2010年夏イベント

『今年もOFF! でオフしよう』
(主催:MaMas&Takos 協力:マリンステーション・マーボウ
日本財団助成事業)

開催報告

えーと…予告をしただけでここに詳細を発表しないまま開催日が訪れ…
6月中ちょっと体調を崩してしまい全くパソコンに向かえずでした。
DMも不備があったりして
ごめんなさい。

それでも沢山の方が来てくれました!
ありがとうございました。

去年は燃え尽きて報告ができなかったので今年こそ!


まずは磯遊びのご報告から〜




7月26(月)・28日(水)、8月9日(月)・10日(火)の
計4日間開催しました。
場所は静岡県沼津市の久連(くづら)という
ひっそりとしていい感じの浜です。


今年もこどもパワー全開! 
箱めがねで見てもあまりよく見えず・・・
というイマイチなコンディションの時もあったのですが、
いろんなもの発見してくれましたよー

なんといっても一番感動したのは、
カニの脱皮の瞬間が見られたことです!

「なんだか変なカニがいるよ」と持ってきてくれたのは中学生のMくん。
普通のイソガニだから珍しくは無いのですが、ちょっと白っぽいなあ
ととりあえずもらって、オスかメスかを見たり観察しているうちに
背中のほうが割れてきました。
ひょっとしてっっ  と急いで水槽に入れて静かに見ていると、
やはり!
脱皮を始めました!! 
すごい!!!
今まで「脱皮するときは甲羅がもちあがって後ろから脱ぐように・・・」とさんざん説明してきましたが
こんなにはっきり見たのも見せてあげられたのも初めてです

というのも、脱皮中は動けないので、外的に襲われる危険性が高く、
夜することが多いのです。

「ちょっと色が変」と気づいたM君に拍手
!!
                                                  
脱皮したら真っ黒でそれもびっくり☆

東京から参加のAちゃん(小1)、水中でじっと足元を見て「なんかいるよ」
というのですが葉っぱしか見当たりません。
落ち葉がたくさんヒラヒラしていたのです。
が、よーく見るとなんだか動きが…?
魚です!しかもあまり見ないようなヤツ。
捕まえて水槽に入れてよく見たらヒゲソリダイでした。

こんな小さいのは初めて見ましたよ!
「どうせ葉っぱだよ」という大人の先入観では見つけられない、
子供ならではの観察力ですね〜



波打ち際で「何か変なのいるー」と教えてくれたのはSちゃん(年長)
砂浜に何かうちあがってます。
砂と同じような色なので、これまたよく見ていなければわかりません。
小さい子だからこそ、自分のまわりをゆっくりじっくり見て、
「何か変」と気づくのかもしれません。
これはメリベウミウシでした。

磯にはよくいるウミウシですが、水中でないと生きていられないので
フツー浜にはいません。
どうやら潮が引いていくときに取り残されたようです。
水槽の中にいれたらヒラヒラと動き始めました。
たくさん触ると自切してしまうんだよ というのも
思いがけず見せられて、みんなびっくり!!
(わざといじめて切ったりしてませんよー)



びっくりといえば、中身が空っぽで、カラとトゲだけなのに
トゲがうにうにと動いていたムラサキウニにはビックリ!!!
まるで生きているかのように動き続けているのです。
ちょっとホラーちっくで怖かった・・・

後日の参加者Rさん(生物の先生)に聞いたら、
「脳がないから身体のどこがなくなったら死んだことになるのか
不明確なのでは。反射とかで動いてると思う」
ということでした。ほおぉ・・・

そして殻の内側を触ると紫色の色素が手にべったりとついて、
「ああ だからムラサキウニなのね」と妙に納得しました。
ムラサキウニなんて毎回見てるのに、すごい衝撃でした。


いろいろなものをすくっては水槽に入れて見せてくれたのは、
地元のスーパー少年S太郎くん。
彼は毎日のように自宅前の海に通って海の生物を見ているので
ちょっと特別ですが
毎日通えるのもこどもならでは?

