2001年度へ 徒然日記

2001/October

01/10/31(Wed.)
 10月も終わった。
 我が徒然日記を読み返してみると、文才の無さ即ち拙文を改めて知らされる。話題の無さは仕方がないとしても、独断的過ぎるようだ。
 誰が読んでくれているのか知らないが、自分の記録としてもう少し継続してみよう。


01/10/29(Mon.)
 久しぶりに天候が良くなったので、愛知県の最高峰である茶臼山へ紅葉を見に行った。
 時期的には少し遅かったが、思った通り全山が黄色と赤に染まっていた。写真集に茶臼山の写真を載せています。


01/10/27(Sun.)
 自衛隊の派遣について論議されている。Show the Flagの解釈まで今更問われている。
 日本が欠けているのは「意見・ビジョン」であり、「手」を出すことは期待されていないと言う人までいるが、これについては私もそう思う。
 だいぶ前のTV討論番組で、日本からは自衛隊機と隊員140名も関与して運んだ荷物はたったの30トン、ジャンボをチャーターしてその10倍以上の支援物資を運んでいる国があるとある人が言うと、ジャンボ一機のチャーター料が高いので自衛隊の方がやすいと反論した人がいた。二人ともどれだけの費用が必要かどうかの確たるデータを持たず口論になったのであるが、このようなやり方が日本式討論であり、TV局も結論を出さずに終了してしまうのも日本式のように思える。自衛隊機で運んだことに賛成する人にとっては費用と効率はどうでも良い。ジャンボのチャーター料が高いという人は政治家であり、自衛隊の派遣費はただと思っているようだ。自衛隊派遣に反対の人は、いろいろな理屈をつけて反対する。しかもTV局は中立でないといけない。

 「私は、あなたの話は理解できた。しかし私はあなたの話とは違う意見を持っている」・「私の意見は○○○」である。という展開が出来ないから、お互いに自分の話が通じていないとう誤解からどんどん悪い方に行ってしまうように思える。これが出きれば私の人生が変わっていたかも知れないのに、この歳になっても出来ないのは残念。
 2月に起きたハワイ沖愛媛丸と米原潜の衝突事故の日本サイドの対応まで思い出した。


01/10/26(Fri.) 
 イチローが国民栄誉賞の対象と新聞に出た。スポーツ界では、プロ野球の王・衣笠/マラソンでの高橋に続くものである。イチローの場合、アメリカの国技とも言われるプロ野球で、あれだけ活躍したのだから、栄誉賞は特異ではない。新庄・佐々木・野茂・その他米リーグで活躍している人にも国民栄誉賞をあげたらどうだろうか。理由は、何処かの国の政治家・官僚と違って、自分一人の体で、堂々と渡り合っているからである。

 また、マリナーズの試合を中継する放送の視聴率はすごいと聞く。中国で聞いていた短波放送のニュースでも、日本のプロ野球の話は、スポーツニュースにしか出ないのに、イチローの活躍だけは何度も報道されていた。世界中に届く電波に乗ってのニュースになっていたのである。

 相変わらず視聴率稼ぎのくだらないTV番組を作りつづける日本の放送局は、イチロー番組の視聴率を見て、視聴者が本当に求めているものは何かと考えることがあったのだろうか。民放各社に聞いてみたいものだ。


01/10/24(Wed.) 
 マリナーズが負けてしまった。今年度のイチローと佐々木の活躍が見れなくなってしまった。残念だ。
 日本のプロ野球はほとんど観ないのに、大リーグのTV放送は、早起きしてまで、観ていた。とにかく米国のプロ野球は面白い。 解説者によるとイチローは米国メジャーリーグの原点を示したとある。勿論、日本のプロ野球界もプロ野球ファンも意識革命が出来たのではないか。


01/10/23(Tue.)
 鳳来町の小屋周辺にも秋の気配がある。桜の葉は半分ほど散った。もみじも少し赤くなってきた。
まだ紅葉には少し早いが美しい季節になったことを感じる。
 この時期に手も足も出ていない「お玉じゃくし」がいることを発見した。そろそろ冬眠の時期になろうとしているので、異常のようにも思える。手足が出て、尻尾がなくなる頃には、親達はみんな冬眠しているのではないだろうか。どんなカエルになるのか興味がある。


