいろな動物が尋ねてくれる/自動車の騒音の変わりに、沢のせせらぎと小鳥の声が聞こえる/街灯などの明かりの変わりに、月や星の明かりが見えることだろうか。 携帯電話が圏外域でなかったら、当地に永住してもよいと思っている。
我が小屋に電気が引けたのは、支局の係長さんの好意によるものであるから、係長さんには感謝している。
今回の給水タンク用の電気・電話の敷設工事費用は、当町役場の負担となるのであろうが、少なくとも電柱5本分の費用が少なくなっていることは間違いない。
04/02/12 (木)
昨夜は、一時小雨だったが、朝には道路も乾き、暖かい一日だった。やはり表日本はいい。雪も雨も心配しなくて済む。
午後から、予算審議会を聞いていた。自分は、コタツの中で半分眠りながら見ているが、議員の方々は居眠りも出来ず、大変だと思う。昨日の日記にも記したが、もう少し効率が上がらないのかと思う。
今日の質疑応答は、公務員の給与と年金、天下り、政治献金、防衛庁の民間人のイラク派遣要請に対する暴露などであるが、自分にはどうしようもない問題であり、白々しい論議としか聞こえない。 政治家の年金を減らした所で、私の年金が増大するわけでもないだろう。公務員給与は仕事の質と量即ち働き具合によって支払うようにすれば、誰も文句は言わないのに、その具体化については何も論じない。天下り者も、それなりの仕事をすればクレームをつけることではないのに、なぜはっきり言わないのだろう。
メディアの方もおかしい。野党の代議士が数字を示した問題点を暴露するのに対して、事前の報道もないし、またその後のフォローも記事になったことがない。自ら調査し分析するような機能は持っていないのだろうか。
04/02/10 (火)
ノーマルタイヤで、無事に自宅まで帰る。
今日は、全国的に良い天候であったようだ。 北陸自動車道に武生から入ったが、高速道は完全に乾いており、走行には何も問題はない。高速道はトラックが増えてきているようなので、少しは景気が回復したのだろうか。
ラジオで、予算委員会を聞きながら走る。質疑応答とは言いながら、各議員は自己主張をダラダラする時間が多く、何を質問しているのかわからない。どうしてこのような時間つぶしをしているのだろうかとも思う。もう少しまともな審議をして欲しい。
雪に一週間以上も閉じ込められていたので、いろいろな人に会うことができ、そしていろいろな話を聞けた。我が故郷の人たちに、共通したしゃべり方があることに気付いた。それは方言ではない。「しゃべる長さ」と「人の特定」に特徴があるように思う。とにかく話が切れないし、人の話題が多いのである。
例えば「○○さん(屋号)の△△さんの子供の□□さんがあ、あの峠で大雪のためスリップして、田んぼにおちたんニャ、ホヤァ、スノータイヤでも滑るのは当たり前ヤッケエ、あそこは注意しんと誰でもすべるんャァ、雪が多く積もるし、水が出るサケエ、道路が凍るんヤァ、あそこは事故が多いンャァ、□□さんはしょっちゅうウ、やるんニァノ、ホヤホヤ、去年は、長たんのとこでも落ちたんヤァ、ホヤケド、あいつァ、ちっともこりんのヤァ。こんどァ、どこで落ちるんかァ、みんな楽しみにしてるンヤァ、運転が下手くそなんヤァ、ホヤノオ、注意力散漫なんヤァ、自分がァ、運転がへたくそナンヤニ、わが身をわきまえてエンから、いつもォ、事故ばっかりィ、おこしてんヤァ。
ホヤホヤ、キンノのも、お寺の前でノオ、名古屋から来てたオンちゃんがノォ、ノーマルタイヤで遊びに来てたんヤァ、オンちゃんは、今週は仕事が休みだったんヤァ、やつとノーマルタイヤで動けるようになったからと、自分の自動車で遊びに行ったんヤア、ホン時たんぽと道の境をノォ、見まちがえて、田んぼに落ちたン二ャァ、滑るから危ねェで、歩いて行けと言ったのに、自動車で行ったンデェ、道も知らんのに当たり前のことヤァ・・・」まだまだ続くのである。 最初は雪道でのスリップ事故の話だったのに、遂に私の脱輪の話にまで移ってしまった。 最初の言い出しと最後の話が、違うことになっていようがお構いなしなのだ。
それだけならまだ良い。長く切れ目なく話している本人は、同じ事を何度も繰り返しているのがわからなくなってしまったのではないかと思うときもある。聞く人も、自分がしゃべると同じように長くしゃべるのを知っているからか、長い話に付き合っている。雪で閉じ込められた時間の消化には、長話も必要かも知れない。
私には、方言そのものは、自分が育った言葉であるから何も問題なく理解できるが、何を言おうとしているのかわからない時がある。気の短いこちトラは、いいかげんに切ってくれないかと思いながら、中断するのは失礼なので最後まで聞こうとするが、遂に我慢が出来なくなる。
04/02/09 (月)
天候が回復してきたので。自動車の周りの雪を取り除いた。雨が降ったり雪が降ったりしていたので、雪に水分が含まれ、スコップ一杯の雪でも重い。 その後に大失敗。
