2003年5月度 徒然日記

03/05/31 (土)
 米国のサンフランシスコに住む知人から、2年ぶりにEmailが来た。東北地方の地震を知って、大丈夫かという見舞いのメールだ。
 数年前のことであるが、サンフランシスコ市内観光バスに乗った時、運転手兼ガイドが、サンフランシスコ地震と阪神の地震の説明をした。サンフランシスコではフリーウエーの橋梁があまり壊れなかったのに、神戸では高速道路が崩壊したのは、橋梁の構造が違うからとの説明を覚えている。
 サンフランシスコのほとんどの橋桁は、支柱が二本あるものが多いが、崩壊した神戸のものは、支柱が一本即ち上下線の中央に柱が立ち、片持ちで道路を支えている所である。柱の太さをみるとS/Fのものは、これで大丈夫かと思われるほど細いが、二本足で立つ方が転びにくいのは素人にもわかる。
 全国の一本足橋梁に鉢巻工事をしたり、橋梁が転落しないようにつなぎの強化工事等を行なったが、その成果は近いうちに起きるであろう「東海沖地震」でわかるはずだ。 


03/05/30 (金)
 今朝も四時半に目覚める。
 曽我さんの北朝鮮に残っている家族の住所等を報道した新聞社は、報道の責任者等7名を処罰したとある。今更処分してもどうにもならないが、やはり「報道してはいけなかった」と認識したようだ。曽我さんがクレームを付けなければ、そのままだったのだろう。
 パナウェーブの報道は一切無くなった。イラク戦争やサーズに関する記事も少なくなった。何時までも同じ事件を継続する必要はないが、最初は大きくとりあげても、総括報道はないので、毎度「お騒がせしております」とマイクでがなりたてている「選挙の立候補者」や「焼き芋屋」さんと同じように思える。


03/05/29 (木)
 台風4号の影響で、曇り空に加えて強風。夕方から大雨になると予報されている。
 今は、気象衛星・大型コンピュータ・通信技術を使って、世界の天気がすぐにわかるようになっている。遠く離れた所で発生した台風も、コチトラの手の内に入っているようなものだが、風による被害や雨による洪水や土砂崩れが予測できず、また台風の進路等には一切関与出来ないところが面白い。
 昔の台風は、ジェーン台風などと女性の名前を付けたり、伊勢湾台風などと被害地の名前を付けたりしていたが、最近は「号」で呼ぶようになってしまった。 今年は、4号台風が本土に初上陸しそうだが、古い時代は日本近辺に来た台風だけの数を数えていたのだろうか。


03/05/28 (水)
 銀行への公的資金の投入。私にも公的資金の投入をして欲しい。
 だいぶ前のことであるが、マイナス金利の話があった。これにはからくりがあったようだが、言葉の上からは借金すると借金が減るということである。残念ながら、預金も無いが借金する能力も無い自分にとっては、公的資金の投入もマイナス金利も理解しがたい話である。  


03/05/27 (火)
 新型肺炎が終焉に向かっている。ありがたい事だ。日本にいるハクビシンにも同じ病原菌を持っているのだろうか。
 山小屋の周辺にはハクビシンが多い。 夜、山道を走っていると道路に飛び出し、驚くこともあるが、農作物が実ってくると平らげてくれるのには閉口する。木に登るのも困ったものだ。梨・桃などが食べごろになると、木に登り、熟したものだけを食べてしまう。
 第2東名の工事によって、鳳来町は動物生息環境が変わったためか、ハクビシンやイノシシが急に増え、年中農作物を荒らす。ニホンザルまで、近くに来ているので、我が農作物がニホンザルによって荒らされるのは時間の問題だ。


03/05/26 (月)
 ツバメの子供が道路の真中でパタパタしているのを見つけた。近くに巣はないかと見渡すが見当たらず・親鳥も飛んでいない。
 つい先日の新聞記事に、野鳥の子供が道端に落ちていたら、そのままにするか・近くの草むらに入れておくと良い/親鳥が餌を運んで飛べるまで世話するとあったが、ツバメの子供が落ちていた所は、アスファルトとコンクリートの壁だけであり、草むらはない。 
 かみさんが、行き倒れの小鳥達を世話して元気にする名人に心当たりがあるとのことで、見捨ててもおけず、家に持ち帰り餌付けしてみることにした。 
 名人にいろいろ聞いて見ると、巣から落ちたツバメの子供を親は面倒見ないそうだ/ペットショップで何とか言うミルワームを入手し/それをすり潰して、無理やり口をあけスポイトで食べさせる/などなど教えてくれた。
 ミルワームやスポイト等をペットショップで揃え、いざ試みてみると、大変だ。自分から餌をつつこうとはしない/ツバメのくちばしを広げるのも二人かがり/くちばしを広げて、すり潰したワームを口の中に入れれば何とか飲み込むようだ。 餌を食べるようになると、ツバメの子供は次第に元気になってきた。半日過ぎると今度は、爪楊枝にさしたワームを顔面に近づけると自分で食べるようになった。これで一安心。
 手乗り文鳥は世話したことがあるが、手乗りツバメの経験はない。元気に育って自立して欲しい。(写真は数日後に撮影したもの)
 写真を見ると、頭に白い毛が二本出ている。昔、漫画で見たような気がする。