01/10/21(Sun.)
 毎日、近所に新設されたマッサージ院に通っている。通院者は、お年よりの女性が多いようである。
 腰・肩・足・手とそれぞれマッサージ個所は違うが、ほとんどの人は、電気・ローラー・牽引と、医院にあるフルコースの機械でマッサージを受けている。各々の医療機械の処置時間は約10分であるが、ベッドでじっとしていると居眠りをししまう。
 私の通う医院は、一時間半もかけたフルコースの治療を受けても、医療費は豊川市の喫茶店で飲むコーヒー代の半分程度である。大きな病院で、同じような治療を受けるとシップ薬も含めてコーヒー2杯分ぐらいであろう。今、国会では、医療費負担問題で論議されているが、負担比率をあげなくとも「医療費を安くする方法」を検討したら良いのではないか。
 風邪をひくと薬が3種類も出る。薬局で薬の効用を聞くと、そのうち風邪に有効なのは1種類と説明された。胃腸薬まで出されてしまうのだ。

 安くても・高くても医者にはかかりたくない。
 昨日温泉土産として、食べものは血糖値増大につながるからと、「健康10訓が書かれた手ぬぐい」を貰った。
 


01/10/18(Thu.)
 TVを見る時間が増えた。えひめ丸も出た。狂牛病の話題が多い。炭素菌もある。勿論アフガンの爆撃もある。
 違うチャンネルでは、あいも変わらず馬鹿げた平和ボケとしか言いようがないような番組を放映している。
 TVだけをみていると、何が正しいのかわからないようになってしまう。
 数ヶ月前に騒いでいたえひめ丸の責任問題は何も言わない。忘れてしまったのか?

 牛肉は安全なのかどうか/ヨーロッパでは如何しているのか/を明確にしないまま、「検査確立」で安全と言っているように思える。即ち、今後全数検査するので、狂牛病の発生している牛肉は市場に出ないと言う。日本は、牛肉、牛製品を外国から輸入しているが、その分は安全なのか? 米国は既に日本からの牛製品の輸入を禁止した。
 いろいろTV解説を聞いた結果、牛肉は食べないことにした。牛製品(牛乳・ヨーグルト・ソーセージ・ベーコン等々)についても構成素材を調べてからでないと食べられなくなってしまった。他の食品で危ないものもありそうだ。加えて薬品まで危ないものがあるようだ。 狂牛病は人には感染しない?と具体的に・わかるように説明されていないところに問題があるのではないか。

 我が家の「お犬様」は、時々、召し上がれない牛乳やひき肉があることを知っていると、この徒然日記に記したことがあるが、狂牛病の検査で1/1000のミスを云々すると同時に、「混ぜもの」に対する検査あるいはその防止策も検討し、犬に試食させなくても、私のような貧乏な庶民が安心して食べるれるように「安全」保証をして欲しい。


01/10/16(Tue.)
 張学良さんがハワイでなくなったと新聞のトップ記事にあった。中国の近代史には忘れてはならない人物であろう。
 瀋陽市郊外の九・一八歴史記念館の展示通路の中ほどに「西安事件」が展示してあり、等身大の蝋人形の張学良と蒋介石の人形がある。
 この西安事件が中国の近代史が始まり、またそのために「日本の侵略」を排斥できたとなっている。
 九・一八歴史記念館は写真集を見てください。


01/10/15(Mon.)
 マリナーズが勝った。あと一勝してほしい。
 私は、日本のプロ野球はほとんど知らないのに、野球の佐々木とイチロウが所属し/そして活躍しているので、在宅勤務のメリットを生かして、マリナーズのTV放送をたいてい見ている。マリナーズのファンになってしまったのは、私だけでなく、日本中の野球ファンも同じではないだろうか。勝っても・負けても全員が淡々とした顔、即ち感情がないような顔、をして仕事をしているのも良い。

 私は、中学時代から大学まで野球をやっており、大学時代に西日本大会に出場したことがある。その大会でなんと28:4で負けてしまったのである。以来、まだ自分の体が動く時には、野球を本格的にやっていたとは人に言っていない。屈辱的な大差で負けたと人に言えなかったからである。

 日本のプロ野球は何だ。同じような負け方をしている試合があるではないか。しかも翌日は、選手はスキンヘッドにするでもなし、監督が辞めるわけでもないし、ファンが離れるわけでもなく、全員が平気な顔をしている。
 


