ランラン - 03/01/08 13:01:21 |
CYP3A阻害作用のあるものをin vivoで簡単に評価する方法に、尿中コルチゾール/6β−ヒドロキシコルチゾール比の測定がありますが、相関の有無が言われています。腎クリアランスを考慮しなければ、評価できないでしょうか?また、コルチゾールには日内リズムがありますが、0-24時間の尿であれば日内リズムを考えずに評価できるでしょうか? |
M Kato - 03/01/09 00:05:21 |
私は非臨床の人間なので勉強不足の部分もありますが、「CYP3A阻害作用のあるものをin
vivoで簡単に評価する方法に、尿中コルチゾール/6β−ヒドロキシコルチゾール比の測定があります」というのは本当でしょうか。文献ありましたら教えてください。酵素誘導では利用される方法と思いますが、これはリファンピシン投与時で3−4倍変化しますが、これも文献を見る限り、かなりばらつきます。酵素阻害をこれで検出するためにはかなり阻害されなければ、検出できない方法というのが私の認識です。酵素誘導を検出するには24時間尿よりも朝一の尿の方がばらつきが小さいようです。 |
ランラン - 03/01/09 10:18:14 |
確かに、酵素誘導の評価によく使用されていますね。おっしゃるように、明らかにCYP3A活性を阻害するようなものでなければ変動は見にくいと思われますが、グレープフツーツでは比に変動が見られると聞きました。的確な文献ではないかもしれませんが、Clin
Exp Pharmacol Physiol. 1998 May;25(5):379-81.やBr J Clin Pharmacol 2001
Apr;51(4):350-4は参考になるでしょうか?薬を投与しなくても評価できるのが利点だと思いますが、CYP3A阻害を見るには適していないでしょうか? |
M Kato - 03/01/09 17:58:25 |
ランランさんはメーカーの方ですか?厚生労働省の通知に相互作用の判定基準として80-125%を示しています。この差を6OH-cortisol/cortisolで検出するのは先ず不可能でしょう。教えていただいた文献みましたが、methodoneは半減期27hであり、4-8, 8-12h間隔で採尿しています。短半減期の薬物ではあまり利用できないと思います。長半減期のものやmechansm based inhibitionの薬剤では利用できると思いますが、これで阻害がわかる薬物は使用にかなり注意が必要でしょう。 |