03/05/25 (日)
 久しぶりに山小屋に行った。三週間前には新緑になったばかりで、林道の際にはいろいろな花が咲いていたが、今はだいぶ少なくなってしまった。
 畑とその周りのあぜ道を歩き、アヤメ・アザミ・タツナミ草などの写真をとる。山中には、カザグルマ・ホウノキ・キリノキ・エゴノキの花が目立つ。エゴノキの花に30匹ほどの、黒いアゲハ蝶が集まっていたので時間をかけたが良い写真が撮れず残念。野鳥も多い。
 家に帰ってメールを見ると、知人から一眼レフについてのメールが入っている。彼のH/Pを見ると、またまた今日撮影したと同じようなアヤメの写真がアップロードされている。 偶然だが面白い。

どうしてもレンズ交換式のデジタル一眼レフが欲しくなったが、国家公務員とは言え年金生活者にとっては、高嶺の花。 ちなみに私のカメラは、オリンパスのC-2040ZOOMで画質は60Kb又は130Kbで撮影している。


03/05/24 (土)
 我家に、猫が遊びに来る。最初一匹だったが、餌を与え続けていると、次第にその数が増え、最近では4,5匹も来ている。
 猫は犬と違って、人の周りに生息しながら、必ずしも飼いならされないというのがよくわかる。今では、家の庭に来ると、ニャーニャーと餌をねだるようにまでなり、しかも私の手から餌を取って食べるまでになったのに、体に触らせようとはしない。なにかあるとパッと逃げる。朝晩の散歩途中の飼い犬が、お菓子を与えると、尻尾をちぎれんばかりに振りながら飛びついてくるのとは大違いだ。
 最初に餌付けに成功したのは、まだ若いメス猫だったが、どうしてか仲間を連れてくるようになった。我家に行くと餌が貰えるから一緒に行こうと誘ってくるのではないかと思われるくらいである。その内の一匹のオス猫(黄太郎と命名)が縁側で長逗留するようになってしまったが、この黄太郎は愛想が無く/餌をくれとだみ声で叫ぶにもかかわらず/餌を掴んだらさっと逃げるので可愛げがない。

 私が飼っていた犬達も、それぞれの性格があり個性豊かだったが、猫はそれ以上に個性があるようだ。 


03/05/23 (金)
 毎日、五時前に目覚めてしまう。
 家族に迷惑をかけてはいけないので、インスタントコーヒーと四時ごろに配達されている新聞を持って、音を立てないように注意しながら二階の自室に行く。
 
 インスタントコーヒーの粉をコップに入れるときには、スプーンを使わないで瓶を傾けてトントンと瓶を振りながら直接入れるので、どうしても粉の量にばらつきが出てしまう。少し粉が入りすぎたと思うときには、注ぐお湯の量を多くする。そのためにコーヒーカップはステンレス製の大きな物を使っている。粉が少ないときは、お湯を少なめにするだけだ。インスタントコーヒーの濃さにこだわっていたら、コーヒーは作れない。ばらつきを少なくするために、初めて開封したとき、瓶のシールの穴の大きさに配慮が必要だ。
 
 新聞に目を通しても十分時間が残っている場合には、当日の徒然日記を書いてしまうこともある。 朝一番で書いた日記は、当日の出来事がないのでマスコミ批判になってしまうようだ。


03/05/23 (金)
 最近、NPOやNPO法人についての話題が、マスコミだけでなく自分の周りにもよく出てくる。
 NPO=ボランティア集団と思っている人や、ボランティア活動=無報酬活動と理解されている人が多いことに驚く。もちろんNPOの性格上、無給で活動されている組織も多いことはわかるが、NPOは無給ボランティアをベースにした活動とは限らない。