           

 アオリイカの赤ちゃん         バライロマツカサウミウシ     



ナンヨウツバメウオの赤ちゃん

他にも、今回3回目の参加ですっかり慣れたSちゃん(小1)は、
「カニ捕まえられるもん」とたくさん水槽に入れて見せてくれましたし、
「ウニなんて今までさわったことない」というRくん(小2)は、
おそるおそる手のひらに乗せてウニが動く感触を実感した後、
海の中をあちこちじっとのぞいては「ウニがいたよ!」と教えてくれました。

キッズ達のパワーと鋭い観察力でいろいろなものが見られて、
今年も実り多い観察会でした。


やっぱ、磯遊びはおもしろーい◎◎◎


参加しよう!と思ってくれたお父さんお母さん、キッズのみなさん 
ありがとうございました
!!



報告はマーボウのニョーボウでした。
同日に開催した「スノーケリングレッスン」の様子はまた後日。
お楽しみに!
(2010.9.15)



2010年夏イベント

開催報告その2

お待たせしました〜
☆スノーケリングレッスンの報告です☆



開催日は磯遊びと同日の計4日間。
場所も同じ、沼津市久連です。

7月の2日間はとーってもお天気がよくて、暑くて海日和!
なのに海の中は茶色く濁ってて…
開催日のほんの2日前くらいからのことでした。
海水温が急に上がって海水がカクハンされ、
海底の砂が巻き上がったのではないか…という意見も聞きましたが、
はっきりした理由はわかりません。
まあ自然相手ですからね。なかなか思うようにはいかないのが普通です。

でも、参加者のみなさんは元気いっぱい!


スノーケリングは初めての方が多かったので、
道具の使い方を覚えてもらうことがメインでした。

最近は、マスク(いわゆる「水中メガネ」)やスノーケルが
量販店や海の家などでも売られていて、手軽に買うことができますが、
さてどうやって使ったら…??という方も多いのでは?

スノーケルに水が入ったときはどうするか?
マスクの正しい付け方、曇り止め、水が入ったとき…
など、1度ちゃんと覚えると海の中でとっても快適!!
水中の生物をじっくり見たり、息継ぎのために顔をあげることなく
ずっと泳げたり、楽しくなること間違いありません。

フィン(足ヒレ)をつけたときの泳ぎ方は、
バタ足とは似ているようで違うのでそれも練習してもらったり。

最初はこわごわな子供達も、コツをつかむとどんどん泳げます。


「思ったより楽に泳げたし、浮けた」という感想をいただきました
(アンケートから)。

2年続けて日本財団の助成をいただいたおかげで、
器材がかなり充実してきて
ほとんどの方にフィットするウエットスーツを用意することができたので
不安を感じることなく浮いていられるし、
寒くもならないので長時間楽しんでもらえたのではと思います。
ありがたやありがたや。




そして8月。
ずーっと暑かったですねえ。
でもちょっとだけ天気の悪い日がありました。
なんと1日はその日にあたっちゃったのですが…

水中はばっちり!
透明度がよく、生物がいろいろ見られましたよ〜

夏の定番、真っ青で可愛い
ソラスズメダイの群れはもちろん、
幻想的な
ハナハゼ、『カニ界のトップスイマー』ガザミ
カラフルな
チョウチョウウオ達ハタタテダイ
ジュディオングの様に美しくヒレを広げる
セミホウボウ(こんな浅瀬に!)
水底にひっそりとたたずむ
アカエイ
サンゴイソギンチャクシマキッカイソギンチャク
アマモにたくさんついてた
泳ぐイソギンチャクなどなど…

   

視れば視るほどいろんなものがいて、私もかなり楽しんでしまいました♪

この日の参加者はスノーケリングレッスン常連の方だけで、
道具の使い方はもうばっちり!というわけで
今年のテーマである水中撮影にもチャレンジしてもらいました。

タツナミガイを持つマーボウ(photo by T.Sakauchi)

水中での写真撮影は初めてだそうですが、
楽しかったと言っていただけました◎

写真を撮ることで、生物をよーくみたり、
さらにハマると生物の生態を知りたくなったりするので、
より海の生き物達に関心をもってもらえるかなぁ
と思っての企画。
楽しんでいただけてよかったです。

スノーケリングが初めての方にはカメラの操作まではお伝えできなくて
申し訳なかったのですが
慣れたら次の段階としていかがでしょうか?