01/10/14(Sat..)
 鳳来町の山間部では、ホトトギスと言う山野草がきれいに咲いている。半日陰の道端に多いが、花が減ってくるこの時期の山行では、目立つ存在だ。
 豊川の我が家の軒先にも咲いている。植えた記憶がないが、何かに付着して運ばれてきた種子が芽生え繁殖したのであるが、どんどんあちこちに増えている。
 春先の若葉がない時期の日誌に、越冬したホトトギスを記したことがあるが、越冬した葉っぱと茎は枯れてしまい、今花を咲かせたものは今年の春先に芽吹いたものだ。
 ホトトギスの葉は、山菜料理にも使われると言うので、越冬した葉っぱは揚げ物として試食してみよう。


01/10/13(Sat.)
 二年ぶりに、米国人の知人からEmailがきた。懐かしい連絡であった。
 ロスからサンフランシスコに転居し、私と一緒にロスで仕事をしていたが、今はインディアナ州に住んでいるとのこと。彼の家族も元気であると書いてある。
 テロの話、炭素菌の話、米国の連帯感の話等々の他に、米国内に在住している日本人は、何も心配は要らないとまで書いてある。
 私のH/Pには時々アクセスしていてくれたらしい。彼は日本語を理解しないが、彼の奥さんは中国語の先生だから、彼のPCを使えば文字化けなしで漢字と写真は読めるはずだ。
 


01/10/12(Fri.)
 在宅勤務をしていると人が恋しくなる。毎日顔を合わせて話をするのは家族だけの時もある。
 世間が狭くなることを避けるためにあちこち顔を出す様に心がけているが、それでもどんどん世間から遠ざかって行くので気になってしかたがない。
 趣味で時間が費やせないことがわかってきた。毎日の時間の大部分を本業に費やすからこそ「趣味」が楽しめるのである。しかも一人で出来る趣味だけでは物足りないこともわかってきた。日曜大工は一人で出来る。釣りも竿を出しているときは一人である。アマチュア無線は相手が必要だが少し内容が違う様に思える。
 ボランティア活動をもっと積極的に始めよう。山登りも何処かの組織に入ろう。人と人のつながりを増やさなければ、毎日が寂しくなる。


01/10/10(Wed.)
 昨日国会討論を聞いていた。日本はこの数年の間にIT先進国にするのだそうだ。「選挙」をインターネットを使ってやったら良いとの意見まで出でいる。
 国会討論をしている人達は、ITを使う人達のレペルを知っているのだろうか。また自分はどれぐらい有効に使っているのだろか。また電話代がかかり過ぎることを知っているのだろうか。そんなに簡単にIT先進国になれるのであろうか。

 最近私は、パーソナルコンピューターで悩んでいる。ビデオデッキや携帯電話だけでなく、選局ダイアルのないラジオまで使えないような自分にとって、PCの性能とソフトのレベルは日進月歩で発展しているが、それについていけない/使い方がわからないからである。しかも、私が悩んでいることを「普通の人」に聞いても適切に教えてくれるような人はいない。
  
 それならば、なぜ使うのかと言う人も見えると思うが、パソコンを使う方が「効率良く」仕事が出来るのではないかと考えるし、作成した書類を効率良く使うには電子データ-化が最善だからと考えるからである。しかも、最近は手書きの提出書類では通用しないようになってきた。
 
 昨日、鳳来町の小屋でまとめた書類を郵送することにしたが、A4サイズの封筒の持ち合わせがないことが判明した。郵便局までは約5kmであるが、封筒を買うには8kmも離れたところまで出かけなければならない。田舎の郵便局近くの知人の店に寄り、彼の紹介で近くの役所で封筒を1枚貰うことが出来たので幸いにも用を足すことができた。もし今回郵送したものが全部電子データ化されたものであれば、わが山小屋から、EメールでもまたPCファックスでも送ることが可能であり、送るための時間と高い郵送代は節約出来たことになる。


01/10/09(Tue.)
 アフガンへに対する米英の空爆が始まった。日本では派遣した自衛隊の武器についての是非を論議している。自衛隊が危険ではないかとの論議もある。
 日本国内で同じようなテロが発生したら、日本の国民と政府は/世界はどのような対応をする・出来るのであろうか疑問である。勿論米国以外の国でテロが起きた場合のその国の対応についても同じであるが、米国内ニューヨークで発生したテロだからこそ、今のような自衛隊論議が出来る。日本で起きた場合は「泣き寝入り」になってしまうのではないだろうか?  
 私は、決して武力で報復せよと言うのでもなく、また日本の自衛隊やその程度の武力では報復する力が無いことは承知であるが、日本の国際社会における実力は「北朝鮮の工作船」が能登半島沖の領海に入って来ても・北海道で各国の漁船が不法操業しても「何も出来ない・言えない」ことを忘れてしまっている。武力で対応出来ないならば言葉で対応できる力を付けたいものだ。