 先日、「便利屋」さんをNPOでやっていると言う訪問セールスの人が来た。どんな雑用でも引き受けるという商売らしい。それを専門業者に依頼するに比べると、格安であるとのこと。 よく聞いてみると、法人化された組織ではいないし、人件費は、雑用によっては世間一般のパート代の三倍も要求するものもあるようだ。便利屋さんが格安なのではなく、専門業者の価格が高すぎるように思う。 
 新しく「便利屋」を始めたが、お客の勧誘をするためのうたい文句として「NPO」と言っているのである。今は儲からないから、結果的にNPOであるだけなのだ。

 利益を出さなければならない法人でも、残念ながらNPOになっている所も多い。そこの経営者は、「私のところはNPO活動をしています」と言う方がよい。また、賃金カットされている従業員は「(カット分を)ボランティア活動している」と言えばよい。 なんとボランティア活動している人が多いことか。


03/05/22 (木)
 曇りがちな、いよいよ梅雨になったかのような、蒸し暑い一日だった。
 阪神が予想以上に成績が良い。昨年は出足は快調であったが、最後まで持続せず、それは私の予測通りだった。阪神ファンには申し訳ないが、今年も昨年同様となるのではないかと思う。なにも確証があるわけではないが、星野監督の「采配に対する好み」によるものとしておこう。
 とは言え、私はプロ野球には興味がないので、選手の名前を聞いてもわからないし、どのチームが優勝しようが気にならないが、イチローや松井選手を初めメジャーリーグで頑張っている人たちには関心をもっている。メジャーリーグへ行っている日本選手は全員良い成績を出して欲しい。


03/05/21 (水)
 朝のTV番組で、台湾医師にからむ新型肺炎日本上陸問題についての、特集があった。この番組は、私の新聞記事に対する疑問に、概略答えるものであり、状況説明としては満足の出来るものであった。
 一昨日の新聞記事にしてみれば、調査するのに時間が足りなかった/与えられた文字数が少なすぎたと言うかも知れないが、新聞記事の内容がいかにプアーであったかということを知るためにも、ご本人にTVを見て欲しかった。

 TV特報を見た後には「日本の危機管理」についてのお役員の対応の仕方に疑問が出てきた。現状を認識出来ず・認識しても認めず、口先だけの言い逃れしか出来ない人たちが、しかも改善の手法を知らないような人たちが、どう「改善」する積りだろうか?


03/05/19 (月)
 梅雨に入ったのかと思われるほど、天候がすっきりしない。今朝も小雨が降っているので、朝の散歩は省略。

 関西での台湾医師の新型肺炎問題についての「目立った初動遅れ」・「シナリオ無力」・「予想外の自治体」という見出しで、新聞記事に載った。
 内容は、国の指示待ち・連絡の仕方・国、自治体の対応経過の三つの文章から構成されているが、私には、理解できないところが多い。
 (1)大阪府に「台湾の医師が帰国後隔離入院」の電話による情報提供あり。 
  提供したのが誰かが記載ない。  誰が/誰にが抜けている
 (2)大阪府から厚生労働省に連絡。  
前後の文面からみるとFaxで連絡したようだ。
 (3)席を外していた厚労省の担当者は、Faxに目を通したのは2時間以上も後。   
厚労省は、個人で仕事をしているの/担当者が休暇をとっていたら、どうなるの?森総理が、ハワイ沖でのえひめ丸事件の連絡を受けながら、ゴルフを継続していたのを思い出した。
 (4)厚労省は大阪府に、医師の症状を回答。  
Faxで、あるいは電話で?大阪からの連絡はFaxなのに。
 (5)厚労省は兵庫県に「県内を通過」と電話連絡/詳細は待ってくれ。 
なぜ、兵庫県のみ、大阪府/香川県/徳島県には?
 (6)厚労省から各都道府県、市にFaxと電話でツアー日程、宿泊先を伝える。  厚労省の誰が、各都道府県とは/どの市?   

 記事が事実に基づく情報提供だけに留まるものとしても、(1)における、誰から誰に情報提供があったのかだけは明記させる必要がある。 


03/05/18 (日)
 午後から図書館へ行く。日曜日のため、とくに生徒・学生が多く、図書館の机と椅子の空きはない。もちろん図書検索のパソコンも使えない。
 書架から前回半分しか読めなかった本を取り出し、空席を探していると、先輩を見つけた。 最後に会ったのが三年前だから、喫茶店での会話が弾む。


03/05/17 (土)
 庭に出ると、大きな蚊が寄ってくるようになった。昔は、それほど蚊が多くなかったのに、この数年は特に多くなったようだ。蚊の発生地が近くにあるようだが、見当のつく水溜りは近くにはない。