☆ ☆ ☆


そして今年は特別番外編
これは助成事業ではないのですが
天城バレーチームの合宿イベントとして
スノーケリングレッスンを開催しました。

ママ友の小学生バレーチームのコーチから
「海のそばで合宿やるんだけど、せっかくだから子供達に体験させたい」
とオファーが。

天城は伊豆半島の真ん中、山の中なので
意外と海に親しんでいないこども達も多いのです。
ほんの1時間で絶好のスポットにいけるのにもったいない!!
伊豆の海の良さを知ってもらうためにも
と引き受けました。

場所はマーボウのホームベース、井田です。
総勢18人をマーボウ1人で1度に見るのはちょっと無理なので、
インストラクター仲間のハナちゃんにも手伝いにきてもらいました。

 陸上で道具の付け方と
                  使い方を説明 

     いよいよ海へ…  


最初は、やはり怖かったみたいです。
泳ぎだして〜と言ってもしりごみしてました。
でもほとんど小学校高学年の子たちだし、
1度泳いで見たら「なんだ、できるじゃん」
という感じでスイスイ。
エントリーしてすぐのところに魚がたくさん見えるので
どんどん視たくなったのかも。

ソラスズメはここでも大人気!
真っ青な群れがたーーくさんいて
ちょっと南国気分かな?

最初、あんなにモジモジしてたのに、
慣れたらなかなか海から戻ってこない子供たち。

  

後日聞いたところでは、バレーの試合のための合宿だったのに
感想のほとんどは「海でスノーケリングができて楽しかった」
だったそうで。
そんなにインパクト強かったんだ!嬉しいなぁ♪
コーチは複雑なカオでしたけど★


☆ ☆ ☆

磯遊びとスノーケリングレッスンの参加者からいただいたアンケートで
「とっても楽しかった」「ぜひ来年以降も継続して欲しい」
という感想を多数いただきました。

このイベント、準備やら細かい作業がかなり多いし、
通常の仕事して家事と育児しての合間と夜なべ作業は
正直しんどくなってきたのですが、
(トシのせい?とは言いたくないけど…;;)
そんな嬉しいことを言ってもらえると、また来年もやろうかなぁ…
何やろうかなあ…とぼちぼち考え中。

「こんなことをやって欲しい!」というご意見・ご要望など
ありましたらぜひ聞かせてくださいませ。


報告は MaMas&Takos・高橋いづみ でした。
(2010.10.6)



開催報告その3

新プログラム
「ぷち体験ダイビング」
の報告です!



今年初のプログラム。
マリンステーション・マーボウ オリジナル
『ぷち体験ダイビング』

体験ダイビングのさらに体験、という感じでしょうか。
タンクは背負わず、レギュレーター(オクトパス)
をくわえて泳ぎます。
深くは行かないしタンクも背負わないので
8才からOK!
というわけで、お子様達が参加してくれました!




かなりドキドキわくわくだったみたいですよ〜
うちの娘(9才)にも試しにやらせてみたのですが
あがってから大興奮で、
「潜れたよ!いろんな魚見れたよ!」と大騒ぎ。
楽しかったらしいです。
クマノミなんかも見れちゃいましたからね〜
あこがれの世界に1歩踏み込んだ感じがするのでしょうか。

とっても好評だったので
また来年もやろうと思います。

「これで大丈夫なら普通の体験を」
というのもアリですね。
大人の方ももちろんどうぞ!