 「手」を出さず・「金」を出したが・「口」も出せなかったのが湾岸戦争だった。今回は、同じ失敗はしたくないが、「手」を出してはいけない。


01/10/08(Mon.)
 名古屋の大須観音に出かけた。
 二年振りぐらいなので、しかも地下鉄の大須観音で降りたので方向がわからなくなり目的の店を捜すのにかなり遠回りをしたようだ。
 用事を済ませて名古屋駅に出たが、人の多さにはびっくりした。中国大連の人の多さに感心していたが、駅近辺はそれ以上にも思える。しかも名古屋駅の地下街はアップダウンが多く/狭い所や入り組んだところがあり、これも大連の地下街と同じだ。1年前にはこの地下街で昼飯を食べていたのに、そのときあった食堂で閉鎖しているところもある。
 豊田ビルの改築予定があるとのことであるが、地下街の配置も・食堂も・人の歩き方も近代化されるのであろうか?


01/10/07(Sun.)
 久しぶりに、山歩きをした。勿論無線機等の約6kgの荷物を背負っての山行である。
 車の駐車するために木陰になるところを捜していると、奥山高原まで50ccのバイクで来たひとがいた。ここまでの登り道は大変だったろうと思っていると、なんとその女性(私よりもだいぶ年長)も、富幕山へ登るらしい。
 同行させてもらうことにた。三方原台地の自宅からバイクで来られたとのこと。彼女は、あちこちの山を登っているとのことであるが、何処に行くにもバイクらしい。奥三河の山を始めとして、最近は本宮山まで登られたとのこと。

 快晴ではあったが、遠く浜松方面はガスがかかったような状況。勿論富士山も望めない。しかし、麓から頂上までの登山道は秋の草花が咲いており、蝶も多い。楽しい・気持ちの良い半日を過ごすことが出来た。 無線交信はたったの数局のみ。

01/10/02(Mon.)
 イスラム教国に住む先輩から、同時多発テロについてのその国の反響をメールで貰った。面白い内容の一部を紹介する。勝手に引用したが、彼からのメールは回覧しても良いと記してあるので了解は取らなくても、著作権侵害で訴えられることはないだろう。
 (
ずっと以前にこの日記に記したが、個人に宛てた「Email=親書」は、いかなる理由があっても転送してはいけないと、私は思う

 マスコミが、『ビンラディン氏』とミスター付きで報ずるのも、世界広しと雖も恐らく日本たゞ一国でしょう。勿論報道関係では敬称を使わないという習慣の差もありましょうが、そういうニュアンスが何処にも見あたらないのです。(TVはCNN一局のみですが、英字紙はネットで読める範囲で、念の為に調べてみました)余談ですが、ビンラディンという呼び方も日本独特のものです。Usama Bin Ladenという名前はラデインの子ウサマという意味で、日本語で表記するならウサマ・ビン・ラディンとす可きです。(アラブ系の名前では姓という考え方が無く、ラディンは父親の名前であって姓ではありません)
 日本のマスコミが日本の慣例で「氏」をつけて呼ぶことは仕方がないとしても、果して「氏」は取れるのだろうか?
 また、名前の言い方が違っているとの指摘に対して、日本のマスコミはどう反論するのであろうか?

01/10/01(Mon.)
 米国でのイチローの新人の最多安打・ベルリンでの高橋の世界新記録。日本では長島監督の引退や星野監督の引責?。
 いろいろな見方があるだろうが、スポーツの世界で新旧の入れ替えといえるのではないか。
 スポーツ才能は新・旧変わらないとしても、その鍛え方には新しい方法があるのではないか。ましてや管理方法については、ひらめきや叱咤激励では通用しない時代になっている。一流の素質のあるアスレートを近代的/科学的トレーニング法を使って訓練し・戦いに臨んでは訓練した能力を十二分に発揮さるのが監督である。
 一般企業においても同じことが言える。