03/05/16 (金)
 日帰りで長崎まで。 往は新幹線と特急、複は飛行機。便利な時代になったと改めて実感した。

 半世紀近くも前の話である。学生時代に、金沢から、気の向くまま山陽道に沿って、大阪・神戸・姫路・広島・下関等のそれぞれの安宿に泊まりながら、別府まで行き、次に福岡・長崎まで足を伸ばした事がある。長崎が最終地なったのは、懐が空になってしまったからである。
 長崎駅では、財布をはたいて、京都までの急行券を購入した。東京行き夜行列車に乗り込んだが、旨い具合に座席の確保は出来たものの、超満員で身動きがとれないほどだった。深夜に便所に行くために、足を下ろす場所も見つからないないほどの人が通路に座ったり立ったりしていたにもかかわらず、列車が停車するたびに、列車の中にまで「売り子のおっさん」が、駅弁・アイスクリーム・飲み物等を売りに回って来た。飲み物と食べ物を買うお金が無い者にとっては、駅につく度に起こされ、ますます、のどが渇いて・空腹で腹が悲鳴をあげてしまうので、残酷なことである。私の状態を見て可愛そうに思ったのか、隣席のおばさんが弁当とお茶を買ってくれたのが有難かった。

 話は更に続く。私の帰り先は金沢。京都で下車して友人を訪ねれば、一宿一飯と金沢までの急行券費用の面倒は見てもらえると思ったのが大間違い。
 京都駅で下車し、友人に電話すると、下宿先のおばさんから友人は部活で数日不在との返事。長崎から神様と思っていた友人の顔が今度は悪魔に思えるようになってしまった。
 一宿一飯の当てが外れたので、そのまま金沢まで鈍行列車で帰ることにして、米原までの鈍行に乗る。北陸線の接続駅である米原では待機時間があったので、駅前の繁華街?を見物。小さい田舎町であったが、なんと古本屋があるではないか。神の助けだ。 持っていた数冊の単行本と旅行途中で貰った「無料の観光案内書」などが高価で買って貰えた。というよりも、事情を知った古本屋のおやじさんが、かわいそうな学生に「急行券」代として恵んでくれたのが正しい表現だ。おかげさまで、金沢まで急行に乗れ、長崎からなんと一昼夜もかけて金沢まで戻った。

 長崎市内の観光地はほとんど忘れてしまっているのに、隣席の人の「食料」と米原の古本屋さんの「急行券」の恵みは、昨日のことのように思い出されるのである。

 今の時代は、新幹線と飛行機を使えば、時間と距離が短縮された旅行が出来る。しかし、私が体験したような列車の中での隣席の人から受けた親切や古本屋さんの人情は体験できないだろう。今の私は、日本の大多数の人たちも同じであろうが、携帯電話とキャッシュカードを安心材料として懐に持ち、余りにも便利になりすぎて道中の楽しみを味わえないような旅(即ち、結果=行った先での楽しみ)しか出来なくなってしまったようだ。 

 人それぞれの感覚なので、どちらが良いのかはわからない。


03/05/15 (木)
 私のホームページを久しぶりに更新した。ホームページ作成ソフトの使い方を忘れていたが、行き詰まるとマニュアルを見ながら、全部のファイルをアップロードした。
 更新前のものは、日本語ソフトの入っていないPCでも読めるように、エクセルを使ってGif-Fileを作成し、少なくともTopPageやその他の多くのFileが、写真として表示されるようにしたのがポイントだったが、今回は、変な小細工はせず、通常の作成方法とし、また「フレーム」を多用した。残念ながら更新されたAkonPageは外国人には何一つ読めないはずた。

 今回、リンクをはろうとリンク用のfileを作り、友人のH/Pの幾つかを設定したが、結局は、NYに住む息子のH/Pだけに絞ることとした。リンク先が一つならば、トップページのインデックスから直接リンク設定すれば済む。  しかも、わざわざリンク先のH/Pを私のH/Pの内fileとしたのである。
 この設定で喜んだのは、私のかみさん。時々親父と息子のH/Pにそれぞれにアクセスしていたが、今後は、一度に両方見ているような気持ちになれるとのこと。
 この設定で文句を言ったのは、息子。 変更した方が良いとだけメールを送って来たが、本音は「失礼極まりないリンク方法」と言いたいのだろう。

 インターネットは便利なツールだ。遠く離れている家族どうしでも、メールという方法で容易に連絡が取れる。メールのやり取りが無くてもH/Pのメンテをしているかどうかで、元気かどうかが予測できる。 