ああ来年の夏が待ち遠しい〜☆☆

マーボウのニョーボウでした♪
(2010.10.8)




観察会
2008年夏 磯遊び&スノーケリングレッスン 開催報告

こんにちはぁ マーボウのニョーボウでございます。
この夏も、やりましたよー磯遊び。 まずは【磯遊び】前半2回の報告から。

今までになくたーーーくさんいて大人気だったのが タツナミガイ !
磯を歩いていると砂の中からなにやら紫色の煙幕が…何もいないように見えますが触ってみるとモニョモニョ。
掘り返すとほら!海獣映画に出てきそうな形のやつが!
コレを見て「うわー!変な生き物で面白い!」と思ったアナタは磯遊びにむいてますよん。
今回の参加者のみなさんは大喜び(なぜかお母さん達にうけた)。
最初気味悪がってた小学校2年生のT君も触れるように。


ウニだって、触れちゃいます。今回大きいムラサキウニがいましたよー
持っているのはうちの子小学1年生。小さい子の方が先入観がないからか怖がらずにもってくれますね。
握ると危ないけど、手のひらにそっとのせれば大丈夫。ウニがもぞもぞ動いてくすぐったい感じは楽しいです。


裏返すと丸い口が見えます。水槽の中に水を入れて下から見るとエノキダケの様な無数の足(水管)がみえてこれで移動する様子がよくわかります。

水の中で裏返して沢山の割り箸で周りを囲む 「大脱走作戦」も大成功!!
「図鑑に書いてあったのと一緒だ!!」と実物をみて実感してもらえたのは嬉しいですね〜

ちなみに同じ場所によく似た「ガンガゼ」という毒があり針がささっておれやすいウニもいるので分からないときはむやみにさわっちゃだめですよ。

1日目は他にもアオウミウシやメリベウミウシ、スベスベマンジュウガニ、ヒヅメガニ、クサフグ、カワハギbaby、ウツボ、サンゴイソギンチャク、なんかが見られました。


2日目はナンヨウツバメウオのbabyも!!かわいいいぃぃ〜オレンジ色で3cmくらいかな。 マツダイのbabyらしきものも。

数種のナマコやらカニやらヤドカリ、イソスジエビ、ハゼの仲間なんかはそこら中にいてこども達が捕まえたり観察したりするのに夢中になってました。

どうです?
ダイビングに負けず劣らず、いろんな生き物が見られるでしょ?






【スノーケリングレッスン】も今年は参加者が多く地元のタウン誌で紹介してもらったおかげで県内の元気っこ達がきてくれています。

道具の使い方がマスターできたとか、魚が観れた!とか喜んでもらえてなにより。
うちの娘(小学校1年)も、ろくに泳げないけどスノーケリングはハマったみたい。

9月でも水温高いし陸もまだ暑いのでできますよ。
クラゲが出る?・・・・1年中いますってば。

コドモにやらせてみたいおとーさんおかーさん、
コドモをダシにしてやってみたい おとーさんおかーさん
まだ間に合いますよ〜

【磯遊び】後半の報告に続く!

2008年夏 磯遊び&スノーケリングレッスン 開催報告その2

再び登場〜マーボウのニョーボウでーす!

夏休みの企画、無事終了しました〜。
参加者のみなさんありがとうございました。
新学期が始まって、やっといつもの生活に戻ってきたのでパソコンに向かってます。夏休みはやっぱり忙しい!!
遅くなりましたが【磯遊び】後半8月18日&19日の報告でーす

前半よりも水温がかなりあがっていて入っていても全然冷たくありません。
生物もずいぶん様子がかわっていて前回あちこちで海を紫色に染めていたタツナミガイが一生懸命探さないとみつかりません。

大きなムラサキウニやヒトデも見あたらないし・・・
半月違うだけでこれだけ違うから何時行っても楽しいんですよね〜

で、今回なんと言っても大ヒットは
4歳の女の子、Sちゃんが見つけてくれたスナガニです!

休憩時間みんながお茶をのんだりしている間に、Sちゃん一生懸命砂を掘ってました。
「カニさんのおうちをつくるのー.。
だってね、ここにカニさんいるんだよ」

最初みんなはごっこ遊びだと思ってました。「ほんとにいるんだってば」と言われても4歳だし・・・
が!いたんです。ほんとに。
砂とよく似た模様の小さなカニが!!