道路の雪がほとんど溶けたので、歩いて行けばよいのに、自分の自動車で友人を訪ねた。友人の家までの道路は、一車線分だけ舗装面が見えるが、道路の両側には除雪した雪が1メートル程の雪が積もっている。丁度、彼の家の前だけ、対向車が来たら寄れるだけの広場が作ってあった。そこに駐車すれば良いと思ったのが大間違い。除雪の範囲は、側溝を越えて50センチほど超えていたのだ。しかも、そこは、雪が残った道路と同じ高さできれいに除雪してあり、道路には二本のワダチの跡しかない。入り込むのを期待したような除雪だ。そこでエンジンを止め下車しようとすると、少し車が傾いてきた。おかしいとタイヤを見ると、道路を外れているではないか。雪が転圧されていたので、そのまま前進し、そこに駐車してしまったらしい。 最初は5センチぐらいの落ち込みだったのに、どんどんタイヤが沈み、終には15センチほども沈んでしまった。板を引き、後ろから車を押して貰いながら、いろいろ試みるが、動けば動くほど沈んでいくので、あきらめ、フオークリフトを頼んでようやく脱出。
歩いて友人を尋ねれば何もなかったのに、少しの時間節約をしようとしたのが間違い。 そして、スリップ事故に加えて、このような事故を心配していたので、一週間もの間、缶詰生活を送っていたのがふいになってしまったが、幸いにして、笑い話で終わるような事故ではあった。 旧友には、道路と畑の区別がつかず、畑の中に駐車して出れなくなった奴がいたと、話のネタを提供してしまった。 近いうちに、馬鹿な奴の顔が見たいと、この地の友人からお呼びがかかるだろう。
04/02/08 (日)
越前海岸に行く。この時期の越前海岸は久しぶりだ。波が穏やかで、期待していた「波の花」は観察できず、また雨が降っていたので写真も撮れなかった。
途中の峠超えの道路は、急坂でかつ曲がりくねっているので、夏でも走行がいやなのに、今回は所々まだ積雪が残っているため更に注意を払わないといけない。当地の人は、何事もないように、かなりのスピードで走っている。高校時代に自転車で急坂を下り、帰りは自転車を引いて歩いたことを思い出す。
明日は帰宅できるのだろうかと、今晩雪が降らず、また凍らないことを祈っている。
04/02/07 (土)
朝から、何もすることがないのでテレビ番。幸いにケーブルテレビになっているので、番組の選択に不自由しないが、どの番組を見ても同じようなものばかりで、見飽きてしまい時間つぶしにはならない。
TVタレントが旨いものを食べたり、TVタレントがゲームに出たりクイズに応えて商品や賞金を貰う番組があるが、これは視聴者を馬鹿にした番組ではないか。TVに出ることでお金を貰って、しかも旨いものを食べたり、賞金を貰うというストーリーを見て、視聴者は何も感じないのだろうか。だったら、出演料は要らないので、私をその番組に出した方が、番組制作費は安くつく。
夕方から、同級会があった。私が雪で足止めを食っているからと、突然の召集であったにもかかわらず、旧友たちが9人も集まってくれた。私にとっては中学校を卒業以来の人もいたが、話が弾み、楽しめた会合だった。旧友と大雪に感謝しよう。
04/02/06 (金)
今閉じ込められている所は、昔、NHKのTV放送で日本一住みやすいと紹介されたことがある村である。
にもかかわらず、私は積雪のため動けず、家の中に閉じ込めさせられている状態だ。長靴をはいて傘をさしながら歩いていける範囲には、コンビニもない。
こちらで会う人たちの多くは、村の活性化を図るにはどうしたら良いのだろうかと言う。昔から人口はあまり変らないのに、老人だけが多くなり、学校の生徒数も激減しており、このままでは、近いうちに誰もいなくなってしまうのではないかと心配している。 私がこの村を離れて43年。その間、あまりこの村の情報を集めたわけではないし、そのようなことを考えた事もないが、興味のある話だ。
当の村人は、「日本一住みやすい村と思っていない/住みやすいと言うのは外部の人だけ」と思っているのだろうか。 なぜ日本一と言われたのかと考えたことがあるのだろうか。そして、日本一住みやすいと言われてから何年も経過しているが、以来、何を継続し、何を変えてきたのだろうか。他の村と自分の村を比較したことがあるのだろうか。外部に対して、自ら何を発信しているのだろうか。言うだけでは、考えるだけでは、なにも改善されることはない。
この村を活性化するための企業や産業を誘致しようとしても、新しい産業のアイデアもなく、また今さら来てくれる企業はないだろう。 この村に永住してくる人があったとしても、必ずしもメリットがあるわけでもないようだ。従って、人口はそれほど増えないだろうから、村を活性化するためには、現状の認識が必要だ。そして自ら活性化を図るアイデアを出し、自ら行動しなければならないのは明白だ。