03/05/15 (木)
 北朝鮮に残っている曽我さんの家族から佐渡に帰国した曽我さんへ手紙が届いたのは、うれしい良い話だと思っていた。
 しかし、次のニュースは、ある新聞が家族の住所を公開してしまったので、曽我さんが困っているとのこと。 
 私は、北朝鮮の情勢を見れば、曽我さんとその家族の交流が出来たということさえも、丸秘扱いすべきではないかと考えるのに、ましてや家族の住所まで公開する報道機関は何を考えているのかわからない。例え、北朝鮮にいる曽我さんの家族の住所を知っても、我々にはその場所の見当もつかず・訪ねるわけにも行かず・手紙を送るわけでもなく、あまり意味のあることではない。 
 記者は、何も考えず、馬鹿正直に5W・1Hを全うして、記事を作成したのだろうとは思うが、配慮はあったのだろうか。正確に報道して何が悪いと言うのだろうか。新聞社の言い分が知りたい。
 私は、新聞社が曽我さんに謝罪すれば済む話だとは思わない。報道のモラルを変えなければ意味が無い。そのためには、ユーザーが賢くならなければならないと言いたい。
 今月はマスコミ批判がいやに多い。


03/05/14 (水)
 新聞記者は5W1Hを前提に記事を書くと言われが、5W1Hを考慮した文章とは言いがたい記事がある。
 何度読んでも理解できず、しかも、記者が何を伝えようとしているのかわからないのは、すべての記者が、自分が関係した記事(=話題に対して)に専門知識があるとは限らず、誰からか聞いたことをそのまま記事にすることもあるからだろうが、そのような場合は特に5W1Hを頭に描きながら、記者自ら読者の立場になって、確認するようにして貰いたいものだ。

 最も悪いのは、一連の記事の中で、いくつもの内容(事件)が記載されているような場合、各々の内容に日時が書かれていない場合がある。その場合は今の結果に到着するまでに長い時間経過があったにもかかわらず、読者は直近のものと同時に発生したものと解釈してしまうからである。例えば、パナウエーブ研究所の報道がその例だ。突然白装束の研究者・ステッカーを貼った自動車と道路脇の駐車が「異様な行動」としてマスコミに取り上げられた。そして、今度は家宅捜査にまで至ってしまった。福井県の建物や山梨県の建物と玉ちゃんプールは、昨日今日建設がはじまった訳でもあるまい。研究所の「長い歴史」についての報道はずっと後になってからだ。そのうち、なにも報道されなくなるだろう。
 次に、主語がわからない場合である。何時・誰が・何をが不明確なのである。

 とは言え、自分の公開している「徒然日記」は、なんと拙文であることか。徒然日記を作成の目的は、作文の訓練でもあると思っています。 


03/05/13 (火)
 いろいろな人が訪問販売のため訪ねてくるので、楽しんでいる。 暇なときは黙って聞くことが出来るが、手が話せないときは、直ちに、帰えって貰うことにしている。コチトラの昼寝を邪魔した訪問者は、ぼろくそ言われて追い帰されるので可愛そうだ。

 ご時世からか「家に関する」訪問販売が多い。 屋根瓦の点検と修理・外壁の塗り替えや更新・耐震診断・シロアリの診断と駆除・太陽熱温水器の更新・家の増改築・アパート建築等である。 訪問者には男性・女性/年配・若者/スーツ・作業着・私服/言葉使いの違いなどがあるが、彼らのイントロは、点検無料・当地区の施工見本として価格のサービスから始まるのが多い。イントロがあまりにも調子良いので、逆に疑いたくなってしまう。

 サンルームをつけさせてくれ・価格は通常の半分でいいと言うが、我が家の南側の状態を見れば、サンルームをつけても、隣人にしか見えないから施工見本とはならないことは明らかだ/しかも、一式の価格は展示場の価格の二倍もしている。何を考えているのと言いたい。
 外装にしても、ペンキを塗りなおして一年しか経過していないのに、また塗れと言うの。 
 シロアリ駆除の話も同じだ。自分が床下にもぐり点検しているから大丈夫と言えば、何処から潜るのか/素人には点検できない/シロアリは素人では駆除できないとまで言う。家の構造を熟知している本人が、床下に潜り、自分の目で確認して、シロアリがいないと言っているのに、余計なお世話だ/馬鹿にするなと言いたい。

 全部の訪問販売が悪いとは言えないだろうが、もう少し商品の勉強をして/お客に対する話し方を変えなければ、門前払いを食わされても仕方ない人も多いのは事実である。


03/05/12 (月)
 夕方の散歩で町内の山に登った。山と言ってもせいぜい標高50〜60メートル位だろうが、体力が落ちていることを実感する。朝晩に20分程度の散歩は継続しているが、山へ登るにはもっと歩かなければいけない。 