急いで捕まえて観察容器に入れ図鑑で調べてみると「スナガニ」と判明。

今まで磯ばかり見ていて砂浜を掘ったことはなかったんですねー
正直、初めて観ました。

「磯遊びなんだから磯を観察する」という既成概念にとらわれない、コドモならではの発見でした。やっぱりコドモってすごい!!
実際、大人よりも観察力が鋭かったりするので教わることは多いです。


最終日に参加のMちゃんNちゃん姉妹もイソスジエビ捕りに夢中になってましたが
大人よりも上手でした。
(エビは最後に全部海に返しましたよ!)






次に嬉しかったのは、滅多にみない「スナヂャワン」の親を見られたことかな。
「スナヂャワン」はたくさんあります。ごろごろと。
でもその親のツメタガイは普段、海中の砂の中に潜っているそうであまり見られないのです。
貝殻にツメタガイの開けた穴があるのも見つけたし「3点セット」が見られてなんだか満足。















メリベウミウシ(タイトル下の写真)はじっくり観察してお腹の中が透けてるのなんか見ちゃったし。

フレリトゲアメフラシとか、クモヒトデのあかちゃんとか、前回見なかった物もいろいろいましたよ〜


参加者の方々から「その後行った海でも今までと違う楽しみ方ができました」とか、
「お父さんがスノーケリングにはまって、すぐに道具を買いました」とか伺って、嬉しい限りです。(やっぱり、大人がハマる率は今年も高かった!)

この日のことを「夏休みの想い出」の作文に書いてくれた子も!
嬉しいなあ〜開催してよかった!

来年も、やっぱやろうかな。
よかったら、遊びにきてくださいね!!


2006 磯の観察会

またまた登場!マー坊のにょーぼう・いづみです。
8月26日の「磯遊びdayB」を最後に、今年の夏休みファミリー企画は終了!参加してくださったみなさまありがとうございました。遅くなっちゃいましたが、開催レポートで〜す。

「磯遊びdayB」当日は曇り。かんかん照りよりそのくらいの方がちょうど良い天気です。水がすごくキレイでしたよ〜透き通っているから底の方までくっきり見えます。なので小さくて身体が透明なイソスジエビも難なく発見。目が慣れると次々見つかるし、網で簡単に捕れるのでコドモ達も大喜び(後で海に返しますヨ)。シラスのように小さくて透明な稚魚の群もたくさん見れました。

大きなムラサキウニ(殻経8cmくらい)もいましたよ。波打ち際はバフンウニやムラサキウニのちーっちゃなbaby(殻経1cmくらい)が多いのですが、少し奥からマーボウが連れてきました。大きいから透き通った無数の足(水管)や口もよく見えます。この日のゲスト、大人はダイバーの方ですが、磯遊びは初めてということで触るのなんて初めて、とこわごわ。握らなければムラサキウニやバフンウニは大丈夫ですよ。トゲトゲしい見た目とは違って、手のひらにのせるとなんだかムズムズしてカワイイ奴です。

15cmくらいのトラフナマコは、水槽に入れてよく見ると、口の回りの触手がはっきりみえました。ウニと同じような足(水管)も見えて、両者が仲間だというのがちょっと実感してもらえたかな?ちなみにヒトデも仲間です。

この季節ならではの南方系の魚もいましたよ!シマスズメダイのbaby。小さくて平べったくて色白でなんともカワイイ♪こいつ、西伊豆の他の磯にもいましたよ。この時期普通にいるようですがごく浅いところにいるので、ダイビングの時は気づきませんでした。同じく南方系の超常連、真っ青なソラスズメダイは夏の初めから段々と群の数も大きさも増えて行くので、これからも楽しみです。

ケアシホンヤドカリは、ふさふさの足と真っ赤な触角がキュート。タテジマイソギンチャクは例によってコドモ達にぶにゅーっとやられてました。。。
ミヤコウミウシ、ミズヒキゴカイ、ケヤリ、スナヂャワンなんかも見ましたよ。透明度がいいので見つけやすかったです。ここの海はコンディションがよければほんと水がキレイで気持ちイイですよ〜。

そんなこんなで遊んであっという間に2時間。ゆっくりじっくり磯を歩いて生き物たちを観て、楽しんでもらえたかな?コドモ達はもう、とにかく夢中で!ずっと笑っていましたよ。