私は、住民でも、新規永住者でも、観光客でも良いから、「人が集まるような何か」を計画し、実施することから始まるのではないかと考える。その人たちが集まれば、何か新しいアイデアが生まれるだろうし、それを拡大すれば、何かが生まれるのではないかと考える。そして一つずつ成功事例を積み重ねて、大きくすることを継続することが活性化につながって行くのではないかと考えている。
そのためには、他所を知る/他所の人の話を聞くことから始める必要があるように思う。この村は、陸の孤島になりつつあるのにそれを気付いていないのではないか。
関東に住む友人に、福井で雪に閉じ込められた/ノーマルタイヤでは走れない、とメールを送ったら、この時期ノーマルタイヤで北陸に行くのは、自殺に行くようなものだと笑われてしまった。その通りだ。例えスノータイヤを履いて走れたとしても、道路標識が不親切だから、道に迷っている間に側溝に落ちてしまうのが目に見えている。
よそ者にとっては、決して「住みやすい村」とは言えない。
04/02/05 (木)
朝から、晴れたり曇ったり/粉雪が降ったりボタン雪が降ったり/雷がなったり等、めまぐるしく天候が変る。 言えるのは、長靴と傘とスノータイヤが必需品であること。
道路には積雪。自分の自動車では走行出来ないし、借りた自動車に乗ったとしても雪道は慣れていないので、道を間違えて田んぼに落ちることも心配だから、じっとしている事にしている。
パソコンとインターネットがあるので時間をつぶすには苦労しないが、勝手していても、居心地は自分の部屋とは違うし、また、「天候の変り具合」が気になって集中できないので、能率は上がらない。 幸いなことに、仕事に関係する質問が来たので英文の書類を作ったが、辞書を持って来なかったので、ますます憂鬱になる。このような時には、エクセルを使うよりもワードの方が便利だが、今更仕方ない。
今日は馬鹿なことをしてしまった、ファンヒーターの灯油がなくなったので、灯油を入れ点火したのに点火せず、フイルター掃除不良と言うエラーメッセージが出てしまった。いろいろ調べたがどうしても直らない。あきらめて、もう一台のヒーターを使うことにした。それも少し使うと灯油がなくなってしまったので、これにも灯油を入れたら、灯油が空というエラーメッセージ。二台が同じような故障表示になったので不思議に思い、灯油がおかしいのではないかと灯油缶を調べに戻ると、自分が使った灯油缶の近くにも、別の灯油缶があるではないか。
何の事はない。自分が入れたのは灯油ではなく水だったのだ。最初のファンヒーターで気付かず、2台目も同じ間違いをしてしまった。 べた雪の舞う屋外で、ヒーターに入った水を抜き、灯油タンクの水を灯油に変えると2台共に点火したが、お陰で震え上がってしまった。水を酒に変えた話はあちこちで聞いたことはあるが、水を灯油に変えることはできなかった。残念。
04/02/04 (水)
今日も雪と雨。昔体験していたことではある。表日本では考えられないような天候であるが、これが越前の気候である。
しかも、何時この天候が回復し、また道路の雪が無くなるのだろう。何時、自分のノーマルタイヤを履く自動車で、家に戻れるか心配している。タイヤチェーンを購入しても良いが、どうせ急いで帰宅しても何もすることがないから、走れるまで居候することとした。
お陰で、部屋に閉じこもり、「13エレ超軽量アンテナの製作法」をまとめることが出来た。このアンテナについては最終バージョンに至るまでに8回も試行錯誤した思い出もあり、また性能についても自信がある。 誰かに伝えたいし、また製作要領書の通り実際に製作して欲しい。
私は、このような書類を作るときには、エクセルソフトを使う。しかし、ネット上で扱えるようにするための方法を忘れてしまったので、アンテナ製作法をまとめるよりも、時間を費やしてしまった。何とか、作ったファイルをアップロードしたが写真だけが出来なかったようで、苦労して添付した写真が画面に出ない。そもそも、エクセルで元のファイルを作ることがおかしいと言われたことがあったが、今更最初から、ホームページ作成ソフトを使う気にもならず、暇に任せて、何とかものにしてやろうと思う。
04/02/02 (月)
久しぶりに福井の兄の家までドライブした来た。この時期のドライブは積雪が心配だから、ノーマルタイヤでも問題はないことを確認しての出発すべきだったが、なにも事前調査無しで、突然の思いつきで出発してしまった。
今庄あたりから、山には積雪があり、また路肩にも残雪が残っていたが、走行には関係なかった。
目的地に近づくにつれて、積雪が増えてきて、道路の幅も狭くなっている。数日間雨が降ってもよいので、雪に変らないことを祈ろう。
04/02/01 (日
最近、この日記の月変りの更新も手馴れたもになり、間違わずに更新できるようになった。
そろそろ、全面更新をしたいとも考えるが、雑貨屋さんから脱皮するための、次のアイデアが浮かんでこない。