03/05/11 (日)
 天気予報が外れて、午後になっても雨が降らない。そんなことならば、魚釣りに出かければ良かったと、予報官を恨んでいる。
 この数年間、日本ではあまり釣りに出かけてもいないが、良い型のものをあげていないので、竿が二つに折れるほどの「黒鯛の引き」を忘れてしまった。 私は1〜1.5号の道糸・針は2号・錘は小さいガン玉・竿はUガイドの1号/6.3mの仕掛けが標準である。これで黒鯛が連れたときに、何とか水切りできるサイズはせいぜい25cmだ。それ以上のものはほとんど釣れないのでタモは持参しない。いざという時は、申し訳ないと思うが、近くの人が大きなタモで助けてくれのを待つ。

 サンフランシスコでは黒鯛が面白いように釣れたが、釣竿がキャスティングロットだったから「引き」そのものを楽しむことはなく、ごぼう抜きであげれた/中国大連では日本から持参した釣竿と仕掛けで、数枚の黒鯛があがったが、手のひらサイズだった/トルコのイスタンブールでは幻の魚と言われる黒鯛を三枚もあげたが、これも20センチ前後。釣竿は数箇所の釣具店を訪ね、やっと見つけた5m/300円の述べ竿。

 イスタンブールの釣りは面白かった。かの地の標準的な釣り方は、アジ用のサビキ仕掛けをつけ投げ竿で、15センチほどのアジを釣る。釣りのポイントは釣り人で埋まっている。延べ竿を使って脈釣りをしている人はいない。私の脈釣りを見かけると決まって、私が黒鯛釣りの名人であることを知らない・気のいいトルコ人は怪訝な顔をしながら、何しているの?/魚釣り?/何を釣っているの?/黒鯛なんていないよ/餌はえび? 海老で鯛を釣ろうとしている?/餌のつけ方は?/針は・錘は?/そんなつり方で釣れないから、投げ釣り道具一式貸してあげるよ/など、世話してくれる。中にはズボンを捲り上げ、波うち際の石にへばりついているアムール貝を取って来てくれる人までいる。あまりにも私の周辺に人が集まるので、うるさくなり、投げ竿とリールも購入し、「投げ釣りは何時でも出来るよ・トルコ流の釣り方は知っているよ」と言わんがために、足元に置いておくことにした。
 もちろん私にはトルコ語がわからないが、人が集まるとその中に英語で通訳してくれる人が名乗り出てくれるために、何とか話が出来た。
 
 お陰で、ウスクダーラやハーレムの釣りポイントでは有名人になり、釣り仲間と知り合ったり・アマチュアフィッシャーマンクラブに出入りするようになった。 黒鯛を釣っても信用しない人たちには、デジカメで撮った写真まで見せ、「本当だ・お前はラッキー」とまでは言わせたが、それでも心から信じて貰えなかったようだ。
 椎名誠さんの「イスタンブールでなまず釣り」でなく、イスタンブールで黒鯛釣りの楽しい思い出は多い。

 私の理想とする釣り場は、透き通るような水に加えて、波打ち際は岩礁で、ボケーっと眺めている景色もきれいでないといけない。凪の時は竿を出す気にもなれない。出来れば適当に高い波と岩にぶつかった時の波のあわが必要だ。そのような釣り場は私の住む近くにはない。
 サンフランシスコでは、フリーウエーを一時間ほど走った所に理想的な釣り場が幾つかあった。岩礁・透き通る海・白い波・そして赤土の海岸線と緑の樹木・加えて、そこはラッコの生息するところだったが、もう一度行くことはないだろう。
 大連は近いので出来れば10月ごろ行ってみたいが、ポイントまでのアクセスが難しいし、いつも凪で白く泡立つ波の可能性は少ないようだ。

 私が黒鯛に凝っていると言うのは、どうせ私には他の魚も釣れないのだから、格好を付けて黒鯛としておくと何も釣れなくても面子が立つからだ。細い竿先に全神経を集中して当たりを探っておれば、また、地球を釣っても、気分爽快になる。 釣れなくても、波の砕ける様を見ていると心が落ち着く。
 
 先週、あるスーパーで30センチ位の黒鯛が一枚800円で売られていることがわかった。次回の釣行には、日ごろ持ちなれていないクーラーを持参することにする。ずっと坊主ばかりだったから、帰りにスーパーに立ち寄り、待望の黒鯛を土産として調達しよう。そうすれば家族に馬鹿にされずに済む。