もう1つこの夏のファミリー企画、「親子でスノーケリングレッスン」もなかなか好評でした。
「泳ぐの大好き!いつもはプールなの」「海がとにかく好き!」「生き物なんでも好き!」「スノーケリングって、ちゃんとしたやり方がイマイチよくわからないから教えて欲しい」…参加の動機はいろいろでした。

さて、まずは陸上で、マスクの付け方、フィンの履き方、キックの仕方などマーボウから説明があり、いざ海へ。
背の立つ所でスノーケルの使い方を練習します。ここで、スノーケルに水が入っても「ぷっ」と出せるようになればOK!泳いでいるときずっと顔を上げずにいられます。

さあ、マスクとスノーケルをつけて、顔を海につけると・・・「すごーい!お魚がいっぱい!!」「海藻のジャングルみたい」「あっ イカだ!」  コドモ達の歓声とキラキラした瞳。嬉しいですね〜。こどもは慣れるのが早いので、一度コツをつかむとどんどん泳ぎ回っていろんな物を見ていました。
「すんごい楽しい〜♪♪♪」という声を聞くと、お知らせしてよかったなあ と思います。

時間はあっという間に過ぎていき・・・夢中になってなかなかあがってこないのはやはり大人が多かったかな(笑)そりゃー大人だって楽しいですよ。私もコドモに見せたいの半分、自分が見たいの半分です♪


やってみたくなったな〜というアナタ!スノーケリングやダイビングやってみたかったけど夏が終わっちゃったな〜というアナタ!!伊豆の海のベストシーズンはこれからですよ。海中は季節が2ヶ月遅いのでまだまだ水温は高いし、何たって黒潮に乗って南から、いわゆる熱帯魚のbaby達がやってくるので、そりゃー賑やかでカラフルです。スノーケリングや体験ダイビングは1年中受け付けていますのでお気軽にご連絡くださいね。
ご意見ご感想などもありましたらメールをいただけるとうれしいです。 
では、またお目にかかりましょう。  いづみでした。          

2004年に開催した模様を掲載いたします。

2004年夏のfamily企画
 「海辺のぴくにっく♪」

    こんにちわー またまた登場 マーボウのにょうぼう、いづみでーす。
     「海辺のぴくにっく」開催しましたよぉ
     遅くなっちゃいましたけど、ご報告しまーす。

     まずは7月19日(月)3連休の最終日です。
     天気 快晴。すごく暑くて海日和の日。中潮。最大干潮12:35
     場所は安良里(黄金崎)ビーチ。
     ダイビングポイントとしても有名ですが、少し離れたところに
     面白い場所があるのです。ふふふ。
     キレイな砂浜もあるので、海水浴客もいっぱい。ビーチバレーなんぞしてる
     おねえちゃんたちを横目に、潮だまり(タイドプール)のある磯へ。

     ゲストのうち、Mさん親子は、下田在住だけどなかなか海に行けない
     ママダイバーとmちゃん8才。
     コドモがそんな大きくなっても海に行けないのぉ?どうしよう・・・
     でも今回こんなきっかけで海にきてもらえて嬉しいです。
     潮だまりのオヤビッチャとかで嬉しくなっちゃいますよね。ね?

     浅い潮だまりには、マルオブネガイやホンヤドカリがあちこちに。
     つかまえやすいのでこども達も自分で捕ったりしていました。
     (後で海にかえしますよ)。
     手のひらに乗せてあげるとモゾモゾ・・こども達のくすぐったい顔って
     カワイイなあ。
     ウニだって歩くんですよ。赤紫色の透き通った足を出して棘を動かして。
     これはさすがにみんな手に乗せるのは恐々。でも握らなければ痛くないのです。
     口はどこかな?何を食べるのかな?水槽に入れて歩き方を見たり…といろいろ観察。

     ウミシダがいたので「自分で泳ぐし口もあるよ」と見せると、埼玉から参加のKさん
     ママは目がテン(・・;)
     普段は全く「海なんて…」という彼女は「コドモの体験の為」に参加してくれました。
     偉いなあ〜
     でも段々「みんな海に入って楽しそう」と、結局水着になって箱メガネを覗き
     「わぁ〜 青い魚(ソラスズメ)がいっぱい!」と喜んでくれてました。企画した者
     冥利に尽きますねー。

     そしてソラスズメって、この時期エントリー口なんかに沢山いますけど
     とっても「南方系」な感じがしていいですよねえ
     個体事に色が微妙に違ったりしてきれいで。
     あまりに普通種だけど私は好きです。

     そしてKさんちのsくん(5才)は、ママの期待通り、カニや魚を捕まえて
     ワンパク小僧になってました。パパはマーボウにスノーケリングの手ほどきを軽く受
     け、3点(マスク、スノーケル、フィン)を着けて出るや、戻ってきません。
     そーそー。「コドモのため」に来てみて、海にはまっちゃうパパやママは多いので
     す。これも企画者としては嬉しいところ。
     やっぱ親も楽しまないと。

     あっという間に2時間経ってお昼過ぎ。
     一応解散の挨拶をして、水槽に入れて観察していた生き物たちを海に帰し
     上がろうとしますが、みんななかなか海から離れがたく・・・
     「三共食堂」に着いたときは倒れそうなくらい腹ぺこでした。
     「小鰺寿司」美味しかったですよー

   

     
そして8月21日土曜日。ちょっと曇っていました。
     今までの暑さが一休みしたような・・でもコドモ達は元気いっぱい!
     4家族12人(大人7人こども5人)と賑やかです。
     遠く群馬からのゲストも有り。ありがとうございます〜

     まず、最初の潮だまりで小さな透明のエビ(イソスジエビ)を見つけます。
     ジッとしているように見えるのに、つかまえようとすると
     ひゅっと逃げてしまうので、なんだかムキになってしまって・・・
     Mさんちのmちゃんが網で上手に捕ってました(後で海に戻します)。
     こういうのって、コドモの方が上手だなぁ。

     マーボウがスノーケリングで ウニ・ヒトデ・ウミシダ・ナマコなんかを捕まえてき
     たので(モチロン後で海に戻しますって)、水槽に入れてみんなで観察。
     ヒトデは長い足(ホントは足じゃないんだけど)4本と短いのが2本出てます。
     短いのは再生中だから、というと横浜から参加のHさんママびっくり。
     海は海水浴くらい、ということですが すぐになれて
     「ナマコってぷにょぷにょで気持ちいい〜」とか、臆せずウニを手に乗せたりとか
     今までにない体験!と喜んでくれてました。
     そーです 海って変な生き物がいっぱいいて面白いでしょ〜
     と紹介したかった私としては この反応は嬉しいです。

     だんだん潮がひけて(この日の干潮は14:23)潮だまりが増え、
     いろんな生き物が見やすくなってきます。
     おっ 波がちゃぷちゃぷしてるあたりから カメノテが手を出している!
     カメノテって、ほんとそのまんま「亀の手」みたいな形をしてたくさん岩についてて
     なかなかユーモラス。波が来ると手を出してオイデオイデするように降るのですが
     この手がなかなかよく見ると美しい。触るとひゅっと引っ込めてしまうのが
     こども達の興味を引いてました。 ダイビングするときはほとんど見ませんよねー
     エントリーするあたりにたくさんいるのですが。

     箱メガネではオヤビッチャの小さいのや真っ黒なボディに白いラインが美しい
     婚姻色のヘビギンポなんかが良く見えました。やっぱりきれいな色の魚は人気でした。

     潮がだんだん引いて楽しくなってきたので少し時間を延長して、お昼過ぎに修了しました。
     みんなランチもそこそこに、また海に入っていましたが・・・

     前回も今回も、「ぴくにっく」というよりは「磯遊び&スノーケリング」で、
     海へばしゃばしゃ入ってしまいました。あははー
     でも、楽しんでもらえて、これが海に行くきっかけになってもらえたなら
     よかったかな。参加者のみなさんありがとうございました。

     またこれからも、ぼちぼちなんかやろうと思ってますので、今回来て下さった方も
     残念ながら来れなかった、と言う方もぜひ遊びにきてくださいね。

     ではでは〜
     いづみでした。