03/05/10 (土)
 トヨタをはじめ日本の自動車産業は、不景気と言われるこの時期に史上最高の利益を出している。
 その裏には自動車産業の独自の努力があることは明らかであるが、その詳細を、必ずしも誰もが知っていることではない。、教えられてもそれだけで理解できることではないだろうし、理解しても真似できるわけでもないだろう。 ある自動車メーカの哲学が、「他責」でなく「自責」であるから、企業として発展していると聞いたことがある。他責の発想しかない所に、トヨタの生産方式を真似しようとしても導入できるわけがないと言うことである。
 世界の何処に行っても「トヨタ」・「ホンダ」は高品質・高性能車の代名詞だ。それらを生む手段が「カンバン」・「カイゼン」であり、これらは世界用語になった。


03/05/09 (金)
 連日のように新聞等で、パナウエーブ研究所の人たちの車での移動経路と駐車場がとりあげられているが、彼らの主義・主張は何かは一切報道されていない。突然福井県をスタート地点とした移動が始まり、騒がれた結果、再び福井県に戻った訳ではあるまい。奇妙な白装束の装備も今始まったとは思えない。
 
 報道は不安を強調しすぎていはしないか。法に違反している所は何か/主義でおかしいところは何か/例えば、オウム真理教と比較して、反社会的なことは何か等の内容を報道して欲しい。そうしなければ、報道はただ騒ぐだけである。
 
 私はいつも世界のトップニュース報道とメジャーリーグの日本選手の活躍が同時に流されているような「日本の報道姿勢」に対して、疑問を持っている。
 いっそのこと、日本の国会中継はエンターティメント/政治家は芸能人/イラク戦争報道はノンフィクション/新聞記者の手榴弾事件は喜劇/株式はゲーム/日本経済は宗教のジャンルに移動させ、玉ちゃん事件はいつもトップ記事にしたらどうかと提案する。 


03/05/07 (水)
 タバコ用のライターを日本で25円で購入した。
 20年ほど前に、中国から日本に研修に来た人たちが100円ライターを買いあさって土産に持って帰ったが、今では世界各国で売られている「安価で高級なライター」が日本への帰国土産になる。
 トルコでは、ガスが再充填できる/電子式のライター(いわゆる100円ライター)が、20万リラ(日本円で30円程度)で購入できたが、日本の100円ショップで、同じものが4個100円で売られているのを見つけた。日本のタバコ屋で買う80円〜200円のライターはその価値からみると安いと思っていたのに、ガスが再充填が出来る機能がついて、たった25円とは格安である。家でガスの再充填を試みた。何の問題もなく成功。
 
 時々、わざわざ我が燃費の悪い自動車で、100円ショップに行くことがある。あまり購入するものはないが、そこの商品を見ているだけでも楽しい。もちろん外国製品ばかりではあるが、最近の100円商品は日本製の高価なものと比較しても品質が落ちることはない。悪かろう/安かろうの時代ではなくなってきた。 消費者にとっては、物価が安いことはありがたい。

 世はデフレ・スパイラルと言われているが、デフレとは何か/日本の給料を含めた物価とは何か/急速に狭くなる世界から見た日本の経済とは/生産と消費は/など、考えさせられる。
 
 私は、晴れて国家公務員に採用される前後から、血糖値が高いので通院しています。血糖値をさげるために食事制限の指導をされ、その食事を「年金食」と名づけたのです。給料スライド制を採用した「年金食」という食べ物(1800Kcal)だけでは、いつも空腹で物足りず・つまみ食いをしていましたが、今では慣れて、何も苦にならないようになりました。今ではだいぶ体重も減り、血糖値も正常に戻り、医者から優等生というお褒めの言葉まで貰ってしまった次第です。以前の食生活からみれば、今の食事は考えられないような質素なものと言えましょう。


03/05/06 (火)
 地球の自転スピードが少し速くなっているとのこと。マントル内の地震・地球上の風の影響などの説があるらしい。
 トルコでも地震が起きた。大義の不明確なイラク戦争での投下爆弾による地下振動の影響はないのだろうか。
 最近、東海沖地震がおきた場合の被害地範囲の拡大に関連して、建物と人の被害がどんどん拡大されているようだ。海釣りに行くと、地震等が起きた場合に津波の危険がありますので注意くださいとの表示が至る所に取り付けられている。我が家の外観を見て、心配だから強度調査を(無料で)実施すると言うボランティア?の人も来る・橋げたの耐震補強ボルトが短いこともわかった。
 海は津波、山は土砂崩れ、途中は橋げたの落下、家は崩壊、等々考えると居場所がなくなってしまう。やはり、自分の家の中でじっとしているのが一番安全のように思えるし、もし何かあったときに言い訳をしなくても済む。

 地球規模でもおかしいのに、個人はどう対応すれば良いというのだろうか。出来ることは非常用食料の買置きぐらいだろうが、買置きまではしたくない。

 「地震・雷・火事・親父」が怖いものの例にあげられている。我家のアマチュア無線用アンテナを撤去してしまったので雷の心配はないし、親父は晴れて国家公務員に採用され年金身分になり威厳がなくなってしまった。残りは地震と火事だけだ。


03/05/05 (月)
 小川のせせらぎが「雨の音」に聞こえる。外は闇/星空だけが見える/自動車の騒音も聞こえない。
 何年か前のことであるが、大都会で育った息子の友人達がここに泊まったことがある。彼等いわく「あまりにも静かで・暗いので怖かった」。彼らにとって、自動車の騒音が聞こえないのは異常なのだろう。ネオンや街灯の明かりがない所は人のすむところではないのだろう。
 世間の人は、本日でゴールデンウイークが終了。


03/05/04 (日)
 朝から快晴。久しぶりに山小屋で外回りの仕事をした。汗が出るほどではないので、体を動かすと心地よい。
 自分の「体力」がなくなっていることと、「持続性」がなくなっていることを痛感した。二三日このような生活をすると元に戻るだろうが、今は体中が痛むが、パソコンをやりすぎた痛みとは違う。
 新緑・鳥の声・草花・蛙の声・小川のせせらぎ等々、自然の中での生活もたのしい。

 小屋には固定電話を引いてあるが屋外では使えない。携帯電話は小屋周辺は圏外になっている。電話ぎらいの自分にとってはありがたいことではあるが、繋がらないところに数時間もいると、「世の中から離れていたなあ」/「誰か呼んでいたのでは」/「私を探していたのでは」など、時にはそれが不安要因にもなる。電話もかからず・TVは衛星放送だけが受信可能のような場所にいると、毎日が毒された生活を送っていたことを痛感する。


03/05/03 (土)
 イラク戦争の終結宣言は、アメリカの勝手な言い分ではないのか。例え、フセイン大統領が失脚し専制独裁国家から国民が開放されても/隠し持つと言われる大量破壊兵器が発見されて処理されたとしても、戦争の勝利とは言えないだろう。もちろんアメリカが受けるテロの脅威から開放されるとは思えない。
 イラク以外にも大量破壊兵器を持つ国々は多い。アメリカそのものが大量破壊兵器を持つ国である。それを使用しないという保証は何か。北朝鮮・イラクが独裁国家であり、他の国家がそうでないと言うことだけが大量破壊兵器の使用に対する抑止力になっていると言っているのか。


03/05/02 (金)
 四時に起床。昨夜は特別早く寝た訳でもないのに、いつもよりも一時間以上早い。
 我家の新聞は、この時間には既に配達されている。昔から私が早起きだということを新聞屋さんは知っているので、一般の家は6時頃オートバイで配達しているのに、我家には軽四で特別配送してくれる。この時期はだいぶ明るくなっているが、冬場の午前四時は真っ暗なので大変だと思う。今とっている新聞についての配達時間の契約をどのようには特別した記憶がないが、昔とっていた新聞も午前四時頃に配達されていた。


03/05/01 (木)
 白装束をまとったパナウエーブ研究所メンバーが岐阜県の林道を不法占拠しながら、スカラー波(有害電磁波)の少ない所へ行きたいと言っている。オウム真理教のヘッドギャーを思い出した。
 いろいろなことを言うのも行動するのも勝手ではあるが、偽りの理屈を作り・人と金を集め・集団で・反社会的行動を始めるのはいけない。
 伊賀上野市では、忍者衣装をまとって町おこしをしようとしているが、ユーモァであり、誰にも迷惑はかけていない。伊賀上野市の住民の服装を全部忍者衣装にすると面白い。
 
 パナウェーブ研究所の言っている有害電磁波とは何かわからないが、私に対する有害電波を何とかして欲しい。
 携帯電話でメールやり取りをしていない者にとっての勝手に送られてくるメールは何とかならないのか。
 アマチュア無線放送局は、不法電波取締りをするためという名目で年間500円もの税金を納めているにもかかわらず、私の使いたい周波数は相変わらず不法電波で占拠されています。
 NHKのAM放送を一日中きちんと受信することは出来ません・電波の特性上、電波状況によって周波数を変更しないといけないのは承知していますが、変更先の周波数は混信しています。近くのNHK放送局の電波は聞こえないのに、外国の音声がガンガン入ってくるのです。